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企業が求める現代版「頭がいい人」の条件

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企業が社員に求める「頭の良さ」とは

「頭がいい人」の定義とは何でしょうか。知識が豊富な人、計算の早い人、暗記力のある人、就職や大学入試のときの筆記試験で高得点が取れる人など。こうした定義は、昔ながらの「学校優等生」に近い人物像といえます。一方で、最近は普通の人が思いつきもしないような斬新な発想ができる人、無駄やリスクを最小限にして最大の成果を上げるようなやり方ができる人を「頭のいい人」とする風潮もあります。

要は、どういった場面と目的に必要な「頭の良さ」なのかが問題で、それによって定義が変わるわけです。では、企業が社員に求める「頭の良さ」とは、何でしょうか。その答えを探るためにはまず、現在企業が置かれている状況を考えてみましょう。

社員も新しい技術や考え方を吸収し、それを実践することが必要

あらゆる分野のビジネスの世界では、予想以上の速さで技術革新が起こっていて、それに伴う働き手の意識改革が常に求められています。ハードとソフトの両面で進化を続けるのが現代社会と言えますが、これに追従できない企業は、残念ながら衰退に向かうのでしょう。だからこそ、企業が生き残りを賭けて進化を続けるために、経営陣と共に社員たちも、常に新しい技術や考え方を吸収し、それを実践することが必要となります。

そのためには、慣れ親しんだ従来のやり方に固執せず、未知の方法を合理的に取り入れるためのPDCAを回すことが重要です。また、もう一つの大きな変化として、今や知識の蓄積やある種のデスクワーク、例えば定型の書類作成や比較的単純な翻訳などは、もはや人間よりもコンピューターが担うべき作業となりつつあるという点があります。つまり、誰でも自分の頭に知識を蓄えることなく、一瞬で膨大な情報を検索し、それを利用できるわけです。

変化を恐れず、人生を楽しむ姿勢を持つ人

ここから、企業の求める人物像について、次のような答えが見えてきます。
1.常に自分で学び続ける人=年齢に関係なく考え方をアップデートできる人。

2.既成概念にとらわれず"ゼロベース"で物事を考えられる人=ちょっとした発想の転換で新しい切り口を見つけてくれる人。

3.必要な情報やデータを収集し、それを基に独自の仮説を立てられる人=正しい解答を見つけるのでなく、新しい解答を提案してくれる人。

しかし、このように「前進あるのみ」的な状況では、人は精神的に疲弊してしまいます。ストレス満載でイライラしながら他人と衝突するようでは、いくら頭が良くても、それを仕事に生かすことはできません。

以上のことからまとめると、現在企業の求める「頭の良い人」とは、進歩する技術と溢れる情報を上手に利用し、独自の考え方ができる人であり、さらに、心身の自己管理に長け、仕事とプライベートをどちらも充実させる人となりそうです。つまり、変化を恐れず、人生を楽しむ姿勢を持つ人だといえるかもしれません。

(安藤 ゆかり/研修講師・キャリアコンサルタント)

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