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映画『チャッピー』映倫の規制対象に 国内では再編集版のみ上映

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『チャッピー』 / 画像は公式ツイッター @ChappieTheMovie より
第9地区』や『エリジウム』といった、近未来の世界を独自の視点で描き出すニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』が、5月23日(土)より公開される。

今回、映画の上映区分などを決定する映画倫理委員会(映倫)の指摘により、日本国内向けに再編集し、12歳未満の鑑賞には成人保護者の助言や指導を適当とする、PG-12指定で上映することを配給元であるソニー・ピクチャーズの公式Twitter上から発表された。

また、再編集前の『チャッピー』の上映は予定しておらず、映倫の審査内容や修正箇所の告知も予定していないことも発表された。

表現規制がもたらした映画ファンの失望

映画『第9地区』では、エイリアンが占拠するヨハネスブルグのスラム街を舞台に、人間とエイリアンの交流を過激に、かつユニークに描き上げたブロムカンプ監督。

今回の表現規制と再編集の発表を受けてネット上では、これまでのブロムカンプ監督の作風を損なうのではないか、劇場に行く気が無くなったなど、落胆するファンの声が多く広がっている。

さらに、一部の映画ファンはブロムカンプ監督の個人Twitterアカウントとみられるユーザーへ、直接質問を投げかけている。

「ソニーピクチャーズは作品の一部をカットし、PG-12指定で日本公開すると発表しましたが、ご存知ですか?」

「いや…確認してみます。そんなことは聞いてないです」

ソニーピクチャーズの発表には、「監督の賛同を得た上で」と表記されているが、このやりとりから察すると、ブロムカンプ監督が認識していなかった可能性がある。

再編集されることへの映画ファンの落胆する思いや、監督自身が認知していない可能性もあることなど、これらの事態に映画ファンには波紋が広がっている。

表現の自由と規制。多くの観客に見てもらいたいという映画の難しさ

映倫の公式ウェブサイト上では、「また映画製作者が外部からの干渉を排除して自由に製作できる環境を作るとともに、観客の見る自由を保障し、さらに、次世代を担う未成年者がその成長に際し対応を誤ることのないよう配慮しています。」と記述されている。

今回の再編集により、PG-12指定上映とされたことで、小学生以下には助言や指導が求められるが、すべての年齢層が本作を鑑賞できることとなった。

反面、再編集された箇所により映画製作の自由や、映画鑑賞の自由が損なわれたことも否めない。

映倫の掲げる「映画製作の自由」「映画鑑賞の自由」「未成年者への配慮」、この3点すべてにおいて満足できる映画文化が形成されることを願うが、実際にはじゃんけんのように、それぞれが相反する関係性を持っていることも忘れてはならないだろう。

是非とも、再編集されていない『チャッピー』を、そして本作に込められた製作者たちの思いが、映画ファン届けられる機会があることを願う。

CHAPPIE Trailer (Official HD)

引用元

映画『チャッピー』映倫の規制対象に 国内では再編集版のみ上映

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