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ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ、武道館初日終了! 本日最終公演直前にその見どころをお届け

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ、武道館初日終了! 本日最終公演直前にその見どころをお届け

 ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズが、昨日4月15日、日本武道館にて来日公演を行った。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ ライブ写真一覧

 4月6日より続いている、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの新作『チェイシング・イエスタデイ』を引っさげた今回の来日ツアー。昨日はそのトリを飾る東京公演の初日となった。本記事は本来ならライブ・レポートということで、起こった出来事を仔細に記したいところだが、まだ最終日の4月16日ーーつまり、本日!ーーの公演が残っているということで、ネタバレを避けるべく、ここではライブのポイントに触れるのみに努めたいと思う。それでも、一切の情報も入れずにライブを観たいという方は、ぜひ今はブラウザを閉じて、終演後に振り返りがてらにでも見返して頂きたい。

 また、本記事のアップ後、数時間後に始まる最終公演は、当日券も出るとのことなので、まだ迷っているという方はぜひご一読頂きたい。もちろん、もうチケットを確保し、参加することを決めているという人も、この記事を読んでから会場に向かって貰ったほうが、ライブを一層楽しめるはず。ということは念押ししておく。あと、可能な限り煽り記事のようにならないよう努めたいが、書かないことが存在する以上、どうしてもそういう側面が出てしまうということも念頭に置いて読んでもらった方が良いだろう。

 以上のような前提で書いている記事のため、もちろんセットリストの詳細についてはここでは触れない。(とは言え、いまどき少しネット検索すれば、ここ数日のセットリストはすぐに分かるだろうけど。)

 ただ、それでも、第一に言えることは、今のノエルと彼のバンドが絶好調だということだ。昨日の公演では、ノエルの声もバッチリ出ていたし、バンドのアンサンブルも鉄壁。曲を演奏し、観客聴かせるという、バンドの基本的な役割に対する精度という点で言えば、現在のノエルとそのバンドのレベルはオアシスの比ではないだろう(もちろん、あのバンドにあった“魔法”を否定するわけではないけど)。その意味で、今回の来日ツアーはノエルにとっては、キャリア史上最も充実したライブの一つに数えられるはずだ。

 第二に、ノエルのソロ作の楽曲が非常に良いということ。曲によっては、録音バージョンよりも遥かに曲本来の魅力が伝わってくると感じた。ソロ以降のノエルは、サウンド的には、ほんのりサイケ・フォーク風のモッズ路線、ブルーアイドソウル路線を突き進んでいる、と筆者は考えている。だが、楽曲の魅力という点から言えば、やはり他のアーティストとの最大の差異になっているのは、キャッチーでアンセミックなフックやコーラスと、そのサウンドの絡ませ方だ。8ビートのパンキッシュな曲だろうが、ファンキーな16ビートの曲だろうが、とにかくどの曲にも聴き手の耳を捉えて離さないフックがあり、その完成度はまさに職人的という言葉が相応しい。そして、その強度を文字通り“体感”するという意味で、やはりライブほど最適の場所はないのだ。「ノエルの書く曲の良さなんて十分に知っているよ」という人ほど、気付きと発見の多いライブになるはずだ。

 あと、これは流石に多くのファンが知っていることだと思うので書いてしまうと、オアシス時代の曲も演奏する。もちろん、みんなが大好きなあの曲もやるし、ちょっと意外なあの曲やあの曲もやる。ただ、その選曲以上に個人的に印象的だったのが、現在のノエルの志向やバンドに合わせて改めてアレンジされたあの曲。原曲長大なサイケ・ロック風のアレンジから、カントリー的とも言えるフォーク・ロック風のアレンジに切り替わっていて、ソロ以降のノエルが音楽家としてのポテンシャルの枝葉を伸ばし切ろうとしていることを改めて痛感した。こうした肥沃で芳醇な音楽的充実は、ソロという小回りの利く環境でこそ追求できるものだったろう。その意味で、寂しくはあるが、オアシスを止めてまで活動するその必然性が感じられるライブでもあった。

 冒頭でセットリストには触れないと言いつつ、これだけは書かせて欲しいのが、「Do The Damage」は聴いておいた方が良いだろうということ。新作『チェイシング・イエスタデイ』のデラックス版にしか入っていないこの最高のモッズ風トラックは、今回のセットリストのとても重要な位置に置かれている。もちろん、全く未聴の曲でもその場で聴いて楽しめるということもあるだろうが、やはり事前に知っておきたいという人も多いだろう。『チェイシング~』通常版で買ったという人は。この曲だけでもダウンロードするなりして聴いておくと、楽しみが広がるはずだ。

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