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訴状をなくしてしまいました。どうしたらよいでしょうか?

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Q.

 受け取った訴状をなくしてしまいました。第1回口頭弁論期日がわからなくなりましたし、事件番号も、管轄の裁判所も忘れました。片っ端から裁判所に擬制陳述をしに行こうと思っています。その場合、事件番号は不知でかまいませんか?
 それとも、事件番号を開示させたほうがいいでしょうか?そうすると、いろんな裁判所に問い合わせなければならないので、時間がかかりそうです。
 しかも、原告が住所を変更している可能性もあります。いい手段ありませんでしょうか?

(60代:女性)

A.

 一般の裁判は、原告の住所地の裁判所か、被告であるあなたの住所地の裁判所かのいずれかで行われます。訴状をなくし第1回口頭弁論期日も分からないし、どこの裁判所かも分からないということで、片っ端から裁判所に擬制陳述をしに行こうとのことですが、毎日毎日どこかの裁判所に朝10時から擬制陳述をしに行くというのは、同じ裁判所でも係属している担当部がどこかも分からないのですから(したがって法廷すら分からないのですから)、時間的にも物理的にも不可能なことだと思います。

 ご質問の内容からすれば、原告の氏名はお分かりのことだと思います。おそらく訴状等を紛失してもそれは覚えているはずですから。また原告が住所変更をしている可能性があるとのことですが、それであるならば、大至急弁護士に相談をして、原告の旧住所を手がかりとして、現在の住所を調査されることをお勧めします。
 財産上の訴えの場合には義務履行地として原告の住所地の裁判所が管轄権を持ちますから(民事訴訟法5条1号)、原告の住所が判明したならば、その住所地を管轄する裁判所に、身分証明書などを持参して事情を説明して裁判所の指示に従った行動をとることになります。また、あなたの住所地が管轄となる場合もありますので、あなたの住所地の裁判所にも行ってみてください。

 さらに、あなたの住所地を担当する郵便局に相談してみてもよいかもしれません。裁判所からの訴状は「特別送達」という形式で送られてきます。これは訴状の発信元である裁判所に対して、あなたがいつ訴状を受領したかということを明らかにするために、郵便局が裁判所にその旨の記載がある葉書等を送付する制度のことをいいます。この特別送達の場合、その控えが郵便局に残っているはずですから、やはり身分証明書などを持参して、大体でもかまいませんから(特定できればなおいいです)、いついつ頃に配達された訴状だけれども、発信元である裁判所を教えてもらいたいとお願いしてみてはいかがでしょうか。これで裁判所が分かれば、その裁判所に出向いて事情を説明し、その指示に従ってください。

 いずれの場合も、当然ながら裁判所に対して訴状を再交付してくれるように頼むことになります。訴状の内容が分からなければ裁判を進めることができないからです。
 訴状を受領してからどのくらいの期間が経過しているのかが分かりませんが、一般的には1か月ほど先の日が第1回口頭弁論期日として指定されています。訴状を受け取ってからかなりの期間が経過していれば(もちろんそうでなくても)早急に上記の方法を試してみてください。

元記事

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