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米倉涼子別居報道に見る有名人女性の夫としての正しい在り方

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、夫のモラハラや別居報道で世間を賑わせる米倉涼子に注目。

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 週刊文春が報じた米倉涼子が夫から受けたとする“モラハラ”に関しての記述は、芸能マスコミはもちろん、読者や視聴者にも大きな衝撃を与えた。

 最初にスポニチが報じた「離婚も」や、翌日サンスポが書いた「ハワイ挙式とりやめ」などは、当初、所属事務所が言っていた「夫婦ゲンカの延長」という理解もできたが、今回、文春は、東京にいる米倉と大阪にいる夫A氏を同時に直撃。どちらも離婚について明確に否定をしなかったうえ、米倉は「辛かったですか?」という文春記者の質問に「……うん」と答えたという。

 自宅で自分はソファに座り、妻を床に5時間も正座させて説教をしたとか、知人が多数いる前で妻を叱責したり罵倒したりしたという報道を受け、私が『ドデスカ!』(メ~テレ)で共演しているジャーナリストの大谷昭宏氏は「御主人は、米倉さんと張り合っていたのかもしれないね」とコメント。なるほど、そういうことなのかもしれないと思った。

 一流企業から独立し、起業。2才年上の視聴率女優をめとったことは、夫にとって最強のブランドになったと同時に、どこに行っても「米倉涼子の夫」と言われてしまうのは、30代のA氏にとってはおもしろくはなかったのだろう。

 いまA氏は仕事の関係で関西にいるのだという。新婚のA氏が妻のいる東京から別居してまで関西に移住しているワケは、もともと関西の大学出身で知人が多いうえ、競合する会社が多数ある東京に比べて、仕事を拡張しやすいというメリットがあるからだと言われている。

 そんなA氏が夜な夜な大阪の繁華街に現れては、いわゆる“おねーちゃん遊び”をしているもようも週刊文春のカメラはとらえている。そこでA氏は、自分が米倉の夫であることをネタに女性を口説いているとの噂もある。

 どうやら、スピード離婚が避けられないことになりそうな米倉涼子だが、この結婚は2年も交際してのゴールインだし、いわゆる、あてつけ婚でもなければ略奪婚でもない。

 となれば、世間一般から女優・米倉涼子が批判される理由は何もない。どう読んでも米倉サイドから出た情報の段積みとは言え、週刊文春の記事によって、「これはダンナが悪い」「米倉さん、かわいそう」と、まるでスザンヌの離婚のときのように世間は思っているに違いない。今後の彼女の芸能活動は「失敗しない」ではなく、「心配しない」で良いように思う。

 夫婦のことは夫婦にしかわからないし、そういう、Sっ気のある男性に大女優がコロッといってしまうのは、よくある話だ。蝶よ花よとおだてられて生きてきた女優が、撮影現場で厳しく指導する監督やプロデューサーと恋に落ち、結婚するケースは芸能界では過去にも山ほどあった。

 しかし、そういう男性たちの多くは、いざ結婚すると、家でも女優として扱ってくれると聞く。「家事なんかして、手でも切ったらどうするのか」と包丁も握らせてくれないとか、「美しく有り続けるのが仕事」と、結婚後も女優の妻を立たせ、自分は裏方に徹するのだという話もよく耳にする。

 女優だけではない。エグゼクティブキャリアウーマンの夫には、そういうタイプが多く、たとえば私たちのあいだでもっとも評判が良く、“理想の夫”の代名詞なのが山東英樹氏だ。

 日本を代表するデザイナー、芦田淳さんの次女で、「ミスアシダ」改め「タエアシダ」のデザイナー、芦田多恵さんの御主人である。

 参議院議員・山東昭子氏の甥であり、日本興業銀行のエリート行員でありながら、多恵さんと結婚し、ブティックアシダの広報を中心に、芦田淳さんも支えている英樹氏。

 我々マスコミは、淳さん、多恵さんが年に2回ずつ開催するファッションショーの場で必ず英樹さんのエスコートを受けるのだが、腰が低いのにペコペコしているわけではなく、おおらかで、ユーモアのセンスもあり、それほど雄弁ではない妻・多恵さんに代わって、実に社交的に振る舞っていらっしゃる。

 そんな英樹さんは、「本当に凄い」「働く女性の夫の鑑」と、うるさ型のマスコミ女性から大評判なのである。

 また、先日、まつげ美容液の発表会でお目にかかった君島十和子さんの夫、君島誉幸氏にも同じことを感じた。

 ワイドショー的には、すったもんだがあった『君島インターナショナル』だが、同社の代表でありながら、「フェリーチェトワコ・コスメ」のプロデューサーで、いわば同社の広告塔である妻・十和子さんを温かく見守りながらも、後ろでしっかり支える誉幸さんの様子には、やはり詰めかけたアラフォーのマスコミ女子たちが「理想の夫」と崇めていた。

 美しく、力もある女性を妻にめとった男性は、妻と張り合ったり、人前で妻よりも上だと振る舞うのではなく、件の山東英樹氏や君島誉幸氏のように、堂々としながら一歩下がっているような人のほうがうまくいくし、結果、周囲からも敬われるのではないだろうか。

 米倉涼子の夫・A氏には会ったことがないのだけれど、それができないというのなら、やはり大女優の夫としては失格と言わざるをえないだろう。


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