ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

「年収1000万稼いでも、幸せじゃなかった」。20代の若者が行き着いた「ミニマリズム」とは?

DATE:
  • ガジェット通信を≫

20代で1,000万円を越える年収を稼ぎ、高級マンションに住み、高級車を乗り回していたライアン・ニコデマス氏。そうすることが、幸せになることだと思っていた。

しかし、むしろ心には大きな穴が開いてしまったことに気が付く。そんな時、親友のジョシュアが教えてくれた“ミニマリズム(最小限主義)”という考え方に感銘をうけ、彼の人生は再び輝き始めた。

 

彼の人生を変えた“ミニマリズム”とは何なのか。本当に豊かになるとはどういうことなのか。新たな生き方を始めた、ライアン・ニコデマス氏がTEDxTalksで語ってくれた。

彼のスピーチを簡単にまとめると、

1.お金で幸せは買えない

20代で年間1,000万円以上稼いでいたが、大事なものが何かわからなくなった。その空虚感をもので埋めようとしても、幸せにはなれなかった。お金では、本当の豊かさは手に入らない。

2.持ち物の、80%は不要なものだった
本当に必要なものはなんなのかを知る為にも、まず持ち物を減らして生活してみる。そうして残ったものがあなたにとって本当に大切なものだ。

3.手放すことで人生の目的が見えてくる
生活のためにたくさん働いたり、物に執着するのが悪いわけじゃない。ただ、それが人生の第一目的となってしまっては、なにが本当に大切なのかを見失ってしまう。真の目的を持って、人生を歩んでいこう。

こんにちは、ライアン・ニコデマスです。そしてこちらはジョシュア・フィールズ・ミルバーン。二人で、theminimalists.comというウェブサイトを運営しています。

まずは、私がどのようにして豊かな人間になったのかについてお話したいと思います。

お金で幸せは買えない

私は昔、年間500万円を稼ぐことで、豊かになれると思っていました。それで、20代の早いうちに500万円稼ぎましたが、豊かな気はしませんでした。

だから、年間700万円なら、1,000万円なら本当に豊かになれるかもしれないと思いました。同時に、たくさんの物を手に入れれば豊かになるのではと考えました。

だから5年前の私は、アメリカンドリームを求め、お金をたくさん稼ぎ、その分たくさんお金を消費していました。名の知れている会社で、羨ましがられる肩書きを持って、年間1,000万円以上は稼いでいました。

数年に一回は高級車を乗り換え、ベッドルームが3つ、リビングが2つもあるマンションを持っていました。でも全然幸せな気はしませんでした。

周りの人々は私が成功していると言いましたが、それは表面的な成功にすぎませんでした。外側からは見えないものをたくさん抱えていました。たくさんのお金を稼ぎましたが、ものすごい借金がありましたし、ストレスと心配と不満でいっぱいでした。そして、私の心にはぽっかりとした、空虚感がありました。

だから、その空虚さをたくさんの物で埋めようとしました。新しい車に、電子機器、高い服、家具などをたくさん購入しました。

現金がなくなったときはクレジットカードで支払い、いつしか自分で稼ぐスピードよりも速くお金を消費していました。

でも、物は空虚感を埋めてはくれず、逆にもっと空虚感を広げました。その空虚感をさらに物で埋めようとし続け、借金は増えるばかりでした。この悪循環は何年も続きました。

20代後半の私の人生は、まわりからは最高に見えたでしょう。でも内側は、ぼろぼろでした。離婚もして人生につまずき、アルコールも薬物にも手を出して、最悪の健康状態。その時の私は情熱や目的もなく、自分の健康や人間関係も気にしていませんでした。だれかのために役に立っているわけではなかったし、自分が成長しているわけでもありませんでした。

給料日の為に、そして好きでもないキャリアの為に生きていました。いや「生きて」さえいませんでした。私は鬱になっていたのです。

80%はいらないものだった
ミニマリストの始まり

30代に近づいたある時、親友のジョシュアが何だか幸せそうに見えました。

彼は同じ会社で働いて、一緒に昇給してきました。彼は最近母を亡くし、離婚までしている。それでもどうして幸せに見えるのか、全くわかりませんでした。

私がジョシュアに尋ねると、彼は“ミニマリズム(最小限主義)”について説明してくれました。ここ数ヶ月、人生をシンプルにするために人生のがらくたを捨てて、本当に大事なものだけを残したことを教えてくれました。

それから彼は私を、“ミニマリズム”のコミュニティに連れていってくれました。そこで出会った人々はみな、会社で豊かだと呼ばれている人たちよりもはるかに豊かに見えました。それぞれ違ったライフスタイル、バックグランド、家族構成、仕事状況でしたが、2つの共通点がありました。

1つは、彼らは意味と目的のある人生を生きていたということ。もう1つは、意味のある人生というものの根拠をミニマリズムに基づいてもっていたということ。

だから、すぐに問題を解決したかった私は、その場でこのアイデアを実践することを決断しました。全ての荷物をパッキングし、それから3週間は、必要なものだけを箱からとりだして使って生活するようにしたのです。

3週間後、私の持ち物の80%は箱に入ったまま、リビングの端っこにありました。私を幸せにするはずだったあの物たちは、全くその役目を果たしていなかったのです。だから私はそれらを全部、寄付したり売ったりしました。

スペースができたことで、はじめて豊かな気になりはじめたんです。1ヶ月後には、私のものの見方は完全に変わっていました。

手放すことで
人生の真の目的が見えてくる

数年前、2人でモンタナに引っ越しました。その場所で私たちは、自分の為だけでなく、世界に貢献したいと心から願う人々のコミュニティに出会いました。彼らは本当の意味で豊かな人々でした。これが真のコミュニティだと思うのです。

みなさんは日々、大切な時間をどんなことに費やしていますか?メールやFacebookをチェックしたり、テレビを見たり、オンラインショッピングをしたり。本来は必要なく、幸せを与えてくれないものを買うために、給料日だけを目指し働いていませんか?

私たちは、お金のために一生懸命働くことや物に執着することが悪いとは思っていません。ただ、そういうものを第一に考えていると、自分にとってなにが一番大事なのかということを見失ってしまうこともあるのです。人生の目的を、忘れてしまってはいけません。

ちょっと増えすぎたもの、人生のがらくたは捨ててみることです。そうすれば「残った大切なもの」、例えば、健康や人間関係、目的、貢献、そしてコミュニティといった本質的にあなたの人生において大切なものに集中できるようになるはずです。

Reference:You Tube

関連記事リンク(外部サイト)

モノを減らすのではなく、そもそも「モノを買わない」ススメ
【世界が共感した】本当の幸せを掴むために、人生で手放すべき「19のコト」
ハーバードでも実践!心理学データで分かった、幸せになれる「10のメソッド」

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
TABI LABOの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP