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「7月生まれの社長」は米国になぜ少ない? 誕生日が子どもの将来に与える影響

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もしも生まれた月によって自分の人生が決まるとしたら、あなたはどう思うでしょうか? 2012年のブリティッシュ・コロンビア大学の調査によると、米国を代表する上場企業500社の社長のうち、3月生まれは12.5%を占める一方で、7月生まれは5.8%しかいなかったそうです。

この4か月の差は、何によるものなのでしょうか? ドレーク・ベーア氏は米ビジネスインサイダーに、「米国の学校制度が子どもたちの人生に大きく影響している」というレポートを寄稿しています。
幼少期に「リーダーの役割を与えられること」が影響か

学校では子どもたちの学年は、生まれた日によって決まります。米国では地域によって異なりますが、学年の区切り目(新学年が始まる日)は9月から1月の間になります。

したがって同じ学年でも、6月や7月生まれの子は実質的に一番幼く、3月や4月生まれの子どもの方が月齢が上になるわけです。

ブリティッシュ・コロンビア大学のレビ教授は、同じ学年でも、まだ知的に発達していない年少の子よりも年長の子どもの方がいろいろなことが上手にできるとして、次のような可能性を指摘しています。

「よくできる子どもはリーダーとしての役割を与えられ、学習する機会や有利な立場を得ることができます。そして、それは一生影響するのです」

さらに、デューク大学の調査によると、学年の区切り目の直後(9月始まりの学校の場合は9月頃)に生まれた生徒は、区切り目の直前(同8月頃)に生まれた生徒より中学校における読解、数学において優れており、また、非行に巻き込まれることが少ない傾向にあるといいます。

一方で、学年の区切り目の後に生まれた生徒の方が、高校を中退したり19才までに重罪を犯したりする傾向があるといいます。これは、区切り目以降に生まれた生徒は、法律に抵触する年齢に早く達するからです。
日本なら「4月生まれ」が有利?

誕生日の影響は、スポーツにも当てはまります。マルコム・グラッドウェル氏は著書「Outliers」でこう説明しています。

カナダのアイスホッケーのジュニア選手の区切り目は、1月1日。1月2日に10才になる男の子が、年末まで9才のままの選手と一緒にプレーすることになります。その結果、カナダのプロ・アイスホッケー選手は1月生まれが圧倒的に多いのだと。

このような弊害を避けるために、米国では子どもを1年遅らせて入学させる親もいるそうですが、それも考えもののよう。1年遅れで入学した子どもは、同年代の子どもと比べてIQが低く、生涯収入も少ないという調査結果があるそうです。

もしこの話が日本にも当てはまるとすると、日本では学年の区切り目直後の4月生まれの社長が多く、3月生まれが少ないということになります。

しかし、日本の社長さんの誕生日で1番多いのは1月1日、次が1月2日という話も耳にします。もっとも昔は年末に生まれた子どもは、縁起よくお正月に生まれたことにして届けることもあったようで、あまりあてにはならないのですが…。みなさんの周囲ではどうでしょうか?

(参照)How Your Birthday Affects Your Chances Of Success (Business Insider)

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