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夏木マリ、44年のキャリアで初の全国ライヴハウスツアーがスタート

「年齢は記号」という自身のスローガンを体現するかのように、60(ロクマル)を超えてなお一層アグレッシブな夏木マリ。ついに4月8日、渋谷TSUTAUA O-nestにて自身初の全国ライヴハウスツアー『夏木マリ MAGICAL MEETING TOUR Live & Talk 2015』全18公演の初日公演が行われた。

4月8日@渋谷TSUTAUA O-nest (okmusic UP's)

ずっと念願だったという小規模のライヴハウスでのツアーは、夏木マリにとって、キャリア44年にして初のチャレンジ。北海道から沖縄まで、6月までの約3ヶ月に渡る長丁場のツアーではあるものの、元々歌手としてキャリアをスタートさせた夏木マリにとっては、この初めての試みに「新人のつもりで、フレッシュな気持ちで本気で楽しみたい」と意欲を示していた。

ツアー開催前には、自身の発案により、ライヴで披露するカバー楽曲のリクエストを公式FacebookやTwitter募集する企画を実施。この企画に際して、「ゲラゲラポーのうた」(キング・クリームソーダ)をはじめ、夏木マリが幅広い楽曲のカバーに挑戦した「歌ってみた」動画をYouTubeにアップしており、夏木マリ自身がツアーに向けての準備を心から楽しんでいる様子が話題となった。

そして迎えたライヴ初日。会場にはまさに老若男女、幅広い世代のファン約120名が集結した。まず最初に自己紹介代わりに歌ったのは、自身の半生を赤裸々に歌った「スワサントンブルース」。「スワサントン」はフランス語で「60」を意味し、60歳の節目に制作したまさに自伝とも言える楽曲。続いてカバー曲リクエスト募集企画で上位に輝いた2曲を披露。

そして今回のツアーのために制作したという新曲「夜目 遠目 傘の中」に続き、英アーティストの楽曲の数々をブルースロックなアレンジで、自身作のオリジナル日本語詞と共に歌い上げた。

さらに、73年にリリースし一世を風靡した自身のヒット曲「絹の靴下」のセルフカバーを披露。当時は「本当はジャニス・ジョプリンを歌いたい」という想いを飲みこんで歌っていたという歌謡曲だが、60(ロクマル)を過ぎた今だからこそ、自分らしいテイストで真正面から表現してみせた姿が印象的だった。

続いて、斉藤和義プロデュース・夏木マリ流「説教ソング」とも言える新曲「Player」、奇しくも忌野清志郎が亡くなる1年前に夏木が作詞した歌詞に楽曲を提供してくれたという「神さまへ」、そして仲井戸″CHABO″麗市が60(ロクマル)を記念して制作した「キャデラック」と、夏木マリにとって「リスペクトする3大ロックアーティスト」から贈られた楽曲を立て続けに披露した。

続いて自らエレキギターをかき鳴らし、ツアーのために制作した新曲「Happy Together」を歌い上げた。そして今回のツアーが「Live&Talk」と銘打っている通り、中身の濃いライブに続いて、夏木マリ自身が企画したミーティングタイムに突入。

ライヴハウスという観客との距離が近い空間を活かして、事前にロビーに置かれたホワイトボードにファンから悩みや話し合いたいテーマを書き込んでもらい、それを傍らにミーティングを行うという趣向。初めての試みで手探りに進められたコーナーだったが、包み隠さずに真っ直ぐに繰り広げる夏木マリのトークと、アドリブでファンをステージに上げるといったサプライズに、ファンも一体となって和やかな空気に包まれた。

ミーティングタイムですっかり距離が縮まったファンからのリクエストで、敬愛するジャニス・ジョプリンの「CRY BABY」、チャック・ベリーの軽快な「JONNEY B. GOODE」で一気に会場を盛り上げ、最後は自身のライフワークである、途上国の子供たちに未来の仕事を贈るプロジェクトのテーマソング「One of Love」で初日公演を締めくくった。

44年のキャリアにして、いまだ新人の気持ちで1日1日を過ごすという夏木マリ。その姿勢こそが、60(ロクマル)をこえて初の全国ツアーにチャレンジする原動力となっているのだろう。ぜひ実際にライヴ会場に足を運んで、夏木マリがライヴハウスツアーを「本気で楽しむ」姿から、溢れ出るパワーを身近に感じて頂きたい。チケット情報はNATSUKI ROCKまで!

また、ライヴハウスツアー開催を記念した限定CD「Player」が、ライヴ会場と夏木マリ自身が編集長を務めるWEBマガジン「NATSUKI ROCK -WHAT IS LUXURY?-」内のSHOP内で販売されている。

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