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元AldiousのRAMIとSadsのK-A-ZとによるRaglaiaがCDデビュー

ガールズ・メタル・バンドの新たなムーヴメントが勃興するキッカケとなったAldious(アルディアス)。その初代シンガーだったRAMI(vo)を擁するRaglaia(ラグライア)のデビュー・シングル『Breaking Dawn』が、ついにリリースとなった。

Raglaia  (okmusic UP's)

既報の通り、彼女の周りを固めるのは、Sadsでの活躍はもちろん、あの小室哲哉(key)をフィーチュアした新作も話題のカイキゲッショクのメンバーでもあるK-A-Z(g)、ヘヴィ・ミュージック・シーンで一目置かれるBAT CAVEのYOUTH-K!!!(ds)、様々なアーティストをサポートしてきたERY(b)。男女二人ずつの混成バンドという見え方も新鮮に映るかもしれない。
 注目の音楽性は、モダンなエッセンスも配した豪快なヘヴィ・メタルだ。
「もともと、デスメタルのバック・サウンドにきれいなメロディラインのヴォーカルがのったものを作りたかったんですね。デモ段階のものをK-A-Zさんがいい具合にエグく仕上げてくださったので(笑)、予想以上にクオリティの高いものができたなと思います」(RAMI)
 身体の異変により、Aldiousを脱退せざるを得なかったRAMI。当時は引退も覚悟していたというが、療養を続ける彼女にファンは熱いメッセージを送り続けた。特に日本テレビ系の新番組『バズリズム』の“POWER PLAY”に選ばれたリード・トラックたる「Forlorn?」の歌詞には、表舞台から離れた3年間の歩みが真摯に綴られている。
「その間の自分の心の成長というか、何だろうなぁ……イメージ的には赤ちゃんの育成日記みたいなものなんですよ。冒頭には音楽から離れなきゃいけなくなって、ちょっと落ち込んでいた時期のことが書かれているんですね。でも、ファンの方は常にメッセージを送ってくださっていた。そういった気持ちに対しても、立ち上がりたい、叫びたい感情がやっぱり生まれてきた。最後にはその実現に向かって、光を届ける。そういう流れになってるんですね。
 自分が戻ったとき、居場所はあるのかなと考えたときに書き始めたのが「Forlorn?」なんですけど、このタイトルには、あえて“?”をつけてるんですよ。ホントに自分は寂しいのか、わびしいのかって、自問自答ですよね。でも、そんなことはないんだと書き記していったんです」(RAMI)
 復帰が現実のものとなった今だからこそ、彼女は屈託のない表情で振り返るが、ここに至るまでの葛藤がいかなるものだったのかは想像に難くない。医師からは、体調が戻るまでに「少なくとも2年は必要」と告げられた。その言葉には何の保証もないうえ、さらに言えばもっと長期化する可能性もあったわけだ。
「そう、将来を予想することなんてできなかったんです。でも、早く復帰したい。だから、完全体に戻れるよう、体調管理にはそれまで以上に気を遣っていましたし、希望は捨てずにいましたね」(RAMI)
 音楽制作をようやく再開したのは昨年夏。年末には彼女のデモを耳にしたK-A-Zとのバンド構想が持ち上がり、ほどなくしてレコーディングもスタートした。とにかく展開が早い。“善は急げ”ということだ。そんな始まり方も、結果的にはRaglaiaらしいのかもしれない。なお、他に収録されている「Outer Dark」「Cross」でもベースをプレイしているのは人時。K-A-ZとYOUTH-K!!!がサポートする、言わずと知れた黒夢のメンバーである。Raglaiaは“プロジェクト・バンド”であり、一般的なバンド像とは違った在り方にも挑んでいきたいとRAMIは未来予想図を描く。
「楽器だけではなく、たとえばPAだったり照明だったり、いろんなスタッフさんも含めてのコラボレーションを実現していこうかなって。びっくり箱みたいなバンドだと思います。でも、どんな形であれ、大好きなメタルは絶対に忘れないですから(笑)」(RAMI)
 『Breaking Dawn』は、オリコンのCDシングル・デイリー・ランキングで13位に初登場(2015年4月7日付)。“新人”としては好位置につけている。現在は7月リリース予定のセカンド・シングルのプリ・プロダクションが行われているが、以降も驚くようなプランも様々に進行しているようだ。6月に決定している東名阪クアトロ・ツアーにおいても、期待を幾重にも超えるパフォーマンスが披露されることになるだろう。
「Raglaiaとして初めてのステージですし、時間があれば、ライヴに向けた談義を繰り返してるんですね。当然、新曲が中心のセットリストにはなりますが、あんなことやこんなこともやろうかなって(笑)。私自身も楽しみですね」(RAMI)
TEXT:土屋京輔

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