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映画『Zアイランド』品川ヒロシ監督・哀川翔さん・宮川大輔さんインタビュー 「ヤクザがゾンビと戦うんだよ!? 観に行くしかないじゃん!」

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3月25日から29日まで開催された『島ぜんぶでおーきな祭 -第7回沖縄国際映画祭-』。会期中には、監督・品川ヒロシさん、主演・哀川翔さんの映画『Zアイランド』(5月16日公開)が特別招待作品として上映され、舞台挨拶やレッドカーペットに監督・キャストが豪華集結しました。


ガジェット通信は、品川ヒロシ監督哀川翔さん、そして劇中で重要な役どころを務めた宮川大輔さんにインタビューを実施。映画の魅力をたっぷりと語っていただきました!

<ストーリー>
宗形組組長・宗形(哀川翔)は竹下組との抗争で傷を負い、組は解散に追い込まれた。10年後、服役していた弟分らと共に、ひょんなことから銭荷島(ぜにじま)へと向かう宗形。一方、竹下組の面々(木村祐一・大悟・川島邦裕・中野英雄)も、組のクスリを盗んで逃亡した組員・吉田あきら(宮川大輔)を追って島へと向かっていた。吉田は独自に調合したクスリを打ち、謎の発作に襲われて命を落とす。が‼ 絶命したはずの吉田が突如よみがえり、“Z”化! 超人的な力で次々と島民を襲いはじめ、爆発的に感染者が増加していく。宗形らの敵は、竹下組か? “Z”か!? 果たして彼らの運命はいかに―。命を賭けた闘いが今はじまる。


――哀川さんの芸能生活30周年記念映画とのことですが、ご自身で品川さんに監督を依頼したそうですね。

哀川:30周年と言っても、自分から発信しないと誰も気づいてくれないんだよね。たまたま品川の『サンブンノイチ』に出演させてもらって、チャンスだと思って「撮ってくんない?」って軽くジャブを打ったわけ。

品川:寝耳に水でしたよ。

哀川:そしたらまともに話を聞いてくれたから、口説くなら今しかないと思ってパンチを畳みかけたよね(笑)。

品川:個人的には即答でOKでしたけど、あとは大人の事情をいろいろと整理して、脚本自体は1か月くらいで書き上げました。

――ゾンビvsヤクザという発想はもともとあったのでしょうか?

品川:10年くらい前から、それこそ『ドロップ』を撮る前には構想があったんですけど、なかなか企画が通らなくて。だから翔さんの30周年と聞いて、自分もこれを利用してやろうと(笑)。翔さんの奥さんが事務所の社長なので、直談判しました。

哀川:30周年の映画は“感動系のヒューマンドラマ”が良いって言われてたんだけど、「俺もゾンビとヤクザがやりたい。最高じゃん!」って。でもこの映画は、Vシネマやホラーコメディの楽しみだけじゃなくて、ちゃんとヒューマンの要素もあるわけ。あとは“品川ワールド”とも言える会話の応酬もあって、娯楽の王道だよね。

宮川:ゾンビ映画っていうと敬遠しがちな人もいると思いますけど、いろんな要素があるエンターテインメントなんで、食わず嫌いせずに観て欲しいですよね。

――キャラクターはキャスティングを意識したあて書きだったんですか?

品川:あて書きもありました。それこそ大輔さんには絶対に出演して欲しいと思ってて、ピッタリの役柄になったと思ってます。

宮川:僕が映画に登場する1発目のゾンビじゃないですか。そのプレッシャーはハンパないですよね。ゾンビの動きも分からないんで、品川に見てもらったら「大輔さん、それゾンビじゃなくてゴリラですよ」って指摘されて……(笑)。「砂漠を走るエリマキトカゲみたいに」って言われたんで、新しいスタイルのゾンビになっていると思いますよ。

哀川:今回は宮川という人間の中身が分かったよね。コイツは本当に悪いヤツだよ(笑)。現場で見てたけど、役柄にハマり過ぎててビックリしたもん。

――よしもとの芸人さんはイイ顔というか、怖い顔というか、役者向きの方がたくさんいらっしゃいますよね。

品川:大輔さんもそうですけど、木村祐一さん、大悟さん(千鳥)、川島さん(野性爆弾)とか、本作に出演したみなさんは、ある角度から見るとめっちゃ面白い顔をしているんですけど、別の角度から見たら凄くカッコイイんですよ。芸人ってなぜかそういう人が多いんですよね。

――みなさんテレビや舞台で活躍されているだけあって、演技も上手で驚きました。

品川:でもさすがに芸人が全員ってことじゃなくて、テレビで大活躍している人でも例えば、東野幸治さんとかロンブーの淳さんとかって絶対に演技はヘタだと思うんですよ(笑)。動きがぎこちないというか、映画的な感じではないですよね。大輔さんの場合は、昔から舞台や『岸和田少年愚連隊』の頃の演技が好きだったので。


宮川:僕はコントや舞台ばっかりやってた人間なんで、経験として稽古で積み上げる演技が多かったんですよね。でも映画はそれだけじゃなくて、セリフが急に変更になったり、その場で求められる演技が多いので難しい部分もありました。僕の場合はとりあえず監督を笑わそうと思って演技をして、笑ってくれたらこれでOKなんだって基準にしてましたね。

――ゾンビになってからも大活躍でしたもんね。

品川:ゾンビ映画って、人間からゾンビになった瞬間にエキストラになっちゃうんですよ。でもゾンビになった後もキャストとして生き続けるように工夫しました。自分の身内がゾンビになったらどうするだろうって真剣に考えましたね。だから今回のラストは、海外のゾンビ映画とは違う、日本人的な精神が反映された展開になっていると思います。

哀川:実際にそんな場面に身を置いたらどうなるか分からないけどさ、決断を下さなければならない場面に遭遇したときに、それぞれのキャラクターの行動には納得できるんだよね。品川の脚本はさ、次の展開に対する布石を細かく打ってくるじゃない? 何度も観ると新たな発見がどんどん出てくるんだよ。これは相当な数の作品を読んでるし、観てるし、書いてないとできない芸当だと思うよね。

――ベタ褒めですね!

品川:僕も「芸人のくせに映画なんか撮りやがって」って言われたりしてきましたけど、かなり強力な人が味方に付いたなと思ってますよ(笑)。

――では哀川さん、最後に映画ファンにメッセージをお願いします。

哀川:ヤクザがゾンビと戦うんだよ!? そんなの観に行くしかないじゃん!

――なんという説得力(笑)。本日は、ありがとうございました!

『Zアイランド』ヤバイヤバイ体操~フルver~(YouTUbe)
http://youtu.be/F9YoFdNy51Y

映画『Zアイランド』公式サイト:
http://www.z-island.jp/

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記者:

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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