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スマホと大学、どっちをやめる? 意外に多い学長擁護「あれは消費に特化したツール」「使うのは負け組」

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信州大学の山沢清人学長が4月4日、入学式に参加した新入生に対して「スマホやめるか、大学やめるか」と語りかけたと朝日新聞デジタルが報じ、ネットで話題になっている。

山沢学長は、「世界の状況は変化が大きく、スピードも速く、ICTの進歩で一気にグローバル化します」とする一方で、スマートフォン依存は「知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません」とし、こう呼びかけている。

「(スマホの)スイッチを切って、本を読みましょう。友達と話をしましょう。そして、自分で考えることを習慣づけましょう」

学生は真面目「大学ではスマホ以上のことを得られる」

いまや若者の生活に欠かせないスマホを真っ向から否定する意見に、ネットでは激しく反発する声があがった。堀江貴文氏は祝辞で言及されたスマホの功罪について「明らかに学生をミスリードしてる」とこうコメントしている。

「スマホで情報収集できるしSNSでの専門的議論は現実世界よりも多様な人々と交流でき、ブログやSNSでのアウトプットは考える力や文章力を飛躍的にアップさせる。(…)真面目君はこの学長の話聞いてスイッチオフにする事が良いことだと盲信してしまう。良くないことだ」

他のユーザーからも「何でもメリットデメリットがあるわけだから、スマホのデメリットを被ることを恐れてシャットアウトするのはそれこそ思考停止」との意見もあった。

このような中、4月6日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)は大学生30人に「スマホやめるか、大学やめるか」とアンケート。結果は「スマホより大学を選ぶ」という回答が3分の2を占めた。

「大学に行っているだけで、スマホで得ること以上のことを得られると思う」(19歳女子)
「親に学校に行かせてもらっているので、自分がスマホやりたいって都合だけで学生をやめられない」(20歳女子)

オグラ氏は「100%スマホをやめると答えて」

その一方で「大学よりもスマホを選ぶ」というホンネを抱く学生も3分の1を占めた。23歳の男子学生は「スマホを選びますね。勉強は自分でやればいいので」と回答。19歳女子学生も「スマホを使ってのコミュニケーションもあると思うから。ケータイとかでニュースも見られるので」と、スマホのメリットを主張した。

若者やネットからは「スマホを否定しすぎ」と反発が根強い中で、年長者からは「スマホをやめろ」という学長の意見に賛同する人も少なくない。

前出の「とくダネ!」では、MCの小倉智昭氏が「お願いですから100%スマホをやめると答えてもらいたい」と言い、菊川怜さんたちを困らせていた。

大阪芸大の純丘曜彰教授に至っては、4月5日付けのINSIGHT NOW!への寄稿で、「スマホは負け組の吹き溜まり」と激しく批判している。

「ラインだがツイッターだか知らないが、ありゃ、もう病気だね。(…)いまの現実が一番、いう連中が、スマホなんかにウツツを抜かしているものか。せっかくの新生活。負け組の吹き溜まりから顔を上げ、魅力的な人々と、新しい知り合いになろう。いまなら、君が話しかける窓口が開かれている」

イケダハヤト氏「スマホではなくPC持たせるべき」

若者世代からも、スマホの弊害を指摘する意見がある。ブロガーのイケダハヤト氏は、信州大学の入学式に先立つ3月30日、スマホは「消費のツールにすぎない」として、子どもには「スマホではなく、PCを持たせるべき」と訴えていた。

「娘を見ていても思いますが、スマホは無尽蔵に時間を使うのでヤバいですね。(…)何が問題かというと、スマホでは『生み出す』ことが難しいんですよ。あれは所詮『消費』に特化したツールでしょう」

受け身の情報消費ばかりしていると、自分の考えを落ち着いてまとめる能力が養われないということだろう。このような激しい議論を、山沢学長はどう考えているのか。NHKニュースの取材に信州大学広報室は「学長の真意はあいさつの中にすべて入っている」と回答したそうだ。

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