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本田宗一郎がSONYで一度だけ行った貴重な講演。ユーモア満載のスピーチと、その意味が深い

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ホンダの創業者、本田宗一郎の貴重なスピーチを見たことがあるでしょうか。ユーモアに溢れる物語や、なんとなく本人の性格が伝わってくるような抑揚のある話し方。聴衆の心をあっという間に掴んでしまう不思議な魅力があったようです。

短くはあれど見応えのある映像には、笑いと共にハッとしてしまうような深い意味も・・・。

将棋の升田名人から
三段をもらった話

「只今ご紹介にあずかりました本田でございます。えー、ぼくの碁はザル碁。碁じゃなくて将棋でございますが。

ぼくは、いっぺん”王様”なしで将棋をやってみたいと思ってるんですよ。安心してやれるからね。王様があるからこっちは苦労してるんですよ!
そうすりゃ、角と飛車をしっかり守ってりゃいいんだからね(笑)。まぁ、そんくらい程度のものですよぼくは。

(会場笑い)

それで、そのとこへね、升田名人がひょっとやってきまして、こう言うんです。

『なんだお前んとこは、歩をうまく使ってるな。歩というのは素晴らしいものだ。敵陣に行けば、”金”に成る。しかも、とられても相手が使うときはまたただの”歩”だ。こんなに合理性のあるいいものはない。これをうまく使うやつが名人だ』

と言うんです。それで、その彼がぼくに三段をくれるって言うんですよ。それはいいな、大丈夫なのか?って聞いたら、その代わり条件が一つだけあるって言うんですよ。

『絶対に他のだれともやらんと、念書を書け』

ってね」

(会場笑い)

普段からサービス精神が旺盛で、ユーモアのある方だったと言われている本田宗一郎さん。目の前で聞いていたSONYの社員からもつい笑い声がもれてきます。

印象的だった将棋の話が冗談だったのかどうかはわかりませんが、晩年に秘書を努めていた住川忠行さん曰く、彼が将棋を愛していたことは本当だったよう。

普段からとにかく攻めの戦法で、それそれは強かったため、いつも対戦していた住川さんは10回に1回勝てるかどうかだったのだとか。将棋の攻め方もそうですが、スピーチの内容にも思いっきり性格が現れているのかもしれませんね。

Top Photo by Roderick Eime
Reference:将棋ワンストップ・ニュース

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