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「イースター」って何する日?イタリアの復活祭の過ごし方

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TRiPORTライターのレティです。
日本に住んでいる皆さんにとって、2015年4月5日は「普通の日曜日」であるという人が多いと思います。しかし、キリスト教の国ではとても特別な日。むしろ、キリスト教において最も重要な日と言っても過言ではありません。なぜなら4月5日はイースター(復活祭)だからです。復活祭とは、処刑されたイエス・キリストが死後3日目に復活したことを記念する日を指します。

キリスト教のなかでもカトリック教やプロテスタント教など、様々な宗派が存在しており、国によって習慣が違います。今回はイタリアの復活祭・パスクア(Pasqua)についてご紹介します。

TOP Photo Credit: RichardBH via Compfight cc

カトリック教の復活祭とは?

イタリアに限らず、多くのヨーロッパ諸言語における「復活祭」という言葉は、ギリシャ語の「Πάσχα(パスカ)」に由来しているそうです。これはもともとユダヤ教の「過越(すぎこし)の祭り」を表す「ペサハ(Pesach)」というヘブライ語の言葉からきているとか。また、古代ギリシャ語の「παθείν(パテイン、「苦しむ」の意味)」と関連して、イエス・キリストの受難を意味しているという解釈もあります。クリスマスはイエス・キリストが生まれた日を記念したものですが、復活祭はキリストが人間を原罪から解放するために死んでから復活した日を記念しており、キリスト教徒にとっては最も重要な日とされています。

また、クリスマスと違って、復活祭は移動祝日であり、年によって日付は変わりますが、必ず日曜日に祝われることは決まっています。では、イタリアのキリスト教徒はどのようにして復活祭を祝うのでしょうか?

photo credit: Viacrucis en la parroquia San Roque, Piñas via photopin (license)

断食から大食いへ

復活祭の本番は日曜日ですが、その前の日曜日から一週間に渡って特別な行事が行われます。この一週間はカトリック教会では「聖週間」と呼ばれており、聖木曜日と聖金曜日が特に重要。この2日間に行われるミサも特別で、聖書の中に描かれているキリストとその弟子の最後の晩餐や、キリストの審判がミサの中で再現されます。また、様々な街で教徒たちが、道や広場でキリストの磔刑までを再現している姿が見られます。

木曜日には十字架が紫色の布で覆われ、そこから3日間、教会の鐘は鳴らされません。また、金曜日からは肉を食べてはいけないことになっており、なかには一日断食をする人もいます。そして、土曜日の夜に「復活徹夜祭」が行われます。それは教徒たちが夜から明け方にかけて特別な行事とミサに参加するもの。そしてようやく日曜日になると、キリストが復活したことを祝うために鈴が鳴らされます。そこから盛大な食事会が始まるのです。

(コロンバ)Photo Credit: Nicola since 1972 via Compfight cc

イタリアの復活祭の昼食は前菜からデザートまで、たくさんの料理を3時間程度かけて食べ続けます。チーズやサラミが入っているパイが必ず食卓に登場し、子羊がメインデッシュ。伝統的なデザートは「コロンバ」です。しかし、同じイタリアでも北と南では食文化も違い、地域によって伝統的な食べ物が異なっています。

そしてお祭りに欠かせないのがイースターエッグです。イタリアのイースターエッグは卵の形をしたチョコレートで、一般的には子供にプレゼントすることが多いのですが、大人にも人気があります。そのチョコレートの中にはプレゼントが入っており、子供向けのおもちゃはもちろん、オーダーメイドのジュエリーなどが中から出てくることも。もちろん、入っているプレゼントのクオリティーによって値段もかなり変わってきます。スーパで安く買えるものもあれば、高価な卵もあり、サイズ、味、そして値段も様々。

復活祭の翌日は「Pasquetta(パスクエッタ、小復活祭の意味)」と呼ばれる祝日になっています。この日にも大きな食事会が開催され、ピクニックをしている人も多いです。

さいごに

キリスト教の国といえばクリスマスのイメージが強いですが、復活祭もクリスマスに負けないくらい重要な日になっています。来年の復活祭は3月27日。今年は間に合わなかった人も、今度こそイタリアのパスクアに参加してみてはいかがですか? またイタリアの新たな一面を見ることができるかもしれませんよ!

Buon viaggio!

(ライター:Letizia Guarini)
Photo by: Nicola since 1972 via Compfight cc

イタリアの旅行記はこちら

*Stefania Guarini「ヴィテールボの周辺
*Miho Morishita「私のローマの休日

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