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紅茶消費世界1位のトルコ!カフェイン摂り過ぎより○○を恐れていた

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一般的なストレートティー(筆者撮影)

TRiPORTライターの濱松です。
日本人にもなじみ深い「紅茶」。皆さんは紅茶を多く飲んでいそうな国といえば、どこの国を思い浮かべますか? おそらくイギリスやインド、紅茶好きな人はスリランカと答えるのかもしれません。しかし、世界で最も紅茶が飲まれている国は意外にも「トルコ」。その生活を観察してみると、トルコ人にとっていかに紅茶が欠かせない飲み物であるかが見えてきました。それでは、トルコ人の生活をのぞいてみましょう。

トルコ人は1日紅茶を20杯?

トルコはイスラム教の国です。もしかしたら多くの人が「女性はスカーフを巻き、あまり1人で外出をしない。そして、女性に限らずトルコ人は1日に何度もモスクに礼拝に行く」というイメージを持っているかもしれません。しかし、いざトルコの首都イスタンブールに行ってみると、スカーフを巻いている女性は半数以下。ましてや、礼拝に行っているトルコ人は本当にわずかです。初めてトルコを訪れたときに「イスラム教の国」というイメージが変わる人も少なくないでしょう。

そして、どこを見ても紅茶を飲んでいるトルコ人の姿が…。トルコでは、紅茶のことをチャイと呼びます。わたしたち日本人が想像するチャイ(シナモンなどの香辛料を加えたミルクティー)とは異なります。食事の後は必ず紅茶を飲むようですが、食後でなくても仕事の休憩中など、常にカップを片手に紅茶を楽しんでいます。街ではステンレスのお盆に、落ちそうになるぐらいのカップをのせて、紅茶を運ぶウェイターさんが忙しそうに働いている姿を見かけることもしばしば…。

トルコ人が年間で消費する紅茶は1人あたり約3kg。日本人の平均が約1kgなので、その3倍も飲んでいることになります。トルコの人々は紅茶を楽しむとき、砂糖を多く入れて飲むことが多いです。紅茶を注文すると、少なくとも角砂糖が2つ付いていて、トルコ人は当然のように2つとも入れて飲んでいます。人によっては、ウェイターさんに頼んで砂糖を追加するほど。さらに驚きなのは、この紅茶を1日に20杯以上飲んでいる人も珍しくないというのです。カフェインや糖分の摂り過ぎになるのではないかと心配になりますが、街中で出会ったトルコ人に聞いてみると「紅茶を我慢して飲めなくなるほうが体に悪いよ」と言っていました(笑)。

レストランではフレーバーティーも楽しめる(筆者撮影)

トルコ人の紅茶の淹れ方

トルコの紅茶の淹れ方は少し特徴的。ポットは、チャイダンルックと呼ばれる2段式のものを使用し、カップは耐熱性のガラスで、容量は100ml前後と、小さいものを使用します。容器を準備したら、ポットの下の段でお湯を沸かし、その間に上の段に茶葉を入れて蒸らします。しばらくしてから上段の茶葉の方に少量のお湯を注いでさらに15分ほど蒸らし、グラスに半分ほど注ぎます。そして最後に、下の段で沸騰させたお湯を注ぎ、味を調えたら完成です。

このように、日本では一般的になっているティーポットと陶器製のカップで飲む淹れ方との違いは歴然です。紅茶はコーヒーに比べ、淹れるのに手間がかかるとも言われています。コーヒーにはコーヒーメーカーがありますが、紅茶にはありません。そのため、各国で紅茶の淹れ方に大きな違いが出てくるようです。

Photo credit:Turc Olive via Flickr cc

さいごに

トルコといえば、イスタンブールのブルーモスクやアヤソフィア美術館など、観光名所を訪れることを楽しみにしてくる旅人が多いようです。しかし、じつはトルコ料理は世界3大料理の1つであるなど、観光名所以外にも注目すべきものが多くあります。今回紹介した紅茶についても、実際にトルコを訪れて確かめてみてください。きっと文化の違いに驚くことでしょう。そして、トルコで紅茶を飲むときは、現地の習慣にならって角砂糖を2つ入れてみてください。現地の文化を真似てみることで、その土地ならではの良さがさらに理解できるのかもしれません。

(ライター:濱松 教道)

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* Kamil Jelinek「Trip to Italy and Turkey
* Misaki Tachibana「真っ赤な国トルコ-旅の始まり(イスタンブール・サフランボル・カッパドキア・パムッカレ・ベルガマ)

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