テルマエ作者、ヤマザキマリが語る「国境のない生き方」とは
J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」のワンコーナー「MORNING INSIGHT」
(ナビゲーター:別所哲也)。4月1日のオンエアでは、漫画家のヤマザキマリさんがゲストに登場しました。
『テルマエ・ロマエ』の作者、漫画家のヤマザキマリさんの波乱万丈の人生をつづった
『国境のない生き方~私をつくった本と旅~』(小学館新書)が1日に発売されました。
本には、14歳で1カ月間ヨーロッパを一人旅し、17歳でイタリアに留学、
イタリアでのどん底の貧乏生活を経験したことなどが描かれています。
まさに、身をもって波乱万丈の人生を送ってきたヤマザキさんに、
新年度に役に立つコミュニケーション力について聞きました。
「ありとあらゆる自分の思ったことはためずに、すぐ出す」という、
おしゃべりなイタリア人の中で暮らしてきたヤマザキさん。
初対面でも積極的にコミュニケーションを取るわけをこんなふうに話します。
「こんなにたくさんの人口がいる地球の中で、その人と対面して会うということは、
何かご縁があったんだと思うんです。その人の面白いところを見つけたいと、
興味を持って接しています」(ヤマザキさん)。
たしかに、せっかくの出会いなのに相手のこと知らないまま、
無駄にしてしまうのはもったいないですよね。そのためのコミュニケーションなわけですね。
また、「1冊あると、何かあるときにすごく勇気を与えてくれる」
というおすすめの1冊を紹介しました。
「“国境のない生き方”と私の本でも書きましたけども、
国境のなさをすごく実感できる本が1冊あって。『地球家族―世界30か国のふつうの暮らし』という、
世界中の中流階級の人たちが家の中のものを全部、
表に出すという写真集なんですが、世界の中での中流階級の違い、
ありとあらゆる概念を目の当たりにできて、
地球ってもう自分の想定以上に広くて果てしないんだということが実感できるんです。
自分はこんな小さなことで悩んでいたんだと、
ドーンと腰を据えてという気持ちになれると思います」(ヤマザキさん)
ヤマザキさんの本『国境のない生き方~私をつくった本と旅~』の中でも、
困ったら、もうとにかく場所を変えてみる、というようなことが書かれています。
「そう。だって、生きていけるのはここだけじゃないですから。
地球全体どこでもいいじゃないですか。せっかくいろいろなことができるんだから、
人間って。もう移動するなり、恋愛するなり、失恋するなり、失敗するなり、
もう、ありとあらゆることをいっぱい経験していくと、
やっぱり面白いし自分に自信が出ますからね」(ヤマザキさん)
1日から新年度が始まりました。新しい環境に、
希望とともに不安も感じでいる人もいるかもしれません。
不安を感じたり行き詰まったりしたら、
ヤマザキさん流に世界をとらえてみてはいかがでしょうか。
【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html
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