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“仕事で大切なことは「モンハン」から学べる”は本当か?

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 シリーズ出荷累計本数はなんと3100万本。空前の大ヒットとなったゲーム「モンスターハンター」シリーズ(通称「モンハン」)は今でもなお世界で広がり続けている。
 2014年には10周年を迎え、愛され続ける「モンハン」だが、そんな「モンハン」から仕事において大切なことが学べると訴える人たちがいる。

 MH×ビジネス研究会が執筆した『仕事で大切なことはモンスターハンターが教えてくれた』(すばる舎リンケージ/刊)は、「モンハン」をプレイする新入社員の主人公・大沢と、同じく「モンハン」好きの上司・高幡らの奮闘ぶりを通して、「モンハン」で学んだことがいかに仕事に結びつくかを小説形式で力説した、「モンハン」好きビジネスパーソンなら必読の一冊となっている。

 しかし、本当に「モンハン」と仕事は結びつくのか? よくありがちな“こじつけ本”なんじゃないのか? ならば、「モンハン」好きに聞くしかない! ということで、新刊JP編集部は2人の「モンハン」好きをつかまえて、直接話を聞いてみることにした。

  ◇     ◇     ◇

――本の表紙に「仕事のプロジェクトはクエストと同じ」と書かれていますが、実際そうだと思いますか?

Nさん(女性・モンハン歴3年):まあ、言わんとしているところは分かります。

Yさん(男性・モンハン歴10年、シリーズ全てプレイ):トライアンドエラーの繰り返しというのはあるよね。初めての敵だと苦戦するから、だんだんと攻略法を見つけて効率よくしていって、狩る時間を短縮していくみたいな。

――効率よくしていくんですね。

Yさん:最終的に防具や武器を作るのが目的の一つになるんだけど、作るためにはモンスターから取れる素材が必要なんです。同じモンスターを何十回も倒さないとレアなアイテムも集まらないから、2回、3回倒していくなかでトライアンドエラーを繰り返していく感覚かな。

――仕事の進め方と似ていると。

Yさん:初めての取引先だと、意識するよね。慣れるまで相手のツボが分からないから、どうやって合わせていこうと考える。そこは共通するかな。

Nさん:どうやったら上手くいくかというのは、仕事でも考えるけど、それと似ていますね。

――この本では主人公がプロジェクトのリーダーになって色んな人と巻き込みながら計画を推進していく過程が描かれているんですが、モンハンにも「プロジェクト感」はありますか?

Yさん:あるある。モンハンは4人プレイができるんだけど、武器が複数あってそれぞれ特性が違うから役割分担が決まるんですよ。敵を状態異常にしてスキをつくる武器であったり、部位破壊が得意な武器もある。そうやって場面ごとに使う武器が違うから。

Nさん:あなたは攻撃する人、サポートに回る人、回復をする人とか、そういうのは分担されるよね。

Yさん:特に顔を突き合わせてやるときはその場で決めてしまうよね。

――目次を読んでみて、気になる項目はありましたか?

Nさん:これは第一章の「書類作成は『こんがり肉』で」かなあ。「こんがり肉」はタイミングなんですよ。生肉もダメだし、焦げ肉もダメ。時間経過で変わってくるから。書類作成って確かに「生肉」はダメだけど、「焦げ肉」もダメなのは分かるなあ。

――他に、例えば2章の「ドリンクを忘れるな!」はどうですか?

Yさん:クエストで必要なドリンクを忘れると顰蹙を買うよね。でも、他のプレーヤーからもらうことができるから、そういう意味で準備を怠らないことは大切なのは分かります。モンスターを狩ったら成功なんだけど、相手に応じてアイテムポーチに必要なアイテムを揃えるんですね。もし必要なアイテムを忘れると、失敗する可能性が高くなるから…。

Nさん:マイセットを活用することは大事です。敵のパターンに合わせてアイテムを登録して、ワンタッチで引き出せるから、アイテムの抜けが少なくなります。

――後日の案件が楽になる。

Nさん:確かにそうかも!

――あとは「モンハン」を通したコミュニケーションを描いているのも特徴的ですが、お二人もそういう経験はありますか?

Yさん:よくやっていますよ。

Nさん:仲良くなれるよね。

Yさん:小さな会社なので、休日に経営者からアルバイトまで集まってプレイします。その瞬間だけ上下関係がなくなるんですよ。あとは取引先ともそれが話題になったり、仕事につながったりして。本当にすごく役に立っています。

――仕事の大切なことは「モンハン」から学ぶことはできると思いますか?

Nさん:そうねえ…。実はそういう発想はなかったけれど、人とのつながりを広げてくれるツールなのは間違いないです。そういう意味では、確かにそうなのかもしれない。

Yさん:僕もそう思います。

  ◇     ◇     ◇

 参考になったのか、ならなかったのかは分からないが、2人とも熱い「モンハン」愛を語っていたことだけが印象的だった。そして、本書を読んでもらうと、「すごく分かる!」「これはモンハン好き以外だと分からないんじゃないかな」といった感想が飛び出た。
 本書はなんとCAPCOM公認の一冊。「モンハン」好きの人は、きっと自信を持って仕事のぞめるようになるはずだ。ちなみに「モンハン」未プレイの筆者にはちょっとわかりづらいところもありましたけど、面白く読めましたよ。
(新刊JP編集部)


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