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あら恋 現体制ラスト・ライヴで轟音を鳴らす

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あらかじめ決められた恋人たちへが3月27日(金)におこなったドラマー・キムの脱退前ラスト・ライヴのオフィシャル・レポートをお届けする。

3月27日、愛知・今池周辺のライヴ・ハウスを舞台にして行われたサーキットフェス「IMAIKE GO NOW!」。その会場のひとつとなった池下UPSETのトリとして、あらかじめ決められた恋人たちへが出演。先日、脱退が発表されたキム(Dr.)のラストライブともなったため、中部地方のみならず、関西圏や関東圏からも多くのファンが駆けつけた。

ライヴは、長尺のヘビィDUBナンバー「テン」からスタート。その後も、「nothing」、「カナタ」など、バンドサウンドを追求した近作『Calling』、『Document』から楽曲がセレクトされていった。〈FUJI ROCK FESTIVAL〉や〈朝霧JAM〉、〈RISING SUN ROCK FESTIVAL〉など、数多くの大型フェスでも確かな存在感を見せ付け、“ライヴバンド”としてのあら恋を支えてきたキムのドラム。この日も、タイトかつパワフルなビートで会場を揺らしつつ、リーダー、池永正二の鍵盤ハーモニカと、クリテツのテルミンによるセンチメンタルなメロディをより際立たせていた。キムとは15年来の親友であるベース・劔樹人も、あら恋として共に演奏するのは最後ということで、左後方とモニタから響く彼のビートを確かめるように弦を弾く光景が見られた。

MCを入れず、ある程度の緊張感や流れを意識しながら演奏するのがあら恋のいつものスタイルであり、この日も初見のオーディエンスが多いサーキットフェスであったことから、当初はそれを維持しようとする姿があった。だが、予定されていた演奏時間の半分を過ぎた頃には、少しずついつもとは違うざわつきが客席前方から広がっていったのも事実。それにメンバーも反応してか、「Res」でのドラムソロパートでは、いつもよりも時間を多く取っただけでなく、大竹康範(Gt.)も含めたメンバー全員でキムを指さすなど、普段は見せないパフォーマンスも披露した。そして本編のラストには、あら恋の知名度を飛躍的に向上させた一曲であり、バンドあら恋の名刺代わりともなった「Back」を演奏。キムにとっても約5年にわたり演奏し、“慣れ親しんできた”とも言える楽曲では、ローを強調したサウンドの中、持てる力をすべて吐き出すようなド迫力のドラミングでライブを締めくくった。

フェスでは異例のアンコールに応える形で、まずはキムがひとりで登場。バックビートにリアルタイムでDUB処理がなされていく中、残りのメンバーが登場してのDUBセッションがスタート。そこからラストソングとなった高速DUBロック・チューン「ラセン」へ。まさにキムがいなければ成立しなかったであろうこの楽曲でも、これまでの感謝を示すかのようにメンバー全員が笑顔でキムを指さし、最後までスポットを当てていた。振り返ると、まさにキムのラストを全面的にフィーチャーしたものになった、いや、ならざるを得なかったライヴであったと言えるだろう。

演奏が終了し、ドラムセットの前に立ったキムは、「10年間、どうもありがとうございました! 今後ともあら恋をよろしくお願いします!」と律儀に挨拶。客席から「キムー!」と別れを惜しむ声が響く中、晴れやかな顔でステージを降りていった。

2005年、大阪時代からドラムを務めていたキムの脱退により、新たなシークエンスへと突入するあら恋。ドラムにGOTO(from DALLJUB STEP CLUB)を招聘し、よりダンス・サウンドへの接近を試みようとしている彼らの全貌は、5月8日のワンマン・ライヴ「Dubbing 08」で明らかになるだろう。その日を楽しみに待ちたい。そしてドラマーとしての活動は続けるというキムの今後にも注目していきたい。

(オフィシャル・ライヴレポート:森樹)

・あらかじめ決められた恋人たちへ オフィシャル・サイト
http://www.arakajime.com/
・あらかじめ決められた恋人たちへの作品はOTOTOYから配信中
http://ototoy.jp/_/default/a/3619

〈Dubbing 08〉
2015年5月8日(金)新代田FEVER
開場:19:30 / 開演:20:00 
料金:ALL STANDING 3,000円(1ドリンク別)
チケット発売中
●チケットぴあ 0570-02-9999 t.pia.jp Pコード:258-921
●ローソンチケット 0570-084-003 l-tike.com Lコード:73900  
●イープラス eplus.jp
●GAN-BAN 03-3477-5701(店頭販売のみ)  
●LIVE HOUSE FEVER 03-6304-7899(店頭販売のみ)

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