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おしゃれとバックパックの融合を実現する旅のスタイルとはー旅作家とまこさん

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写真以下とまこさん

写真以下とまこさん

TRiPORTライターのKANAです。

今回のインタビューは、おしゃれ×バックパッカーの「おしゃれパッカー」であるとまこさん。秘境ツアー添乗員を経て、現在は旅作家として様々な国を放浪しています。代表作は「離婚して、インド」。そんなとまこさんに、女子目線ならではの旅のスタイルついてお話をお伺いしました。

世界はこんなにも広い

-旅をしたいと思い始めたのはいつ頃からでしょうか?
小5のとき、新幹線でカムチャッカ半島に行く夢を見て以来、ずっと旅がしたいという想いがありました。学校では世界史や地図が大好きで、中学の卒業文集でも旅について書きました。高校生の頃、バイト代で地球儀を買ったこともありました。旅に出るまでは、世界は狭いと思っていましたが、実際に旅へ出たら「世界はこんな広いんだ!」とわかりました。

-秘境ツアー添乗員というのも珍しい仕事をやっているそうですね。あえて退社して旅に出たきっかけは何だったのでしょうか?

ツアーコンダクターになろうと思ったのは高校生のときでした。もともと私は学生時代から、組織の中で働くことは自分の性格には合わないと感じていたんです。そこで「ツアーコンダクターの国家資格をとればフリーランスでも働ける!」という思いでツアコンになりました。

初期はいろんな国の辺鄙なところへ仕事で行ける!というのが1番の喜びでしたが、だんだんと、「出会い」の喜びが勝っていきましたね。ツアーでは、普段関わらない年代や職業、個性たっぷりの方々の旅行をお手伝いをします。24時間×10日間前後、ひっきりなしのサービス業で最大限の満足を引き出すというのはどういうことか。自分を鍛える喜びです(笑)。様々な経験を積み上げることは、本当に大切ですね。

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発見が旅の面白さ

-「やっぱり私は旅が好きだ!」と感じる瞬間はありますか?
写真を撮るとるために、カメラの角度やシーンを合わせているとき、そこで知らない人とのコミュニケーションが広がることもあります。まさにそのときですかね。観光地をまわることは、その歴史や由来を知っていくという知的欲求を満たす面白さがあると思います。 そういう旅も面白いけど…、私が好きなのは、”何かに頼る時間ではなく、自分がつくりあげる時間”。ふらふら散歩するだけでもいいの。「このシーン面白いな」って、心が動くこと、自分しか知らないことを見つけたときに、「旅が好き!」って思うのかもしれません。

-とまこさんは帰国後もまた旅に出ていますね。何度も繰り返してしまう、「旅の魅力」とは何でしょうか?
旅のなかで、何かに気づいてハっとする瞬間や、人との出会いでコミュニケーションが広がる感覚が「旅の魅力」だと思います。ただ私はこれを日々のなかでも味わっていたいんです。旅の魅力を特別なものと思いたくないし、特別ではない日常にも取り入れたいです。自分が一番ワクワクするものを常に表現していたいんです。

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-とまこさんといえば、旅先でもおしゃれな格好をしている印象が強いのですが、旅中でもファッションにこだわる理由は何でしょうか?
自分が楽しいと思うことを減らす必要はないかな、と。ていうか、減らせないですね、好きなことは。海外に行くと、誰でも日本の代表として見られます。だからこそ、見た目も中身も常におしゃれにしていたいんです! 荷物が重くなったとしても、おしゃれに必要なものは減らしたくないですね。

-「おしゃれ×旅」の実現って難しいと思います。 何かパッキングで工夫していることはありますか?
えーっと…、あまりないかもしれません(笑)。着回しができる服を選ぶとかですかね? 例えば、カラフルなレギンスを数本そろえて、着替えるだけでも一日の気分は変わるし、スカーフは日よけにも寒さよけにもなるので数点持っていても邪魔にはならないし…。これらのアイテムを使って格好のバリエーションを増やしています。

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-「海外でおしゃれをするのは危ない」ということもたまに言われますが、危険な目に遭ったことなどはないのでしょうか?
今のところ危険な目に遭ったことはないです。目立っていることもあるかもしれませんが、いい人に守られる割合が高いですね。あと、自分の感覚を信じて行動しています。ブラジルでは、「今、撃たれそう」と感じたことがありました。本能の部分で感じ取れる、危険な雰囲気ってありますよね。そういう感覚を信じて行動しています。感じたら感じたままに行動することが大事かな。

経験が想像力の元になる

ー今では女性バックパッカーも増え、色々な旅の形が増えてきている一方、若い男性はますます旅に出なくなっていると言われています。このようなことに対し、とまこさんが感じること・若い男性達に伝えたいメッセージはありますか?
人は旅で様々なものにぶつかって経験するなかで、考えて、噛み砕いて、消化する。きっと想像力が豊かになりますよ。クリエイティブな想像力と、相手を思いやるための想像力と。また、人としての器に繋がると思っています。ウユニ塩湖や氷河みたいな、圧倒的な自然を目の前にして感動したり、540度違う異国の文化からインスピレーション受け取ってココロを動かすのは、単純に楽しいし、とっても崇高な作業だと思ってます!

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ー最後に、読者にメッセージをお願いします。
走りまわって、広さの感覚を得たとしても、360度地平線に囲まれる広すぎる大平原に置かれると、「広い」という概念を覆されます。宇宙を覆いつくすような大きな雲が、大きな夕陽に照らされる光景は、壮大すぎるファンタジーのようだと感じます。そんな、どうしたって敵わない大きな存在に包まれて涙を流すような体験が、旅にはいっぱい詰まっています。

自分の本当の小ささを、魂の底に刻みつけるような経験をしたほうがいい。

絶対的な大いなるものへの尊敬と、自分の小ささの自覚。未知の世界も、未知の感覚もまだ計り知れないほどたくさんあると思い知る……。そうすると、世界は今いるここだけではないことを知るばかりか、心の深ささえも思い知らされます。

そうしたらきっと、ヒトとしても、男としても女としても、味わいをもって成長できると思っています。

とまこさんと

とまこさんと

[旅作家とまこ:トリップ作家・料理冒険家・美肌ダイエットマイスター。文字と写真と絵と料理で旅を表現するアーティスト。おしゃれパッカー部長。訪れた国は45か国以上。テレビ、講演会でも活躍。]

(聞き手:Saki Asao)
(ライター: KANA「HOTな海外オシャレ旅LIFE」「TRAVEL PHOTO集
1か国に1か月ずつ暮らす旅をし、「お金のかからないオシャレ旅」を提案。地図片手に歩きまわって見つけた、ガイドブックには載っていないHOTな場所を記事やブログで発信。)

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