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渋谷区「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」可決―どのように生活が変わるのか

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どのように生活は変わるのか

2015年3月31日「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が渋谷区議会にて可決されました。

ではこの条例が出来ることによって住民の生活はどのように変わるのでしょうか。

資料:ガジェット通信『渋谷区「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例案」全文【速報】』

東京都渋谷区の条例

まず前提となるのは渋谷区条例ですから「区、区民及び事業者」が対象となります。
他市区町村の住民だと効力がありません。
ただ似たような条例が全国へ広がっていく可能性があるので、チェックしておきましょう。

前文 いかなる差別もあってはならない

渋谷区では今後「法の下の平等理念に基づき」(略)「いかなる差別もあってはならないという人権尊重の理念と人々の多様性への理解を、区民全体で共有できるよう積極的に広めていかなければならない。」だそうです。
さすが進歩的な渋谷区ですね。

人権尊重の理念を持って、ヘイトスピーチやいじめの撲滅、また野宿者に配慮した区政を行なって欲しいと思います。

第一章 多様な個人を尊重しあう社会の実現

渋谷区条例で使う用語の意義が載っています。「性的指向」とか「パートナーシップ」の意義が分からない時に引いてみましょう。

性別による差別的な取り扱い、DV等が根絶」される区を目指しているようです。
また「教育の場において、男女平等意識の形成に向けた取り組み」をしなければなりません。

画期的なのは第四条にある「性的少数者の人権を尊重する社会を推進する」。ここです。

実は渋谷区。男女平等条例の制定は23区内で一番最後。一周遅れだったのがこの文言によってトップ集団に入りました。

第二章 男女平等と多様性を尊重する社会の推進

第二章には行動計画が載っています。

「区は行動計画の策定に当たっては」(略)「渋谷区男女平等・多様性推進会議の意見を聞くものとする」
これは区民にとっては重要な部分です。
何故なら渋谷区は「2011年度全国情報公開度調査について」(2012年8月 全国市民オンブズマン連絡会議)によると、都道府県と全市の中で唯一回答無しのランク外になっている閉鎖的な自治体だからです。
今回の条例もマスコミ発表までかん口令が敷かれていました。(『東京男女平等条例ネットワーク 第28回集会「区民が進める条例制定」~台東区と渋谷区の報告~』より)

「渋谷区男女平等・多様性推進会議」(区長附属機関)の意見に区民の意見を反映するのは重要課題です。

第三章 推進に関する体制

上記と重なりますが、「渋谷区男女平等・多様性推進会議」が置かれます。ここは重要なので渋谷区民の皆様にはチェックしてもらいたいところです。

また渋谷区長に対して区民及び事業者は「相談」「又は苦情の申立てを」行なうことが出来ます。
渋谷区に会社を構える企業はよく条例を読みましょう。
分からないことがあったら相談出来るのです。

第四章 雑則

ここで重要な事項は「渋谷区営住宅条例及び渋谷区区民住宅条例」は「この条例の趣旨を尊重し」なければなりません。
これで同性カップルが渋谷区営・区民住宅に入居出来るようになります
また不動産を持って貸している大家や不動産屋は同性カップルの入居を尊重しなければなりません。

この条例によって、渋谷区民の幸福度が上がるといいですね。

資料

ガジェット通信『渋谷区「男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例案」全文【速報】』

鈴木けんぽう 公式Webサイト (渋谷区議)
タグ 多様性社会推進・同性パートナーシップ証明

石坂わたると、多様性のある中野を作る会 (中野区議)
石坂わたるの性的マイノリティ(LGBT)に関する4年間の取り組み、活動、参加の記録

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