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このジョブチェンジはすごい!神様だと思ってた立像、実は仏様だったことが判明

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富山県立山町にある「立山博物館」が所蔵する国指定重要文化財「銅像男神立像(だんしんりゅうぞう)」。その名の通り、神様の像だと思われていたのですが、最近の研究の結果、仏像の帝釈天であることが判明しました。これからは「銅像帝釈天立像」に名称が変更されます。見た目は変わりませんが、神様から仏様にジョブチェンジ。

画像出典:富山県[立山博物館]

立山は古くから神々しい霊山と見立てられ、「立山信仰」の地として、人々の生活に深く結ばれていました。夏には多種多様な高山植物が咲き誇る浄土山や室堂平の光景はまるで極楽浄土。一方、1万年前の水蒸気爆発の爆裂火口の凄惨な光景が地獄に見立てられた景観。この2つを併せ持つ立山は、平安時代の中頃から、地獄信仰と結びつき、日本中の亡霊がここに集まるものと考えられるようになりました。

立山の地獄に落ちた人々を救済するために1230年に寄進されたのが、この仏像。これまでは像の胸に刻まれた文字を「立山神躰(しんたい)」と読んでいましたが、博物館の調査により「立山禅頂(ぜんちょう)」と判読、神像ではなく仏像であることが明らかになりました。数ある仏像の種類の中でも、表情の厳しさと宝冠をかぶる姿が各地の帝釈天像に似ているため、帝釈天像であるということに決定。

神様と仏様の違い。一節には「人間を超えた力を持ち、世界を作り出す」のが「神」、「絶対者ではなく真実の知慧を悟った者」が「仏」とも言われています。

名称が変更されても、像が立山信仰とともに大切に伝えられてきたことは変わりのない事実。博物館では「鎌倉時代の立山信仰を知る基調な手がかりになる」としています。


この「銅像帝釈天立像」は2015年4月4日から富山県立山町「立山博物館」で開催される「立山の至宝展」で展示されます。北陸新幹線で「銅像帝釈天立像」に会いに行ってみてはいかがでしょうか。

via.神様 実は 仏様でした 立山博物館の像、名称変更:富山:中日新聞(CHUNICHI Web)

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