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イサムノグチも認めた銘石が、現代的なインテリア雑貨に

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歴史ある石を、新しい伝統品に。高松の「AJI PROJECT」(画像提供:AJI PROJECT)

代々受け継がれてきた各地の伝統工芸が、後継者不足で受け継がれるのが難しくなってきている。だが、その地ならではの素材や技術に現代デザインを取り入れることで、再注目されているプロジェクトが香川県高松市にある。

高松市の牟礼庵治商工会(むれあじしょうこうかい)と、リアルジャパンプロジェクトが進める「AJI PROJECT」は、日本を代表する銘石“庵治石(あじいし)”を用い、人の生活に静かに寄り添うプロダクトを全国に向けて発信している。

インテリアプロダクトは、ブックエンド、花瓶、スツールなど、25種類ほどがラインナップされている。まずは高松市牟礼庵治商工会に庵治石の魅力を聞いてみた。「牟礼町と庵治町の石材業は、平安時代後期から約1000年にも渡る歴史があります。花崗岩(かこうがん)という岩石の層からなる八栗五剣山より産出されるのが、庵治石です。キメの細かさ、光沢、独特の色合い、重量感から多くの人々に愛されていて『花崗岩のダイヤモンド』とも呼ばれているんですよ」

庵治石は環境設計やインテリアを手掛ける世界的デザイナー、イサム・ノグチも惚れ込んだという。五剣山のある牟礼町にアトリエと住居を構えていたそうだ。とはいえ、そんな歴史ある素材を、いまあえて再発信する理由とは何なのだろう。「もともとは安価な輸入品や景気低迷のあおりを受けていた地域産業を、活性化させようという試みでした。ただ、その裏にはやっぱりこの石の魅力を多くの人たちに知ってほしいという純粋な気持ちがあったのです」

たしかに、国内の製造業や地場産業が衰退していく話は耳にする。「AJI PROJECT」は、そんな波に負けないよう、庵治石を広く認知してもらうための取り組みというわけだ。「庵治石で作る製品に、都市生活でも映える現代的な佇まいを取り入れることにしました。最終的には伝統工芸を世間に広く伝えている、リアルジャパンプロジェクトの協力もあって、東京で活躍するデザイナーMUTE(イトウケンジ・ウミノタカヒロ)と、石材業者に携わる職人たちのコラボレーションが実現したんです」

職人たちと、MUTEが生み出したそれぞれのプロダクト名には、製作者となった現地職人の名前が添えられている。それらは共通して、「石」という馴染み深い素材の特徴を活かしている。日常の風景として自然に受け入れられる何気なさと、独特な模様・質量感が醸し出す存在感が同居し、ほかにはない佇まいだ。

単なるお洒落なインテリアとしてだけでなく、つくり手や地域とのつながりを意識させてくれる確かな伝統品となっているのも見逃せない魅力。たまにはこんな逸品を自身の部屋に取り入れてみてはいかがだろうか。●AJI PROJECT

HP:http://www.aji-project.jp/

元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/03/31/81167/

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