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見たことのないものを見に行こう

死ぬのが怖かったので、常識の範囲外を求めて旅に出ました

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Photo credit: Tamako Morita「モロッコ旅その3〜あこがれの砂漠ツアー編〜

TRiPORTライターの八木彩香です。

「小さい頃、死ぬのが怖かった」

そう思っていたのは、きっと筆者だけではないはずです。どんなに頑張っても、生きている限り「死」からは逃れられません。そのどうしようもない事実を恐れました。そのことを母に相談すると「人間死ぬから楽しいんだよ。限りがあるから楽しいんだよ。ゲームオーバーのないスーパーマリオだったら、きっと誰も買わないよね」と言われたのです。

当時はよくわかりませんでしたが、大人になってから時限爆弾のようにその言葉の意味が爆発し、やっと理解できました。いや、もしかしたらまだまだ不発弾。これから歩む人生の中で、もっともっと深い意味を知るのかもしれません。

「自分の限界」を越えるには?

その言葉の影響だけではないと思いますが、筆者は冒険が好きです。チャレンジが好きです。自分の限界を押し広げていくのが好きです。スーパーの野菜詰め放題コーナーで、ビニール袋の限界を押し広げていくのも好きです。しかし、そうは思っていても「自分の限界」なんて、よくわかりません。目に見えないものなのですから。そのとき、皆さんはどうしますか? 打開方法は人それぞれですが、「知らないこと」を「知っていること」に変えてみるのも、一つの方法だと思います。

自転車で日本一周の旅へ

筆者撮影

そこで筆者は、知らないものを見に行ってみようと思い、自転車で日本一周の旅に出てみました。その旅でたくさんのことを経験しました。ここで列挙するとキリがないのですが、例えば秋田は美人が多かったし、北海道のアイスはおいしかった。久しぶりに会った友人は一緒にいるとやはり面白く、大阪は粉モノが最高においしかった…。

旅が非常に楽しかったのは間違いないのですが、終わって思い出を振り返ってみたとき、ある感覚に陥りました。それは、テスト前に試験範囲の最終確認をしているような感覚。つまり、「知らない」を「知っている」に変えるのではなく、「知っている」ことを「確かめる」ような体験が比較的多かったと感じたのです。

常識の範囲外を求めて

Photo credit: 八木彩香「思わず「感動死」したウユニ塩湖

正直、国内の旅では起こる出来事の予想ができたのかもしれません。ボーリングの玉を投げたとき、何本倒れるのか。もしかしたらガーターかストライクか…。投げるまでそれはわかりませんが、結果はある程度予想がつきます。

しかし、筆者はもっと違う何かを見たくなっていたのです。ボーリングの玉をレーンに投げ落とした瞬間、ボールは転がらずにその場で割れ、中から小さな男の子が…。そして「あなたが落としたのはこの金の玉、それとも銀の玉?」といきなり尋ねられるような、そんな常識の範囲外のことを体験したくなっていたのです。

そのようなことを考えているあいだに、気が付けばパスポートの写真を撮り終えていました。あくまで一例ですが、人が行動を起こすきっかけは一時的な感情や衝動的なことではなく、実はもっと奥深く、本能がむき出しになっている子供の頃の体験が関係しているかもしれません。

何かに迷ったときは一度、古めかしい思い出に浸ってみてはどうでしょう。そして、その思い出と一緒に海を渡って知らない世界を見に行ってみてください。そこで何かを見つけられるかどうかは、その人次第ですが(笑)。

(ライター:八木彩香
Photo by: 八木彩香「思わず「感動死」したウユニ塩湖

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*Tamako Morita「モロッコ旅その3〜あこがれの砂漠ツアー編〜
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