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日々の心がけで変わる 負の感情との付き合い方

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 怒りや不安など、負の感情は日常生活を送っていれば、誰もが感じているものだろう。仕事や人間関係の悩みは、精神的に大きな負担になる。では、もっと前向きに考えるコツはないのか。
禅僧の修行を積んだお坊さんは、どのように気持ちのコントロールをしているのだろうか。

 『心を癒す禅の教え』(嶺興嶽/著、SBクリエイティブ/刊)では、臨済宗妙心寺派全国3400寺の頂点となる日本最大の禅寺・妙心寺、その最高指導者である嶺興嶽氏が、心がふと軽くなる禅の教えを説く。

 怒りの感情が湧き出てきたとき、その感情にとらわれて気持ちがずっともやもやしたり、感情のままに開いてを怒鳴りつけたり、暴力をふるったりする人がいるのは、怒りの感情に振り回されているから。負の感情が湧き出てきたら、まずはそのことに気づき、できるだけ速やかに手放す。負の感情にとらわれないようにして、冷静な普段の自分に戻る。
 これがさまざまな負の感情との上手なつきあい方の基本となる考え方になるという。

 人間関係の悩みを持っている人は多い。例えば、相手から不愉快なことを言われたりすることもある。そんな時、嶺氏はもっぱら聞こえなかったふりをするという。
 なにか言われても「ん?」とかいって、とり立てて返事をしない。あるいは、ただ単に聞き流す。相手の不愉快な言葉にいちいち反応してしまうということは、物事を受け入れる許容範囲がまだまだ狭いともいえる。嶺氏曰く、人それぞれの許容範囲は、あまり変わらないという。広いか狭いかは、本人が日々心がけているかどうかの違いだけだと語る。
 もし、あなたが他人の言葉に反応しすぎてしまうのなら、広い心で受けとめるように日々意識することから始めてみてはだろう。そうしているうちに、本来持っている許容を活かせるようになって、たいていの言葉は聞き流せるようになる。

 釈迦の言葉を引用して、誰もがよいところも持っていると嶺氏は説く。嶺氏が禅僧の修行をするのも、あらゆるもののよいところに気づき、そして己を磨いていくためだ。
 不愉快な言葉に反応することはないし、負の感情との上手なつきあい方も習得する必要はあるが、人と接する時、まずは相手のよいところを探してみるといった心掛けが大事なのだろう。
(新刊JP編集部)


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