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見た目は怖いロシア人!でも本当は…織田博子(オダヒロコ)さんにインタビュー[後編]

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インドでおばちゃんと意気投合した織田さん

TRiPORTライターのレティです。

電車好きなら誰でも知っている、シベリア鉄道。ロシアを東西に横断する、全長9,297kmの世界一長い鉄道です。一生に一度は乗ってみたい、と思う方もいるのではないでしょうか。でも、「ロシア語がわからないし…」「なんだかロシアって怖そう…」と思ったりして、実際に行くのは難しそうです。そんな中、2015年1月にシベリア鉄道旅行記の『女一匹シベリア鉄道の旅』が出版されました。日本で初めてのロシア・シベリア鉄道の旅のコミックエッセイだそうです。女性一人で行く、サンクトペテルブルクから北京までのシベリア鉄道の旅です。
前編」に続き、著者の織田さんへのインタビューの様子をお届けします。

ロシア人って、あったかい

—シベリア鉄道の旅は、何日間も同じ人と過ごすことになりますよね。その狭い空間での人間関係はどのような感じになるのでしょう?

これからしばらく一緒にすごすことになるので、最初は「しゃべらなきゃ」と思うのですが、ずっと一緒にいると自然にコミュニケーションがとれるので、気を遣わず、居心地がいいです。

旅は出会いと別れの連続ですが、シベリア鉄道の旅では長く一緒に過ごすので、自然とお互いを深く知り、旅の中で出会った人のなかでも特別な存在になる気がします。
また、言葉が通じなくても、言葉を伝えるために努力する時間がたくさんあるので、焦らずお互いにコミュニケーションを取れるように工夫する余裕もあります。

私はロシア語が話せず、英語すらもあまり通じなかったのですが、知っているわずかな単語を組み合わせて「ごはん」「おいしい」「ありがとう」と伝えることができました。
他にも、絵を使って同じ車両にいたロシア人女性や子どもたちともコミュニケーションが取れましたね。

-ロシア人が冷たいというイメージを持っている人も少なくないようですが、『女一匹シベリア鉄道の旅』を読むとロシア人は優しいという印象を受けます。出発前と旅のあとでは、織田さんのなかのロシア人へのイメージは変わりましたか?

私もずっと「ロシア人は怖い」と思っていました。ほとんどの人がプーチン大統領のように、笑わない人だと(笑)。

ロシアに入国したときは、軍人に「パスポートを見せろ!」といきなり言われたので、最初は怖いという印象でした。
サンクトペテルブルクを旅しているあいだも、周りのロシア人が何を考えているかわからなくて怖かったです。しかし、地元の利用者が多いシベリア鉄道に乗って、自分が外国人観光客ではないみたいに接してもらえて、家族の一員のようになってからは違う視点からロシア人を見ることができました。そして、ロシア人は自分の感情をストレートに表現するので愛想笑いなどはせず、あまりニコニコしませんが、じつはとても優しい人々だとわかりました。日本でいうツンデレみたいですね(笑)!最初は少し冷たいですが、一度親しくなると家族のように接してくれます。

どこの国の人であっても、同じ人間

-織田さんが『女一匹シベリア鉄道の旅』で一番伝えたいことは何ですか?

女一匹シベリア鉄道の旅』の中では、ロシアの人とのふれあいと彼らの日常生活を描きましたが、ロシア人に限らず、どこの国の人であっても、自分と変わらない同じ人間だということを伝えたいと思います。
実際にコミュニケーションを取ってみると、その人の良さがわかってきます。
この本を読んで、「旅に出たい!」という気持ちになっていただけたら嬉しいです。

-今後も旅本を出版する予定ですか?

そうですね。『女一匹シベリア鉄道の旅』は北京で下車するところで終わります。
じつはその後、中国を旅してからモンゴルへ行って、シルクロードに入ってカザフスタンとウズベキスタンを旅しました。
今、その体験を『女一匹シルクロードの旅』に描いているところです。
ロシアには10日しかいなかったのですが、シルクロードは一ヶ月ぐらい滞在していたので、ネタも多いですし、結構分厚い本になると思います(笑)。

前回の記事はコチラ→【日本初】『女一匹シベリア鉄道の旅』のオダヒロコさんに突撃取材 [前編]

[食を旅するイラストレーター織田博子(オダヒロコ)。世界各国の食卓にお邪魔し、その体験をマンガやイラストで紹介しています。
連載:ハフィントン・ポスト・ジャパンキッチハイクマガジン
書籍:『女一匹シベリア鉄道の旅』(イースト・プレス)
織田博子さんの公式ページはこちら]

(ライター:Letizia Guarini)

ロシアの旅行記

*Shohei Watanabe「ロシア 過去の共産主義の凝縮、モスクワ市内散策
*Mayu「魅惑のロシア

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