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「帰れま10」の人気メニューはやらせだった? 原価が安く手間のかからぬものばかり

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今年1月に終了した「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」(テレビ朝日系)。この中の「帰れま10(テン)」は、芸人たちが居酒屋やファミレスなどで人気メニュー上位10品をすべて当て、完食しないとロケが終わらないという企画でした。

この番組は私もよく見ていましたが、当時から「この10品は本当に人気メニューなの?」という疑問がネットなどにあがっていました。確かに数年前にワタミが出たときにも、疑問に感じることがあったことを思い出します。
1位の「鉄鍋餃子」は人気だったけど

ワタミには、どの商品がどのくらい売り上げたか確認できるシステムがあります。1営業日ごとに調べることができるもので、「昨日は枝豆10人前、シーザーサラダは5人前」といったように商品ごとの出数の詳細が分かります。

この情報は、翌日以降の商品の発注数を決めるときに使われており、私も社員として出数を調べていました。ある日、ワタミが「帰れま10」に出たのですが、放送翌日の店舗は大盛況だったことを覚えています。

中でも番組で紹介された「人気の10品」の出数は、放送前と比べて多いものでは倍以上に跳ね上がりました。ただし売れた商品を見ると、普段の人気とは別なものが並んでおり、不思議な感じがしました。当時放送された人気商品ベスト10は、次のようなものでした。

1位 鉄鍋餃子
2位 きゅうりの旨味昆布
3位 お店で手作り厚焼き玉子
4位 有機野菜のシーザーサラダ
5位 海老とアボカドの湯葉春巻
6位 おタコのカルパッチョ
7位 鶏の唐揚
8位 ささみの明太子と梅しそ巻揚
9位 旨ダレ手羽唐揚
10位 厳選!お刺身盛合わせ

1位の「鉄鍋餃子」は長くワタミの人気商品ナンバーワンのもので、納得できます。問題は2位以下です。普段はそこまで人気がないのに、なぜか原価のかからないものや作成が簡単なものが多く並んでいます。
放送後には売れたので「真っ赤なウソ」とは言えないけど

仕入れ値が安くて売値が高い商品は、売れれば売れるほど利益につながります。作成が簡単なものは、従業員の負担が減らせます。女性受けをねらった商品も上位でしたが、これは当時ワタミが新商品を作る際に意識していたことです。

これらを踏まえた上で、内情を知るものがランキングを見ると、「なるほどなぁ。本当に売れるもののランキングというより、ワタミが売りたいものをランクインさせているんだな」ということが分かります。

売り上げを確認するシステムで普段から人気だったのは、「丸いか炙り焼き」であるとか「ほっけ」だとか。「串の盛り合わせ」あたりも入ってきていましたね。

テレビ局側とワタミ側で、どのような話し合いがあったかわかりません。ただ、放送後にはトップテン入りした商品の売れ行きはうなぎ上りでしたから、「真っ赤なウソ」とはいえないでしょう。

この場合、やらせに当たるのかどうかも、私には何とも言えませんが、情報操作といえなくもないのかもしれません。まあ、お金を払って番組に出させてもらうのであれば、儲からなければ意味がありませんが…。どのような裏があったにせよ、現場にしてみれば「テレビの宣伝効果はすごいんだな」と思った一件でした。

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