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【ぶっ通し6時間インタビュー】芸能記者の仕事! 記者X氏に聞きました(前編)

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ぶっ通して6時間しゃべってもらう『ぶっ通し6時間インタビュー』シリーズ。第1回となる今回は、いつも当編集部が芸能関係のお話をうかがっている芸能記者X氏。いままでもインタビューを掲載することはありましたが、今回は改めて6時間ぶっ通しでインタビュー! 芸能記者ってどんなことしているの? 4月6日X氏を6~8時間拘束(?)して、いろいろと聞きました!

■ドラマ取材などの裏側
記者 芸能記者はどんなことをしているのですか?
X氏 大きく分けて二種類の芸能記者があると思われます。ひとつは、ゴシップ記事を追いかける芸能記者。これは政治家や有名人であれば誰でも取材対象になるので、明確には芸能記者とは違うといえば違うのですが、ゴシップ記者を芸能記者といっても間違いではありません。もうひとつの芸能記者は、テレビ局や映画配給会社、芸能事務所、各種編集部からの依頼で取材をする芸能記者です。こちらはあまり芸能人から憎まれません(笑)。
記者 ゴシップ記者は憎まれるのですか?
X氏 いままで親しくしていた芸能人のゴシップ記事を自分の所属する編集部が記事として雑誌に掲載したとします。そうなると、たとえ自分が書いた記事でなくとも、裏切られたと思う芸能人は多くいますし、そのたびに仲良くしている芸能人がいなくなっていきます。
記者 なるほど。それに関してはのちほどお話を聞くとして、ドラマなどの取材はどのように行っているのか教えていただけますか?
X氏 ドラマの情報などが載っている雑誌の記事ですか?
記者 そうですね。テレビ番組の情報がメインの雑誌の取材方法など。

X氏 テレビ局からメールやファクスで情報が編集部に届きます。ほぼすべてのテレビドラマ情報が送られてきます。TBS、テレビ朝日、フジテレ、NHK、とにかく全部の局からきますね。それをもとに記事を書きます。そして、ドラマの台本も届きます。台本は皆さんが思っているよりも完成が遅く、ドラマを放送しているのにまだ先の話の台本ができていないことが普通にあります。ですので、郵送ではなくバイク便で、テレビ局から台本が送られてきます。ページ数が膨大なのでファクスでは送られません。
記者 ドラマよりも早く台本が読めるなんて役得ですね。
X氏 そうですね。しかもドラマの台本ってすごく読みやすい小説のようなもので、スイスイおもしろいように読み進められるんです。だからドラマを観るよりも楽しかったりします。
記者 ファクスや台本をもとに原稿を書くのですね。
X氏 そうですね。もちろん情報規制があるので、どこからどこまで載せていいか、規制書にあわせて原稿を書いていきます。

■最終回の秘密
記者 最終回の話なんて、どこまで載せたらいいのか判断が難しいところですね。やっぱり、規制にあわせて書きつつも、他誌より魅力的な記事を書きたいんですよね?
X氏 それはそうです。
記者 他誌との記事内容に関する差別化はどのようにしているのですか?
X氏 もちろん、テレビ局に独占情報をもらえればそれがいちばんですが、それができないのが普通ですので、そういうときはテレビ局に召集がかかったときにネタを仕入れます。
記者 召集ですか? どういうことでしょう。
X氏 私が勝手に召集と言っているだけですが(笑)、ドラマの中盤を過ぎると、テレビ局が「いろいろドラマの話してあげるから指定する日時においで」と言ってくるんです。テレビ局のドラマ部の小さな会議室に呼ばれるので、そんなに人は入れません。ですから、各テレビ雑誌の編集部からひとりだけ出向き、合計5~6人くらいで集まってドラマ部のプロデューサーやディレクターからお話を聞きます。
記者 どんな話をするのでしょうか?
X氏 最終回やそれに至るまでの話ですね。どういう展開でドラマが進むのかを解説してくれます。記者はその話を聞きつつ、記事のネタにします。もちろん「今言ったのことは書いちゃダメ」って言われることもあるので、すべては書けないのですが、けっこう独占情報を聞くことができます。
記者 最終回の話はファンにとってやはり知りたいですもんね。もし私がそのドラマの超大ファンだったら、独占情報があったらその雑誌を買ってしまうかもしれないです。
X氏 でも……。
記者 でも?
X氏 ここだけの話、ドラマも中盤になると最終回までの大まかな流れは決まっているものの、最終回だけが決まっていなかったりすることがあるのです。
記者 最終回が決まってないってすごいですね。
X氏 いや、おおまかではあるけれど、「最終回はこんな話になる」というのはだいたい決まっているんですよ。たとえば恋愛ドラマだと、「主人公の恋がかなって終わり」とか「フラれるけど新しい恋に目覚める」とかね。でも、その見せ方や演出がまるで決まっていなかったり、ラストシーンをどうするか決めていなかったり、そういうことは多々あります。韓国のドラマではありませんが、ギリギリまでどうするかラストを決めないこともありますしね。
記者 誰が決めるんですか。
X氏 脚本家……と言いたいところですが、そこはプロデューサーやディレクターと脚本家で話し合いですね。「絶対こうしたい!」と、自分を貫き通す脚本家の方もいますが、柔軟に他の人の意見を取り入れてストーリーを決める脚本家のほうが多いと思います。そうじゃないとドラマの脚本家はやっていけませんし、そういう脚本家のほうがテレビ局にとって重宝されるようです。「あの人とはやりやすい」となって、また次の脚本をお願いされます。とはいえ、脚本家が言いなりになっているわけではありません。脚本家の腕があってこそ、周囲からのリクエストをうまく取り入れられるのです。
記者 なるほど。
X氏 話が遠回りになりましたが、そのようにテレビ局に集まったとき、質問をガンガン浴びせてネタを仕入れて記事にします。

■ドラマ記者会見の流れ
記者 ドラマの製作記者会見などもありますよね。
X氏 あります。が、当たり前の情報しか提供してくれないのでけっこう退屈ですし、話としておもしろいものにはなりませんね。
記者 記者会見はどのような流れ進むのでしょうか。
X氏 「どこそこで記者会見をするからおいで」というファクスが届くので、その会場に向かいます。ほとんどがホテルの広間でやりますね。まずはじめにテレビ局の女子アナがドラマの解説をし、関係者が脚本家やプロデューサーの言葉を伝えます。そのあとキャストがひとりひとりコメントしていくという流れですね。壇上でのコメントが終わると、次はひとりひとりのキャストに対して囲み取材ですね。俳優は椅子に座り、その周囲にグルリと取材班が立ちながら発言をメモします。俳優の囲み取材は同時に行われるので、ひとりの発言を聞いていると他の俳優のコメントが拾えないので、誰か一人にしぼるか、ふたりで行くなどして対応します。だいたいの記者は、主人公やヒロインに行きますね。
記者 なるほど。芸能人を間近で見られてうらやましいですね。
X氏 そうでもないです。仕事としてやっていると、有名人がいてもあまりすごいと思わなくなります。ある意味、世間で騒がれている大物がそばにいても、私からすると普通の人です(笑)。まあ、主題歌のサンプルCDやDVDをもらえたりするのでうれしいときもありますけど、芸能人に会ってうれしいとは最近あまり思いませんね。

■毎回同じことを書く
記者 テレビ関係の雑誌の仕事で気をつける点はありますか?
X氏 ドラマの話の続きになりますが、テレビ情報が掲載されている雑誌って毎週や隔週で発売するじゃないですか。だから、それにあわせて同じドラマの原稿を書かなくてはならない。それがどういう意味かわかりますか?
記者 すみません、わかりません。面倒という意味ですか?
X氏 あながちハズレではありませんが、そのドラマを途中から観たいと思う人もなかにはいるんですね。そういう人のために、どういう内容のドラマなのか、毎週イチから書かないといけないんですよ。前週の原稿をコピーして掲載するわけにも行きませんし、言葉を変えて、ドラマの内容についてストーリーの流れを毎週のように解説します。
記者 大変ですね。
X氏 しかも、同じ雑誌の同じ号に同じドラマのページが2~3個ある場合もあります。その場合は、やはりドラマの内容に関してイチから解説する文を、いちいち3個作らなくてはなりません。けっこう、作業的な仕事になってつらいですね。
記者 現在もそのようなお仕事をしているのですか?
X氏 いえ、そのような仕事は本来ならば外部の契約ライターや入社して2~3年の編集者がやります。もちろんずっとそういう仕事を専属でやっているベテラン編集者もいますけどね。私は現在、政治関係の記事を多く書いています。
記者 政治関係の記事はあまり楽しくなさそうですね。
X氏 周囲からすれば華々しく見えないだけで、実際は芸能と変わらないですよ。

■グラビア雑誌の裏側
記者 何かもっと裏話的なものはないですか?
X氏 突拍子もない質問ですね。
記者 ないですか。
X氏 私がはじめて出版社に勤務したころの話ですが、雑誌の悪例のひとつといいましょうか、ひどいことが行われていました。
記者 悪例?
X氏 はい。私は大学を卒業して新卒で入った出版社が、芸能誌やグラビア誌を出しているところだったんですね。そこでは、読者プレゼントとしてグラビアアイドルのDVDとかサイン入り写真、非売品ポスター、そして家電やらAV機器やらたくさん放出していたんですよ。
記者 もともとそんなものは仕入れていなかったとか?
X氏 いえ、それは違反になるのでできません。
記者 プレゼントを自分のものにするとか?
X氏 それも違反です。いろいろと問題が発生します。
記者 どんな悪例なのでしょうか?
X氏 プレゼントは編集部がちゃんと経費として購入しますし、読者から届いたハガキで抽選もします。しかし……、読者として自分で応募したハガキを当選させるのです。
記者 ひどいですねえ。
X氏 ひどいです。
記者 でも私はしていませんよ。
X氏 本当はしたでしょう?
記者 してないです。そういうプレゼントは、外部の関係者でひいきにしている人にプレゼントするんですよ。「ハガキの端っこに赤ペンでラインを引いて、ハガキが見つかりやすいようにしておいてください。当てますから」と。
X氏 ひどいですね。
記者 ひどいですよ。でもそれが普通になっていました。
X氏 どこの出版社ですか。
記者 実名言ってもいいかな。
X氏 いいですよ。暴露しましょう。
記者 出版社は……。
 
→中編へつづく
 
 
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