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“日本ブランド”にこだわったイオンのマートフォン戦略

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イオンは2015年3月19日、春・夏商戦に向けたイオンモバイルの新製品発表会を実施しました。
今回、イオンが新たに投入を発表したのは、3月12日に発売を発表した日本通信の「VAIO Phone VA-10J」のほか、京セラの「S310」とソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia J1 Compact」、そして「学研がんばるタブレット」の4機種です。

「VAIO Phone VA-10J」は、日本通信とVAIOが協業で開発したスマートフォンの第1弾。5インチクラスのスタンダードなモデルで、端末価格は51,840円(24回払いで月額2,332円)。

月額1980円で高速データ通信が使い放題になることから、データ通信を多く利用するユーザーに適した内容となっています。

「S310」は、防水・防塵に加え耐衝撃性能も備えた、京セラならではの堅牢性が高いスマホ。中身はソフトバンクモバイルの「DIGNO U」などと同等ですが、価格が32,184円(24回払いで月額1,448円)と比較的安価。

通信回線はビッグローブを採用しており、高速通信容量が1GBで1,458円から利用できます(24ヵ月間の料金)。

「Xperia J1 Compact」は、NTTドコモの「Xperia A2」をベースとした、格安スマホ初となるXperiaブランドのスマートフォン。価格は59,184円(24回払いで月額2,663円)で、4.3インチのコンパクトサイズながら、2080万画素の高性能カメラやFeliCaなど豊富な機能を搭載し、「モバイルWAON」にも対応しているとのこと。

通信回線にはSo-netを用い、下り最大14Mbpsの70MB/日プランは月額1,382円、下り最大150Mbpsの120MB/日プランは月額1,706円となります(いずれも24ヵ月間の料金)。

「学研がんばるタブレット」は、学研の学習コンテンツ「学研ビクトリー」をプリインストールしたファーウェイ製のタブレット「MediaPad T1 8.0【教育モデル】」(38,800円)に、IIJの通信サービス(高速通信容量4GBで月額1,123円)をセットにして販売するもの。

イオンはランドセルや学童文具などで販売シェア首位を記録していることから、ICT教育に向けた取り組みを強化するべくこうしたデバイスの販売に至ったとのことです。

発表会では、イオンモバイルの新しいモバイル戦略についても発表がなされました。

イオンリテールの住居余暇商品企画本部 デジタル事業開発部長である橋本昌一氏によると、昨年のイオンのスマートフォン第1弾は、フィーチャーフォンの利用者はスマートフォンの見込み客であると再定義し、“月額料金が高い”“解約料が高い”などのハードルを取り払って購入しやすくしたことにより、シニアや主婦を主体としたユーザーから支持を集めたとのことです。

ですが“格安スマホ”という言葉が注目されて以降、従来の50代以上の世代だけでなく、既にスマートフォンを所有している40代、そしてそれ以下の世代の利用者が増えており、スマートフォンのブランドや機能に関する要求も高まっているとのこと。

そこでイオンは新たに、スマートフォンのメインユーザー層となる40代以下もターゲットとするべく、日本ブランドにこだわり、防水やおサイフケータイなど機能・性能面も充実させたラインアップを揃えたのだそうです。

ただしイオンモバイルでは、iPhoneに代表される高価格帯の商品を扱う予定はないそうで、機能をトレードオフしながら、月額4,000円以下で購入できる価格にこだわっていく方針のようです。

またイオンは、コンテンツやサービスの面でも充実を図っています。月額648円で端末補償や電話サポート、セキュリティアプリの利用などが利用できる「イオンスマホ安心パック」に加え、「朝日新聞デジタル for イオン」「ファミリービデオ」などいくつかの有料コンテンツを提供。

アプリ取り放題サービスの充実も図っており、3月20日からは新たに、アプリ数を少なくして安価に利用できる「イオン厳選アプリ20」(月額216円)や、子供向けに特化した「お子様向け超厳選アプリ10」(月額108円)の提供を開始しています。

 橋本氏は最後に、今回のサービス拡充によって「単なるデジタルツールから、スマートなネットワークライフの一助になればと考えている。デジタルシフトの柱として、通信サービスを中核サービスに育てていきたい」と、その意気込みを語っています。

格安スマホの立役者から総合通信サービスへと、事業拡大を進めるイオンモバイルの取り組みが、今後も注目されるところです。

※価格はすべて税込(8%)です。

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