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ツボにハマる人続出中! 『進撃の巨人』関西弁版を翻訳した凸ノ先生を直撃!

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 漫画『進撃の巨人』(講談社)の関西弁版がネット上に無料公開された。Twitter上では、「泣けるところは泣けるんですがローカルネタと固有名詞と新喜劇のノリがあかんwwずるいww」「あかん、つぼにww公式何やってんのww」など、ツボにハマる人が続出中だ。

 関西弁版『進撃の巨人』を標準語から関西弁に翻訳したのは、大阪市出身の漫画家・イラストレーターの凸ノ先生。『少年ジャンプ』(集英社)では十知乃高秀名義でも活動中だ。今回は、凸ノ先生に『進撃の巨人』関西弁版の翻訳作業について話を伺った。

 凸ノ先生は「関西弁にしたり、意訳したりすると、どうしても文字数が多くなってしまいがちです。ふきだしの大きさ(スペース)は固定なので、文字数が増えすぎないよう調整するのが大変でした。活字にすると意外と標準語と変わらないものも多く、少しオーバーにする調整も手間がかかりましたね。何より、原作がシリアスなセリフばかりなので、ボケるのに非常に苦戦しました」と、翻訳作業中の苦労を語った。

 また、「巨人」を「でっかいおっさん」、「探偵」を「ナイトスクープ」とルビを振っての訳も読者のツボポイントとなっている。これは制作会社との打ち合わせやメールのやり取りの中で生まれたそうだ。

 工夫した点についてもうかがうと、「キャラクターによって、同じ関西弁でも微妙に変化を持たせています。たとえば、いかにも大阪のガキンチョっぽいエレンに対して、アルミンはちょっとお坊ちゃんぽいというか、やや京都よりの関西弁にしました。また原作にはない『アダ名』の概念を取り入れてみました。関西人はすぐ『◯◯っさん』みたいなアダ名を付けるので……」とのこと。

 「ウォール・ウメダなどの、壁の名前を関西の固有名詞にする案は当初からありましたが、どの地名を使うかについては、実は最後までかなりモメました。最終的に僕の故郷である天王寺をゴリ押しで使えてよかったです」と、翻訳中の裏話まで語ってくれた。

 それにしても本題ではないが、『ジャンプ』(集英社)で読み切りを描きつつも、講談社から発売されている『進撃の巨人』の訳を担当しているのはなぜなのか気になってしまう。

 「読み切りを載せてもらい、連載も狙っている『ジャンプ』の編集部に怒られたらどうしよう……という思いはありました。バレましたが、担当編集は笑っているので大丈夫だったようです。講談社さんも集英社さんも懐が深すぎると思います」

 ネット上で話題になっていることに関して「たくさんの方、さらにはアニメ版『進撃の巨人』の声優さんなどにも読んでいただき、面白がっていただけて、素直にとてもうれしいです。『進撃の巨人』というコンテンツのすごさを改めて感じました。自分も面白い漫画を描かねば! と気合いが入りましたね。また、やっぱり皆さん、自分の地元の方言がお好きだなぁ、とも思いました」と、喜びを表した。

 今後の目標は「『進撃の巨人』と比べると恐れ多いですが自分の漫画、コンテンツで話題になりたいですね。今一番の目標は漫画の連載を持つことです。そして、吉高由里子さんと鳥貴族に行くのが夢ですね。鳥貴族じゃなくても大丈夫です。どこでも、大丈夫です(笑)」と語っている。

※画像は凸ノ先生のTwitterから

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