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右ハンドル・左車線のニュージーランド 日本の良質な中古車を大量輸入中

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ニュージーランドは、日本と同じ右ハンドルで左車線。世界3位の自動車保有率で、その6割が中古車という中古車大国だ。自国の自動車メーカーが存在しないため、新車中古車問わず輸入に頼っている。

2015年3月17日放送の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)は、品質の良い日本の中古品を海外に売り出そうと努力する人たちを紹介した。
走行距離の短い中古車在庫が多い日本

個人で中古車を売買するカーフェアに行ってみると、どれも年式が古い車ばかりで、事故の形跡が残るものも多い。客いわく「どうせ壊れるからここで一番安い車を買う」とのことだ。

アメリカ車やドイツ車も多いが、実はほとんどが「日本で使われていた車」で、輸入される中古車の94%は日本からだという。業者は日本で売れ残った中古車を買い付け、まとめて販売してきた。

そこに昨年の11月、日本の中古車業界最大手のガリバーが進出した。ニュージーランド事業を任されたのは内田隼太さん(37歳)だ。日本では加盟店を増やす部署で、100軒以上を出店した実績を買われた。内田さんはこう語る。

「走行距離が少なくてクオリティーの高い中古車が、日本にはまだまだいっぱいある。本当の中古車の良さが伝わりきれていない」

ガラス張りの店内に展示されているのは、新車同様の美しい中古車が15台。これは客寄せ用で、実際には独自のネットシステムを使い、パソコン画面で客が選んだ車を契約する。

日本の販売店にある中古車の写真をあらゆる角度から撮り、傷なども隠さず公開。全国460店舗・1万台の車を登録している。しかしニュージーランドの客からは、納車に2か月かかることや、今までとは違うやり方に戸惑う声も。

「画像しかみられないの? 買いたい車に試乗できないのね」
「俺は今日か明日にでも欲しいんだ。現物も見られないし、ネットで買うにしても待たせすぎだぜ」

「世界に発信すれば必ず広がっていく」

こうした不満に応えるために内田さんが打ち出したのは、「納車して15日間は返品可能。1年間修理代無料」というサービス。他の中古車店にはない、思い切った策だ。

内田さんは「私たちは日本の会社です。修理においては最高レベルの技術を持っています」と客に熱心に説明し、成約に結びつけていた。契約が成立した車は日本で3日間かけて整備し、新車のように生まれ変わらせてから客のもとに届けられる。

ガリバーはNZを皮切りに、右ハンドルの国に次々に進出していこうと計画している。東京・丸の内のガリバーインターナショナル本社では、壮大な世界戦略が練られていた。執行役員の許哲(ホウ・チョル)さんはこう語る。

「日本の安心で良質な中古品は、世界に発信すれば必ず広がっていく」

番組ではこのほか、壊れた家電から汚れた古着まで「何でも買い取る」というリサイクルショップ「エコリング」を紹介。日本で買い取った中古品を海外でも販売しており、日本の古着が大人気だというアフリカのウガンダで戦略的に売っている様子を映し出した。

使えるものを簡単に手放す現代日本の贅沢な消費文化の一面も感じて、手放しでは喜べない気もしたが、ユーズド・イン・ジャパンが評価され、それがビジネスにつながるのは結構なことだと思う。(ライター:okei)

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