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SNS上で、バーチャル墓参り!?そんな時代が到来するかもしれない・・・

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お墓参りといえば、たいていの人々は年に数回、命日やお盆、彼岸などに行くことが多いと思う。中には、もっと頻繁に足を運びたいのだけど、遠くに住んでいるなど様々な事情があって叶わない、という方もいるだろう。

そんなお墓詣りの習慣が、このソーシャル・アプリ「RipCemetery」で一変するかもしれない。これはソーシャネル・ネットワーク上に、故人の墓を設置するというアイデア。

システムは既存のSNSそっくり

このアプリ、いったいどういうシステムなのか。イメージとしては、ウェブ上に故人のSNSアカウントを作るようなものだと思っていい。ユーザーは、そのバーチャルな「墓」を訪れて、アプリ上で花を添えたり、メッセージを残したりできる。

墓を訪れることのできる人は任意に設定でき、その共有範囲内の誰かが墓を訪れると全員に「通知」が来るシステムになっている(つまりは既存のSNSの「公開範囲」と全く同じである)。

さらに家族用の墓など故人が複数であるケースにも対応できる他、人間だけでなくペットの墓を作ってもいい。

social media, social networking, social computing tag cloud (#4)

故人を偲ぶための新たな「ツール」

アプリはイタリアのデベロッパーが開発したもの。アイデアを得たきっかけについて、開発者のJacopo Vitali氏はこう語る。

親しかったいとこが、とても若くして亡くなってしまったんだ。家族は彼を火葬することにしたから、僕は好きな時に彼に会いに行くことができなくなった。その時に、モバイル・デバイス上でいつでも彼の元を訪れることのできるシステムを作ろうと思ったんだ。

日本は世界一と言われるほど火葬のよく普及した国なので、ピンと来ないかもしれないが、ヨーロッパでは元来墓の下に故人を埋葬する土葬が主流。しかしスペースや経済上の問題で、最近では火葬も増えてきており、その場合は遺灰を撒くだけで墓を作らないケースも多いという。彼の発言はそうした事情を踏まえたものなのだ。

Glasnevin Cemetery, officially known as Prospect Cemetery

なぜ「墓」をアプリにするのか

概要だけ聞くと、かなり微妙なシステムだと思われるかもしれない。だが現代には人口の爆発的増加で世界的に墓を作る土地が不足しているという切実な事情があるし、また上のVitaliさんのいとこのように、様々な理由から故人の墓を作らない/作ることができないというケースもあるだろう。そのような背景を踏まえると、このアプリの登場を歓迎するユーザーは意外に多いかもしれない。
更に、お墓を持っていたとしても、身内でお墓を管理するためのツールとして家族で利用すると言うこともできるかも知れない。

ただそれでも、ついに墓までモバイルで持ち歩く時代が来たのか・・・と考えると、やはりなんだか複雑な気分にはなってしまう。

Top photo by Ayolt de Roos
Reference:YouTube

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