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本気で叱ってくれる人が、大切な存在。余命半年の教授がおこなった「最後の講義」

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末期ガンで、余命半年を宣言されたランディー・パウシュ教授が2007年9月18日に行った文字通り「最後の講義」。この講義は、勇気と感動を与えるすばらしい内容であると多くのメディアで取り上げられ、今も尚語り継がれている。

テーマは「子供のころの夢を実現させる方法」。子供時代の夢をどう実現してきたか。それを元に、今までの人生を振り返りながら「どう生きるか」という人生の教訓を語っていく。

彼が伝えたいことはざっくり言うとこうだ。

この動画で伝えていることは、

1 余命数カ月と宣告された教授が、教え子にむけて語った最後の講義。その中で、彼は夢の実現の仕方を語っている。

2 夢を叶えるためには、とにかく自分から動くこと ・叱ってくれる人は大事な存在 ・壁はあなたの本気を証明するためにある ・先頭に立つものは矢を撃たれる ・子供のような探究心を忘れないこと、が大切。

3 今日から始めたい教訓として7つ語っている。
その内容は、
1.フィードバックを素直に聞き入れること
2.感謝を示すこと
3.文句を言わないこと
4.何かに秀でること
5.一生懸命働くこと
6.人の長所を見つけること
7.準備を怠らないこと

約1時間半の少し長い講義だが、とても末期ガンだとは思えないエネルギーに溢れ、見るものを釘づけにする。ここからは彼がかたった大切なことをまとめた。最後の講義をぜひ、見て頂きたい。 

(最後の講義)

(卒業式のスピーチ)

実現したいなら
とにかく自分から動くこと

子供の頃の一つ目の夢は、「無重力の世界へ行くこと」でした。当時から視力が悪かったので、宇宙飛行士になろうとは思っていませんでした。

ある時、NASAが行ってる大学生向けの企画コンテストで優勝すると、トレーニング飛行を体験させてもらえるということを知りました。早速学生たちに企画をさせたら見事優勝!これで夢が実現すると思ったら、教授は一緒には乗れないことが判明しました。 

とても落ち込みましたが、どうにかならないかと規約を読み直すと、ジャーナリストなら1名連れて行っても良いということが分かりました。

そこで私は、NASAに連絡し「指導教官としての辞表を提出し、ジャーナリストとしての応募書類を提出します」と伝えました。最初は呆れられましたが、交渉の末、取引に成功したのです。

叱ってくれる人は、
大切な存在

二つ目の夢は「NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)でプレイすること」でした。実現はしなかったのですが、その過程で多くのことを学びました。

コーチはいつも私を、とても厳しくしごきました。でもある時、アシスタントコーチが私のところに来て言ったのです。「コーチにだいぶしごかれてたみたいだね?それはいいことだ。君がへまをしでかして、誰も君にそれ以上やれと言わなかったら、それは君に見切りをつけたってことだからね」と。

この教訓は、私の人生に深く残るものとなりました。上手くできなった時に、誰もそれについて何も言ってくれなかったら、その場所は離れたほうがいい。
あなたに厳しくしてくれる人やあなたの家族は、あなたを愛しているからこそ、ちゃんと叱ってくれるのです。

壁にぶつかったら、
それは越えるためにある

「ディズニーの企画担当者になること」という夢は、非常に難関でした。カーネギーメロン大学で博士号を取得した私は、「この学歴ならどこでも大丈夫」と思い、ウォルト・ディズニーのイマジリアリング社へ志望書を送りました。その後、あっさりと不採用通知が送られてきました。

でも「壁にぶつかったら、その壁にはかならず理由がある」のです。

壁は、夢を諦めさせるためにあるのではありません。私たちがどれほどその夢を達成したいか、その本気を証明するために存在するのです。実際に、そこまで本気でない人たちはこの時点で諦めました。

それから数年後、私は「バーチャルリアリティ(仮想現実)」の研究をし、仕事にしていました。するとディズニーがバーチャルリアリティを利用して新たなアトラクションを作るということが分かったのです。
私は交渉に交渉を重ね、企画責任者ジョン・スノディ氏に会うこに成功!さらにどうにか取り付けたランチの後に、一緒に働きたい意志をぶつけたのです。

その後私は、大学教授をしながら、コンサルタントとして、ディズニーアトラクションの企画に携りました。というわけで、私の子供時代の夢が叶ったのです!

先頭に立つものは、
矢を撃たれる

夢を叶えた私は、次に「どうやったら他の人の夢をかなえる手助けができるだろう?」と思うようになりました。そこで「バーチャル・ワールドをつくる」という授業をスタートしました。チームで企画した作品を作り、誰かに見せるのです。

このコースは徐々に人気になり、やがて毎年の発表会は学内の名物になりました。しかし、成功するまでは決して簡単な道のりではありませんでした。

この背中に矢の刺さったベストは、ETC(エンターテイメント・テクノロジー・センター)を退職した時に贈られたものです。これは私の勲章です。

何か全く新しいことを始めようとする時には、必ず矢を撃たれます。それに耐えなくてはいけません。それが成功への道です。

子供のような
探究心を忘れないこと

お世話になったコホン総長は、「この講義では、『楽しむこと』について話してくれ。いつも楽しそうというのが、僕の中での君のイメージだからね」と私に言いました。

私は「もちろんいいですよ。『楽しむこと』は魚にとっての水のようなものですからね」と答えました。というより、私はどうやって日々を「楽しまない」ようにするのか分からないのです。

私はもうすぐ死んでしまいます。でも、まだまだ人生を楽しんでいます。残された日々も楽しみ続けます。

(くまのプーさんの)ティガーになるか、イーヨーになるかは君次第です。私がどちら側かは言うまでもありませんね。子供のような探究心を忘れないことは、本当に本当に大事なことだからです。その探究心が私たちを突き動かすのです。

最後に・・・
夢をかなえる7つの教訓

1.フィードバックを素直に聞き入れること

誰だって人からの忠告を認めるのは難しい。素直に聞き入れられない人はたくさんいます。でもフィードバックをもらったら、ありがたく受けとめ、それを生かすべきです。

2.感謝を示すこと

私が終身教授に昇進した時、研究チーム全員をディズニーワールドへ1週間の旅行に連れて行きました。だって彼らがものすごく頑張って働いてくれたおかげで、私は世界で最高の仕事を手に入れることができたんですから。お礼をせずにどうして平気でいられるんでしょう?

3.文句を言わないこと

文句を言う代わりに、もっと頑張る努力をすること。

4.何か一つでも得意なものをつくること

得意なことを作りましょう。それは、あなたの価値を高めてくれます。

5.一生懸命働くこと

私が他の人よりも1年早く終身教授に昇進したとき、他の准教授たちは「秘訣は何?」と聞いてきました。私はこう答えました。「金曜の夜10時にオフィスに電話してくれたら教えるよ」

6.人の長所を見つけること

世の中に完全な悪人なんていません。誰にでも良い面があるから、それを見せてくれるのにどんなに時間がかかっても信じて待つことだ大切です。

7.準備を怠らないこと

「幸運」とは、あなたがそれまでに積み重ねてきたことにチャンスが訪れたときのことだからです。

以上が私の講義です。実はこの話は、「どうやって子供の頃の夢をかなえるか」ではありません。「どう生きるか」なのです。正しく生きていれば、人生は良い方向へと導かれ、夢は自然とかなっていくものなのです。

ありがとうございました。

Reference:youtube

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