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外国人向け「飲みニケーション研修」開催 乾杯マナーやお通し「初めて知った!」

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国内の人手不足で、外国人スタッフのニーズが高まりを見せている。しかし文化や習慣の違いや言語の壁で、「うまく馴染めない」という不安を持つ人も少なくないという。

人材派遣のジェイコムは2015年3月18日から、「外国人・帰国子女向けの人材研修」を開始した。日本ならではのビジネスマナーを座学で学んだほか、夜は実際に居酒屋で「飲みニケーション研修」も行われた。
渋谷の居酒屋で「実践飲みニケーション」

今回の研修に参加したのは、中国やベトナムから来た女性5人。留学生として来日し初めて日本で働く人や、すでに販売職などで働き始めている人たちだ。日中は名刺交換や電話のロールプレイングなど、日本で働くための基本的なルール・マナーを学んだ。

「飲みニケーション研修」では、上座・下座の違いやお通し制度、お酌の仕方などが事前に説明された。「ビール瓶のラベルを見せながら注ぐ」など、日本ならではの習慣に驚く人もいた。

その後は、東京・渋谷の居酒屋で実践講習が行われた。参加者たちは、研修の講師にメニューを見せたり、出されたお酒を乾杯まで遠慮するなど、教えられた内容を忠実に守っていた。

乾杯も講師のグラスよりも下に当てるなど気を遣いつつも、初めての「飲みニケーション」を楽しんでいた。ただし、日本の居酒屋独特のルールに戸惑う人も。

「仕事関係でお酒を飲むのは初めて。お通しは日本に来て初めて知った。枝豆やお刺身は好きだからいいけど、嫌いなものが出されたらイヤだなと思う」

さらに参加者たちからは「飲み会でも仕事の話をするのか?」「取り分けたものが嫌いなものだったら、上司はどうするのか?」「日本人は仕事と飲み会で性格が変わるのはなぜ?」など、講師に矢継ぎ早に質問が飛んだ。
マナーが分からなくて「イラッとされた」外国人も

飲み会中も参加者たちは食事を取り分けたり、空いたお皿を積極的に下げたりと、学んだことを生かそうとしている。母国の飲み会とは違うかどうかを聞くと、細かいところが色々と違うと話す。

「中国の乾杯は、目下の人がグラスのフチをあてる。回転テーブルで食事を勧めることはありますが、取り分ける文化はないです」

参加者たちはこの日初対面だったようだが、研修は終始なごやかムード。連絡先を交換し「友だちができてよかった」「色々なことが聞けてよかった」と笑顔で話す人もいた。

「自分は思ったことがあまり喋れないタイプなので、こういう場で文化を理解できてよかった。社会人になったら役に立つと思うので、教えてもらったことを実現できればいいと思います」

ジェイコムの広報担当者によると、外国人スタッフは日本語を喋れて働くスキルはあっても、マナーがわからなかったために「人間関係がうまく作れない」と悩みを抱える人もいるそうだ。

「日本の酒席でのマナーを知らないのは当たり前ですが、過去、上司やスタッフ同士で飲みに行ったときに『イラッとされてしまった』という声も。それなら、教える場を作ったほうが良いなと。働く上で、仕事以外のコミュニケーションは重要ですからね」

今後も毎月第3水曜日に実施する予定で、参加者からは「カラオケ研修もつくってほしい!」といった声もあがっていた。

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