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性別の壁を、壊していこう!FacebookのCOOが語る「世界に女性リーダーが少ないワケ」

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FacebookのCOO(最高執行責任者)のシェリル・サンドバーグ。彼女がTEDで語った女性のリーダーが少ないという現代の問題、そして「経営幹部を目指す女性に贈るアドバイス」には、会場から何度も歓声があがった。

彼女が伝えたいことはざっくり言うとこうだ。

1.性別は関係ない。自分の能力を信じて、交渉すること
女性は自分の能力を認めるのが苦手。もっと自信を持って給料に関しても交渉すべき。

2.家事や育児も重要な仕事。パートナーと分担すること
仕事を成功させるには、パートナーとの協力も必要。離婚率も少なくなる。

3.早い決断は待って!とにかく最後まで会社に留まること
まだ訪れていない妊娠や子育てを想定し、早めにブレーキを踏むのは辞めよう。チャンスがあるときは、アクセルを踏み続けるべき。

ここからは、動画で彼女の熱いスピーチをご覧頂こう。

世界で、
女性リーダーが少ない現状

私たちは、幸運なことに女性の人権がある時代に生まれ育ちました。 しかし、まだ大きな問題があります。世界のどこをとっても女性が職場において、トップまで登り詰めていない状況です。190人いる首脳のうち女性は9人、世界中にある議会のうち女性が占めるのは13%です。民間企業においても女性の経営幹部職や役員は、15か16%程度です。この数値は2002年から変わっておらず、状況は改善していません。

女性は職場における出世と、個人的な充実感との間で厳しい選択を迫られます。米国における最近の研究によると、既婚の上級管理職のうち2/3の既婚男性に子どもがいたのに対して、子持ちの既婚女性は1/3に過ぎなかったのです。

最初にハッキリ申し上げると、ここで良し悪しについて語るつもりはありません。職場に留まるということが全ての人にとって良いと言うつもりもありません。ここで伝えたいのは、職場に留まりたい時どうすべきかということです。

自分の能力を信じて
交渉すること

女性は自身の能力をより低く見積もってしまうものです。研究によると、過去2年間で大学を卒業し働き始めた人たちの中で、57%の男性が初任給の交渉を行うのに対して、女性はたった7%しかしないといいます。そして最も重要なことに、男性は出世は自分が勝ち得たものだと思うのに対し、女性は外的要因が理由だと感じています。

何故出世できたかを男性に聞くと、彼らは「俺がイケてるからだよ。そりゃそうだよ」と言い、女性に同じ質問をすると、「誰かが助けてくれた」などと言うのです。

この違いはとても重要なことです。なぜなら、交渉を行わずに役員室に入る人などいるはず無いのですから。同様に成功すると、確信していない人が出世するということもありません。

好感度は出世の敵?
女性が出世できないワケ

だから、働いている女性全員に「自分自身を信じて、自身の為の交渉して、出世を勝ち取って!」と言いたいのですが、そう単純なことではありません。多くの人が感じているかもしれませんが、出世と好感度というのは、男性の場合正の相関があり、女性の場合、負の相関があるのです。

2002年、 コロンビア大学の教授が、ハイディ・ロイゼンという投資家になろうとしている女性の事例を取り上げました。

教授は、ハイディから1語だけ変えて、ハワードという男性の名前にして、2つの学生グループにこの事例を与えてみました。
その結果、学生たちは、ハイディとハワードは同程度に能力があると評価しました。そしてハワードに対しては、みな好感を持ち、素晴らしい人だし、一緒に仕事したり、釣りに行ったりしたいと答えました。一方ハイディに対しては、彼女はちょっと身勝手で抜け目が無いように感じる、一緒に働きたいか確信が持てないと答えたのです。

女性たちが出世する為には、男性がしなくても良い犠牲を伴うのだということは残念ながら事実です。

家事や育児も重要な仕事
パートナーと分担すること

データによると、女性と男性がフルタイムで働きながら子どもがいる場合、女性は男性の倍にも及ぶ家事を行い、女性は男性の3倍もの育児を行っています。それに、誰かが家にいなければならない状況になったときに、退職するのはきっと女性でしょう。

互いにとって一番良いのは、家事や育児をより重要な仕事として分担し、女性を職場に留まらせるとすることでしょう。同程度の収入と同程度の責任分担を持つ家庭では、離婚率が半分であることが調査により分かっています。

早い決断は待って!
とにかく最後まで留まること

これは、私は常に見てきたことですが、女性は職場で成功したいと思っていても、様々な理由で辞めてしまう人が多いのです。彼女たちは、忙しい中で子どもを持ちたいと考え始めると、その為の余裕を確保しようとします。その瞬間から、出世を望むこともなくなり、気が抜けてしまうのです。

例えば、妊娠が発覚して出産、子育てを行い、約2年間のブランクがでるのは仕方がないことです。それよりも私が問題だと思っているのは、何も起こる前から考え始める女性です。
ある女性が子育てのことで会社を辞めるべきか、私のところに相談に来ました。話を聞くとまだ結婚の予定はない、恋人もいないということでした。私は、「そういうことを考えるのはもっとずっと後で良いのよ」と伝えました。

2年前に出世に飛びつかなかったために、隣にいる人がそのチャンスを手に入れる。3年前に新たな挑戦を止めてしまったために、後で大きな後悔をする。そんなことがないように、アクセルを踏み続けておくべきなのです。最後までチャンスを逃さないでください。子どもの為に休みを取り、仕事を離れなければならないその日まで待って下さい。早すぎる段階で決断をしないでください。

女性が
リーダーになる未来

最後に、女性リーダーの数が我々の世代でガラリと変わることは難しいかもしれません。でも次の世代ではできることを期待しています。世界の企業の半分が女性により運営される「世界」は、今の世界よりもっと良い場所のはずです。

Reference:ted

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