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休みの連絡が親からくる!? 「さとり世代」社員との付き合い方

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 あなたの職場に「さとり世代」の社員はいませんか?
 「非さとり世代」の人間からすれば、彼らの行動は摩訶不思議。「どうして?」という言動を繰り返し、ちょっと厳しいことを言うと会社をやめてしまう…といった傾向があると言われています。

 しかし、入社してきた以上、会社は彼らを育てていかなくてはいけません。それには彼らの考え方を理解することが必要です。
 個別指導塾を経営する喜多野正之さんの『さとり世代のトリセツ』(秀和システム/刊)は、「さとり世代」の考えを知り、彼らを即戦力に育てる方法を説明した一冊。喜多野さんが経営する塾でも新卒学生を採用してきましたが、数年前は離職率80%というありさまでした。しかし、検証と実践を繰り返すことで、現在では離職率10%まで減らすことができたそうです。
 喜多野流“さとり世代”との付き合い方を、今回は本書に掲載されている87のポイントから3つ、ピックアップしてお届けします。

■「親に休みの連絡をしてもらう」社員 → 【対応策】「もし親が死んだら、どうするの?」と問いかける

 休みの連絡がなんと親から入る。「それくらい自分でしろ」と思うものですが、こういったことは確かにあるそうです。
 このケースは、子どもと親双方への対応が必要です。親へはしっかりと「休むのは本人の話ですから、本人に連絡をさせていただけないか」と伝えるべきでしょう。
 一方、本人に対しては怒るとNG。「もし親が死んだら、どうするの?」とケースをあげてイメージトレーニングをしてあげましょう。あまり良いイメトレはないですが、頼れる親がいないと仮定した上で、逃げずに答えられるようにしてもらうのです。

■やりたい仕事だけはする社員 → 【対応策】どうやったら仕事が面白くなるか一緒に考える

 働いていると「やりたくない仕事」をしなければいけないことが必ずあります。そしてそんな仕事こそが、将来役に立つものだったりするのです。
 では、「やりたくない仕事」をさせるにはどうすればいいのでしょうか。「将来に活きる」という話はおそらく響かないでしょう。ならば、「こうしたら面白くなる」という仕事のイメージを引き出すのです。

■ちょっとしたことで出社拒否する → 【対応策】自分の失敗談を聞かせてあげる

 少し叱っただけでへこんでしまう特徴を持つのが「さとり世代」。次の日「出社しません」という連絡がくるというパターンもあります。
 もちろんそのまま辞められてしまったら困るわけですから、さらに強く注意してはいけません。こんなときは、失敗は誰にでもあることであり、自分自身の経験談を聞かせてあげることが大事です。どのように気分転換したのか、どう失敗を次に活かしたかなどを話しましょう。
 常日頃から「失敗することは、むしろいいこと」と、失敗に対してポジティブな評価を言っておくことも重要です。

 もうすぐ4月、新卒の新入社員たちが入社してくるという会社も多いはず。育ってきた時代が違うので、価値観や考え方が異なるのも当然のことですから、それを前提とした上で、彼らと向き合い、育てていくことが必要です。
 喜多野さんは、「さとり世代」には従来型の研修や教育をしても、従来のような結果が伴わないという現状があることを指摘した上で、まずはお互いを知るためのコミュニケーションの重要性を説きます。

 本書は会社にはびこる悩ましい現実を解決するための一冊です。イラストとともに分かりやすく「さとり世代」の特徴を教えてくれるので、「もう『さとり世代』にはお手上げだ」という人は一読の価値があるはずです。
(新刊JP編集部)


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