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高音質SDカード、レビュー大荒れ

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ソニーが3月5日に発売した、高音質設計のmicroSDカード「SR-64HXA」が、ネット上で注目の的となっている。

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「SR-64HXA」は、従来のmicroSDカードに比べて保存している音楽ファイルを高音質で再生できるというもの。しかし、ネットでは、デジタルファイルは劣化しないという定説から、記録媒体によって音質が変わることはないのではないかとの声が続出しているのだ。

公式サイトの商品説明によると、

「microSDメモリーカードからのファイル読み出し時に発生する電気的ノイズを低減。オーディオ再生機器の部品や回路への悪影響を抑え、音源が本来持つスムーズな音のつながり、澄んだ音場の広がり、粒立ちの良さ、みずみずしさを再現し、高音質化を実現しました」

とのこと。どうやら、データ自体を高音質で保存するわけではなく、読み取り時の他の部品・回路への影響を抑えるにすることで、高音質に聞こえるようにしているらしい。とはいえ、これを踏まえても、音質が向上するというデータが出されていないため、懐疑的なネットユーザーは多く存在しているようだ。

この「SR-64HXA」について、AV関連機器に関する情報サイト「AV Watch」の連載「藤本健のDigital Audio Laboratory」(3月9日掲載)では、開発にかかわった4人にインタビューを敢行。開発に至った経緯や技術に関する解説を行っているが、ここでも実際に高音質になるという証拠を数値で示すには至っておらず、少々煮え切らない印象だ。

そんな状況もあってか、通販サイトAmazon.co.jpにおける「SR-64HXA」のカスタマーレビューがなんともおかしなことになっている。その一部をピックアップしてみると、

「私は良い音質データの為に必ずCDを冷凍してからリッピング(※)しています。
データがぬるくならない様に、USB3.0を使用して素早く転送しています」
「このカードを購入以来,我が家のオーディオ音質は劇的に向上し,TVの映りも良くなり,ご飯も美味しく炊き上がるようになりました」
「このカードをカメラに挿入して、憧れていた女の子の写真を撮ってあげたら
その娘が『こんなに綺麗に撮ってくれるって素敵』と言って
キモブサデブの私とつきあってくれるようになりました
来月彼女と結婚します」
※リッピング:CDなどからデジタルデータを抽出し、PCで処理できるファイル形式で保存すること

といったように、真面目なレビューはほぼ皆無で、ほとんどが冗談で書かれたカスタマーレビューとなっているのだ。

音質については自分の耳で感覚的に「良い・悪い」を判断することは可能だが、数値化できないのであれば客観的評価は難しい。ネタだらけとなってしまったのも、そんな信憑性への疑いからなのだろう。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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