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座り仕事の腰負担、立ちの1.4倍

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日本人の“国民病”ともいわれるほど、多くの人が悩まされている「腰痛」。病院で治療を受けるほどではなくても、症状を自覚している人は少なくないだろう。

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腰痛の原因は色々あるけれど、よくいわれるのは仕事中の“姿勢”。デスクワークで座りっぱなしだと腰に悪いという話は皆さんもご存じだろう。その一方、“立ち仕事”の人も腰を痛めやすいという話も聞く。はたして“立ち仕事”と“座り仕事”、どちらのほうが腰に悪いのか? All About「肩こり・腰痛」ガイドでカイロプラクティック理学士の檜垣暁子先生に取材した。

「どちらかと言えば、座り仕事の方が腰に悪いと思います。本来、背骨のS字カーブがキレイに整っていて、顔を正面に向けているのが正しく自然な姿勢。そのため、座っている姿勢は人の姿勢として自然ではなく、腰への負担が大きいのです。さらに、デスクワークなどでは前傾姿勢になることが多く、それも腰への負担になります。」

確かに、パソコンに向かって作業をしていると、気がつけば前のめりになっている…なんてことはありがちだ。さらに、座り仕事の場合は長時間同じ姿勢でいることが多いのも問題だと、檜垣先生は指摘する。

「ずっと同じ姿勢を続けていると、腰回りの筋肉に大きな負荷がかかって疲労し、体重を支えられなくなって腰痛につながります。ですから、一日中座っていることの多いデスクワークの人は、腰への負担はかなり大きくなると思います」

実際、腰への負荷の目安のひとつである椎間板内圧は、座っているときのほうが立っているときに比べて1.4倍も多いという研究結果もあるのだとか。また、少し古いデータではあるが、平成14年度の厚生労働省労働者健康状況調査では、腰痛経験者の「発生原因作業」として「座り仕事(※腰掛け作業)」が18.6%だったのに対し、「立ち仕事」は15.1%という結果も。僅差ではあるが、どうやら“座り仕事”のほうが“立ち仕事”より腰痛になるリスクは高そうだ。

「ですが、立ち仕事ならば大丈夫というわけではありません。立った状態で60度くらいの前傾姿勢をとると、腰への負担は体重の2.5倍になるといわれています。さらに、その状態で重い物を持つと体重の5倍もの負荷がかかるとも。もし仕事でそんな状態が続く場合には、デスクワークと同じかそれ以上に腰痛になりやすいと言えますね」

どうやら、立ち仕事でも座り仕事でも、ある程度は腰痛になることの覚悟は必要なのかも。では、なんとか腰痛を防ぐための対策は?

「どちらも、基本的には体を動かすこと。デスクワークの方であれば、休憩のときに簡単な体操をするといいでしょう。体を動かせば腰回りの筋肉の緊張が緩み、腰への負担も軽減されます。重いものを持つような立ち仕事なら、面倒でもかがまず、しゃがんでものを持つようにすれば、負担はかなり軽くなると思います」

檜垣先生によれば、立ち仕事の人は同じ姿勢を続けることは比較的少なく、体全身を使っていることが多いため、腰痛になるリスクが低くなるかも…とのこと。仕事の内容を急に変えることは難しく、根本的な対策はなかなか難しいけれど、仕事の合間に体を動かして筋肉をほぐし、少しでも腰痛防止に努めたいものだ。
(鼠入昌史/Office Ti+)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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