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子育てスキルで「起業ママ」続々!

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「起業」といえば「ITベンチャー」。そんなイメージをお持ちの人も多いかもしれない。しかし近年、小さな子どもを抱えるママが育児をしながら起業するケースが増えているという。

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「起業」と言ってもバリバリ働き、会社を成長させていつかは上場…なんて気負いはない。従来は「ママ友同士の無償の助け合い」だったやりとりから一歩踏み出し「ママ向けサービス」として開業する――そんな身の丈サイズの開業が広がりを見せているようだ。

「目的はお金稼ぎではなく、自分の子育て経験を活かして、後輩ママのお役に立つこと。“ママによるママのためのサービス”で、双方のママがハッピーな状態を生み出すことにあります。いわば『ママ喜業』ともいうべきスタイルですね。SNSを通じた母親同士のネットワークの広がりにより、大きな宣伝をせず集客できるようになったことも追い風となっているようです」(リクルート『ケイコとマナブ』根岸菜穂子編集長)

“ママ喜業”の特徴は、自身が子育てをする中で感じた喜びやストレス、気づきをふまえ、後輩のママを応援する商品やサービスを展開していること。単なる「助け合い」だと何度も頼みにくくなってしまうが、少額でも「対価」を発生させることで気兼ねなく利用できるようになるという。具体的には、こんな開業事例がある。

「たとえば、アニバーサリープランナーの辰元草子さんが提供しているのは、子どもの誕生日会などをプロデュースするサービス。子どもの好きなものをモチーフに完成度の高いキッズパーティーを準備・演出し、子どもとママが喜ぶ思い出づくりをサポートしています。また、星野けいこさんは育児中、子どもに振り回されていた自身の経験から『子どものための手帳術』を考案。フセンに子ども自身が予定や持ち物を記入し、手帳での管理を教える方法を開発しました。今では子ども手帳術講師として活躍されていて、利用したママからも『子どもが自分で考えてやれることが増えた』『子どもに怒ることが少なくなりストレスが減った』など、喜びの声が寄せられています」(同)

一般的な開業の場合、キャリアを生かした事業にトライするケースが多いが、ママによる開業の場合、多くの人が「未経験」の仕事にチャレンジしているのも特徴だ。『ケイコとマナブ』が行ったアンケートでは、開業をしたママの約7割が「独身時代や出産前に就いていた仕事とはまったく違う未経験の仕事」と回答している。

「開業にあたって必要なスキルを身につけるため、スクールや講座で学ぶママも多いようです。『ケイコとマナブ』でもママの読者が増えていて、2009年から2014年11月までの5年で約1.7倍になっています。学ぶ期間は平均6カ月、投資金額は20万円、子どもが幼稚園に入園したタイミングで始めるママが多いですね」

『ケイコとマナブ』が「学びたいこと」をママたちにアンケート調査したところ、「子どものほめ方」「育児で落ち込まないメンタルケア」といった「心理系」への関心が高まっているほか「ネイリスト」「ヘアメイク」などのジャンルも人気だったとか。一方で、簿記やビジネスマナー等「ビジネス系資格」への関心は前年より低下。「趣味を仕事にしたい」「自分の好きなことをママたちとシェアしたい」といった欲求の高まりが背景にあると根岸編集長は考察する。

女性活用の機運が高まる昨今だが、現実には出産や育児によってキャリアを手放すことになる女性は少なくない。「2013年度新規開業実態調査(特別調査)」によれば、女性起業家の49.1%がキャリアの中断を経験しているという。これまでの職歴にとらわれない「ママ喜業」のような開業スタイルは、女性のロングキャリアを実現する選択肢として、今後ますます活気づいていきそうだ。
(前田智行/やじろべえ)
(R25編集部)

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