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胸キュン提供のプロ「壁ドン」「頭ポンポン」の注意点語る

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 2014年の夏ドラマとして注目を集めた『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)から話題となった「昼顔妻」。ドラマに影響されて、赤裸々な不倫事情を告白する女性が多く現れるなど、一種の社会現象的な盛り上がりをみせた。また、同年冬ドラマで高い人気を誇った『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)では、もっとわかりやすく、まっすぐに「サプライズに心躍る」「胸キュンしたい」など、女性が恋に求める要素が散りばめられていた。

 こうした人気ドラマに、年代を問わない“モテ”の秘訣はあるのか? それともあくまで、“イケメンに限る”なのか? その答えを探すべく“女性を胸キュンさせる”プロに話を聞くことにした。訪れたのは、累計利用者数2600万人を超える「恋愛ドラマアプリ」の開発会社・ボルテージ。同社は、『ルームシェア素顔のカレ Love Days』『上司と秘密の2LDK』ほか、たくさんの携帯版女性向け恋愛ゲームのヒット作で一部上場を果たした“女性を胸キュンさせる”プロ企業。2011年には英語翻訳版のアプリで海外進出するなど、日本のみならず世界中の女性をキュンキュンさせているのだ。

 多数の人気作を生む背景には、同社のマーケティングによって導き出された女心の研究、トレンド分析や企画の積み重ねによる集合知「恋コンバイブル」、多彩な社内研修制度といった質の高い恋愛ゲームを量産する独自の仕組みが充実。これらの仕組みや制作秘話は、先月発売の『「胸キュン」で100億円』(KADOKAWA)で語られているのだが、そうした感覚だけに頼らない、ロジカルに導き出された“鉄板のセオリー”や“実践的モテテク”を持っているに違いない! ということで、ヒット作の企画を手掛けてきた野村美樹さんと吉田和歌さんに話を聞いた。

「モテるのは、イケメンだけの特権ではないですね。かっこいい人はモテるように思われがちですが、“かっこよく”と見せようとする行動は、女性からは“かっこつけが痛い”仕草に見えてしまうこともあります。女性の視線を意識した言動は、年下などの“かわいい”レベルなら許容できることもありますし、厳しい先輩や上司なら、気さくな面を見せられて“素敵”と思えることも。自分のキャラクターに合った、上手な足し算がモテる仕草の鍵ですよ」(野村さん)

「女性は、外見より中身を重視することが恋愛ゲームでも明らかです。初めにキャラクターの顔だけで人気投票を行なうのですが、ゲームを進めるとキャラクターの言動によって、人気ランキングが変化していきます。性格のいいキャラクターが、イケメントップを抜くなんてことは、よくありますしね」(吉田さん)

 見た目は良いに越したことはないが、「何をやってもかっこいいレベルの“突き抜けたイケメン”なんて、そうそういなくないですか?」と言われると、確かにそうだ。特に最近では、女性の好む男性のタイプも多様化している。以前は、ストレートなオレ様キャラが人気で、芸能人なら木村拓哉や向井理・福山雅治・西島秀俊など、王道系イケメンが多かった。

 しかし近頃では「ツンデレだけど一途」や「腹黒いけど、わんこのように懐いてくる」など、キャラクターの設定も細分化している。同社ではこうしたキャラクター設定に、斎藤工、福士蒼汰、千葉雄大、窪田正孝といった旬の人気芸能人のイメージを組み合わせて、日々キャラクター開発の精度や共通認識を高めていることもあり、一般の人が「男は顔じゃない」と言うより説得力がある。

「モテる一番のポイントは、さりげなさですね」(吉田さん)

「たとえば、女性が寒そうにしているからといって、いきなり肩にコートをかけるのは露骨過ぎてNG。エアコンの温度を1度上げるような、さりげない優しさが女性は嬉しい。それにそういうのを結構見ているし、気づいているものなんですよ。

 自分の悪いところを認識できている素直な男性も、モテポイント高いですよね。当たり前に思われるかもしれませんが、『ごめん』とか『ありがとう』をきちんと言える。何かしてもらったら、スッと『ありがとう』と口にする、咄嗟に『ごめん!』と言える、あと手料理を『おいしいね』と言って食べてくれる人は、好感度高い!」(野村さん)

“そんなこと?”と思うが、考えてみると意外に“そんなこと”ができていない男性は多いし、できている男性はモテている。さらに二人は流行りの「壁ドン」や「頭ポンポン」には、細心の注意が必要だと語る。

「恋愛ゲームでもそうですが、女性は“共感”によって男性との距離が縮まるプロセスを楽しみたいんです。たとえば15日間のゲーム上でも、『壁ドン』は14~15日目に起きる大きなイベントです。『壁ドン』=クライマックスなので、リアルでいきなりやると、どん引きされる上に、下手したらセクハラになってしまいます」(吉田さん)

「男性との距離があるからこそ、女性がトキメク余裕を持てるし、『距離を縮めたい』という願望が生まれるんです。女性から距離を縮めたい場合には、呼び方を変えたり、ふと心情を打ち明けたり、ボディタッチが増えるなどのサインが出ます。

 夫や恋人という、関係性ができている相手なら『頭ポンポン』も“大切にされている”“労わられている”と感じられますけど、そういうベースがない相手にいきなりされたら、ちょっと怖いかも。体格や体力に差があるため、男性が急にパーソナルスペースに入ってくることに女性は敏感ですから、近づかれた分以上に後ずさっちゃいますよ(笑い)」(野村さん)


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