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向井理がトップランナーたちに聞いた「仕事へのこだわり」

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 NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で脚光を浴び、その後も数々のドラマや映画で活躍中の俳優・向井理さんが、ニュース週刊誌「アエラ」(朝日新聞出版)での連載企画「仕事の理」で様々な分野で活躍する12人のトップランナーと対談した。
 その対談を1冊の本にまとめたのが、本書『ぼくらは働く、未来をつくる。』(AERA編集部/著、朝日新聞出版/刊)だ。
 農業、バイオ、福祉、金融、サービス、アート、エネルギー・・・フィールドの異なる12人のトップランナーを、俳優・向井理さんが訪ねて「仕事のこだわり」を聞いていく。

 「仕事の理」は、「向井さんがインタビュアーとして、同世代の活躍している人に話を聞きに行く」というものだ。この企画で向井さんがこだわったことは、インタビューの場所を相手の日頃活動している仕事場とすること。現場に行って五感で受け取れる情報は大きな収穫となったという。

 向井さんが個人的に大ファンだという作家・森見登美彦氏との対談も京都の中心地にある森見氏の仕事場で実現した。
 「森見さんの小説といえば京都」というイメージがあるが、京都で書くというスタイルには意味があるのか、という向井さんの質問に、「僕の小説はいつも自分にとって身近な『徒歩10分圏内の世界』から生まれているんです」と森見氏は答える。そして、京都にこだわっているというより、自分の身近な世界を出発点に小説を書こうとしたら自然とこのスタイルになったと続ける。
京都は森見氏にとって大学時代に暮らした町。なじみ深い場所であり、近所を散歩しながら、なんとなく気になるビルや面白いおばちゃんに遭遇すると、そこから妄想を膨らませていくのだという。

 また、それぞれの取材の最後には、「仕事へのこだわり」について質問している。「できる限り文章の力で世界をつくっていくということ」だと、森見氏にとっての仕事のこだわりを語っている。
 さらに本書の巻末、「オワリニ」では、向井さん自身の仕事へのこだわりについても触れている。それは「作品の一部になること」。「個人の存在感だけではなく、作品自体を引き立てる役をまっとうしたい。僕という人間は無力だけれど、作品の一部になるという仕事を通じて、僕は初めて一つの形になれる。そう思いながら、一つひとつの仕事に向き合っていきたいと思います」とつづっているのだ。

 同世代の12人との対談を通して、さまざまな分野で働く人のリアルな声を吸収できたことは大きな収穫であり、刺激になったという。向井さんと同年代ということで、皆、30代。それぞれの分野で、中心となる世代だ。そんな彼らの「仕事へのこだわり」を読むことができる1冊である。
(新刊JP編集部)


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