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「人生に台本はない。その一瞬を生きろ!」Twitter創業者が、卒業式で語った熱いスピーチ

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その瞬間を生きろ!

ツイッターの共同創設者「Dick Costolo」氏がミシガン大学の卒業式で語ったスピーチが熱すぎる!コメディアンを志していた学生時代から、今や世界中の人々がコミュニケーションを交わすプラットフォームを創り出すまでの人生。冗談を交えながらも赤裸々に語る物語は、必聴!

1.学生時代の夢はコメディアン!
2.セリフなんてない!即興演劇で学んだこと
3.Twitterの成功は、誰にも予想できなかった
4.結果は、やってみないとわからない
5.大胆に決断し、その瞬間を生きて欲しい!

お笑い芸人を目指してた!?

「まず、ツイートしてから始めましょう。ちょっと1枚写真とっていいですか?プロなので1秒で終わります」

会場笑い

「今朝起きて、スピーチの文章を考えている時に、9月に新入生としてキャンパスに入って最初の1ヶ月を思い出していました。学校のフットボールチームがシーズンでナンバーワンを勝ち取りました。学校中は大騒ぎでしたが、初めてウィスコンシンで闘った最初のゲームでは、21対14で負け。失望してかなり落ち込んだものです。

私にとっては昨日のことのようですが、大昔にあなたたちと同じ席にいた時、コンピューターサイエンスのクラスをとって・・・、要はオタクとして生きていました」

会場笑い

「いくつかアートのクラスもとる必要があったので、1年生の1学期は、演劇のクラスをとりました。理由は宿題がでないこと、宿題がなければ、夜はオペレーティングシステムの勉強をしていられます。ただ、演劇のクラスは凄く楽しくて、2学期にはまた別の演劇のクラスをとりました。それで、今までやったことがないコメディアンとしてのステージも経験しました。

実は、コンピューターサイエンス学科で勉強しているときに、3つの企業からプログラマーとして働いてほしいとオファーをいただいていましたが、結果的にはシカゴに引っ越すことになりました。即興演劇の団体「セカンドシティ」に入って、有名になってやろうと思ったんです。

ドラマみたいに、音楽が聞こえる部屋で貧乏暮らしする中、有名ディレクターに声をかけられる・・・、みたいなことでレッドカーペットまでたどり着ければ良かったですがそうはいきません。

1日リハーサルして、小さな会場にタダで出演して、昼間は授業に出て、お金もないからアルバイトもして、大手チェーンで商品を梱包したり、売り場の準備をやっていました。下積み時代です。

シカゴで暮らした経験から伝えたいことが2つあります。

ディレクターが教えてくれたこと
「もっと大胆にやれば良い!」

「コインランドリーの設定で即興演技を行っているステージを前に、セカンドシティのディレクターのドンデペロ先生が、みんなにこう尋ねました」

今、あのステージに何が見える?

「そこには何もないんです。特段説明するものは何もない空っぽのステージでした。先生はこう続けました」

今日みんなから集まったの劇の設定のアイデアは、アパートの部屋、コインランドリー、アパートの部屋、アパートの部屋、君たちは一体何を気にしてるんだ?

「みんな顔を合わせて、どういう意味ですか?と尋ねました」

もっと自由にすればいいじゃないか。あの舞台は空っぽだ。例えば、飛行機に乗ったこともないくせに、スペースシャトルにのることになった宇宙飛行士の話とか、なんだってできるんだ。もっと大胆にやればいいじゃないか。リスクをとらなきゃダメだ。

台本なんてない!
セリフを考えてちゃダメだ

「その数ヶ月後のこと、実はもう1人伝説的なディレクター、マーティン先生がいて、スティーヴ・カレル(俳優)が劇に出ていました。その時にぼくはステージの裏で凄く良いセリフを思いついたんです。それで、舞台にとび出て即興で役を演じて、ステージの状況を自分のセリフを発言するのに最適な状況へと誘導して行きました。そして、満を持してセリフを口に出そうとした瞬間、マーティン先生はステージを止めたんです。「とめてとめて」と。

そして、クラスの皆に話しました。でもそれは本当はぼくに向けて語った言葉だったんです」

セリフなんて考えちゃダメだ。即興の美しさは、その瞬間の感情に宿ってるんだ。もしも、流れを想像してつくってしまったら、他の人が何もしてくれなかった時や、固まってしまったとき、失望してしまうだろう?

今この瞬間に立つんだ!

誰も予想できなかったツイッター革命

「幸運なことに今の時代にはインターネットがあります。みんなにとっては笑える話かも知れないけど、私が同じ歳のころ、インターネットを持ち歩くことなんてできませんでした。おじいちゃんみたいなことを言っているかも知れないけど、昔はそうでした。

私はインターネットと言う世界にのめり込みました。だってこんなに拡張性のある構造で、可能性に満ちあふれているものなんて他になかったですから。

その後、20年間多くのビジネスを生み出してきましたが、それがツイッターと出会うきっかけにもなりました」

「大胆な選択をし、好きなことにフォーカスすることが大切です。ツイッターの共同創設者のジャック・ドーシーが製品についてのアイデアを話した時にみせたのは、地図への情熱でした。タクシーや救急車をもっと効率的に運用できる地図を研究していたんです。そして最初のツイートはとてもシンプルなものでした」

ツイッターをセットアップした。

「彼も、想像できなかったでしょう。2012年の選挙で、オバマ大統領がツイッターで勝利を宣言するなんて。

震災によって福島で津波が発生したとき、電話やメールなどの通信手段の代わりとしてモバイルネットワークが機能したこと。

アラブの春の際、エジプトやチュニジアで情報交換のツールとして利用されたこと。

世界中が目撃者となり、そのことについて議論ができる。こんなに素晴らしいことはありません。 想像できないような大きなことが現実になっていくんです」

ロシアの大統領がオフィスに!
予想できない問題も発生・・・

「人は、どんなに大きなことが起こる直前でも、なかなかそれを認識できないものです。ツイッターを始めたあと、ロシアのメドベデフ元大統領がオフィスに来ました。道路は全てサンフランシスコの警官とアメリカのシークレットサービスに封鎖され、ロシアのセキュリティフォースがいて、ビルの中はかなり狂った状況でした。

金属探知機を通ってオフィスに入ったことを覚えています。いつでも人間を噛み殺せるような美しいジャーマンシェパードが隣に座っていて、後ろにはレポーターやカメラが勢揃いしており、大統領の最初のツイートを全世界が待っていました」


「そのとき、突然スタッフが駆け寄ってきて肩を叩かれて、それで何?って聞いたら、こう言うんです」

サイトが落ちてます

会場笑い

「リーダーとして、少し考えた後にもう一度聞いたんです。完全に落ちてるの?って。そしたらこうです」

完全に落ちてます

「次の日、みんな知っての通りオバマ大統領やメドベデフ大統領が”コレがあればもう暗号電話使わなくても良いね”なんて発言していましたが、私にとっては、サイトが落ちたことのほうがずいぶん大きな問題でした。まぁ、そういう風にできているものなんです」

モノゴトの結果は
やってみないとわからない

「誰にも、たどり着きたい未来への道を描くことなんてできません。だから、自分が何を愛し、どんな信念をもっているのかを見つけ出して、それをやるべきなんです。

あなたたちは、やらなければいけないことを遂にやり遂げたんです。もう台本なんてありません。大胆に生きましょう。インパクトのあることを何一つ達成できないでいると、自分には何もできないんだと言う考えが生まれてしまう。大胆な決断をしてほしいと思います。もっと自分に懸けてほしい。誰かのいう通りにして、やらなければいけないことばかりしていると、その瞬間に立つことなんてできなくなってしまう。

今は、後でどうなるのかなんてわからなくてもいいんです。なぜなら誰もやったことがないのだから。ぼくが即興演劇で学んだこと、ステージの裏側で起きていたことを思い出してください。

大胆に、自分で決断すること
怖がらず、セリフに迷わないこと

「今から20年後、みんなこの会場の違う席に座ることになるかも知れません。広場に寝転んで、雲を見上げているかも知れないし、医者として患者の手を握っているかも知れません。手術しているかも知れないし、教師になって生徒の成績を評価しているかも知れない。もしかしたら、この表彰台に立っているかも知れません。

その時、その場、その瞬間に生きること。

そしてありがとうという言葉を忘れないこと。自分がいるその瞬間にある全てを吸収しましょう。

ありがとうございました。ハッシュタグは「Go blue」です」

※「Go Blue!」はミシガン大学のフットボールチームの応援の合言葉。

Top Photo by Gerald R. Ford School of Public Policy, University of Michigan
Reference:YouTube

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