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【高橋歩インタビュー】第2回 本気の挑戦で超えた1回。それが全てだった

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Photo: 堀和美

<やりたいことってなんですか?>

「1回を超える」 それが全て

―(堀江/以降:堀)自分の本当にやりたいことをやるために、考えるべきこと・できることは何だと思いますか?

(高橋さん/以降:高)自分のことで言えば、20歳まで普通に大学に行って、夢も見つからなくて、ピザーラでバイトしながら「俺の人生どーしよ」と思ってた。ちょっとやりたいなっていうことも色々あって、少しは頑張るんだけど、結局、本気では挑戦しなくて、「人生をすべてかけてやる」なんてことはなかった。

そんなときに、トムクルーズの映画(カクテル)を観て、「バーテンダーになって店出したい」っていう夢ができて、初めて本気でやってみたんだ。借金をかかえて大学やめて、実際やってみて本当に大変だった。だけど結果、うまくいったわけだ。それがもう全て

今までは、本を出しているような成功者はもともとすごいんだろうなって思ってた。俺みたいなフツーのやつじゃないし、自分には関係ないって思ってた。だけど、すごく普通の俺らでも、諦めないでやり続けたらできて。「やりたいことでメシ食えんじゃん」って思った。「そういう風に生きていいんだ」っていうのを体験できたし、自信がついた。それ以降はもう「やりたいことやっていれば、食っていけるよ」って思えるようになった。だからその1回を、超えることだよね。自分で分析するとそう思う。もちろん、全員にあてはまるかどうかはわからないけどね

何でも自由に選べるとしたら?

(高)「やりたいことをやって生きていきたい」とか言うけれど、本当にやりたいことって、本当はみんな、心ではわかってると思うんだよね。「それでは食っていけない」と勝手にインプットしちゃってるだけで。「何でもやれて、食えて、職業も自由に選べるとしたら? どんな生活してもいいとしたら?」って自分に問いかければ、「本当にやりたいこと」は、きっと出てくると思う。

常識的なことを壊してくれる実例に触れる

―(堀)踏み出す・踏み出さないで悩んでる人は多いと思います。歩さんがリスクをしょって自分の店を持つために動いたときと、そうでなかったときの明確な違いって何だと思いますか?

(高)なんだろうなぁ…。バーテンのアルバイトをしながら、いろいろ話を聞いていると、店をやるためには1000万も2000万もかかるとわかって。そのときは全くもって現実的な金額じゃなかった。だけどある時、「200万円で店やりました」っていう実例に出会うことができたんだ。そしたら急に現実的になって。しかも、「仲間4人で共同経営なら、車1台より安いんじゃねぇの? 200万なんて」って思ったんだよね。「それなら俺にもやれるかもしれない」って思える実例に触れられたっていうのが、一番でかいかもね。

だから俺も、トークライブでも本でも、なるべく現実的な話や仲間のことを紹介する。例えば、世界一周してるやつらも、結構みんな普通。俺自身も、「いまだに英語は話せないけど、ノリで行っちゃったよー」って、かっこつけないで言うと「あっ、世界一周って行っちゃっていいんだ!」って思える。そんな常識的なことを壊してくれる実例に触れたのが、俺にとっては大きなことだったかな。

別に死ぬわけじゃない

(高)「3年後に店出します」より、「来月オープンしちゃうんだよね」とか、「出したけどつぶれちったよ、先月」みたいなやつのほうが、飲んでても面白いし、そういうやつのところにみんな寄ってくるよね。「じゃ、次こうやってみよう」とか、そういう前向きでポップな雰囲気のやつらが、いつも集まっているよ。口で言っているだけじゃめんどくさいから、「やっちゃおうぜ! やりながら考えようぜ!」みたいなノリ。うまくいかなくたって、別に死ぬわけじゃないしね。

(次回に続く…)

【高橋歩インタビュー】第1回 旅で、自分がぶっ壊れるような体験をして、「マジ、なんでもアリだなぁ」って感じたい。

(ライター:Yoko Fujie)
Photo by: Amazon Japan

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