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「見て見ぬフリは中立にはならない」正体不明のアーティスト「バンクシー」がガザに作品を遺す

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その正体は不明でありながら、世界で最も有名なグラフィティ・アーティストでもある「バンクシー」が、パレスチナ暫定自治区・ガザに現れ、瓦礫の街に作品を残した。

2014年夏、イスラエルからの攻撃を受け未だその爪痕が残るガザの街中に描かれたグラフィティ、そしてその様子を記録した動画がバンクシーのHPにアップされた。

猫のグラフィティの前で近所の住民にコレは何だ?と尋ねられたバンクシーはこう答えたそうだ。

「自分のウェブサイトに写真を投稿して、ガザの破壊された姿に焦点を当てたい。ネットの住人達は、子猫の写真しか見ないものだから」

住民たちは動画でこう語る。

「この猫は人生から喜びを失ってしまった。でも彼女は遊ぶ道具を見つけられたみたいだ。じゃあ俺たちの子どもたちは?どうなんだろうね」

子供たちがブランコで遊んでいる真ん中の建物は、監視塔を現している。

「Bomb Damage」(爆弾のダメージ)と名付けられたグラフィックアイデアは、ロダンの「考える人」が元になっているそうだ。

「強者と弱者の紛争の間で、”見て見ぬフリ”は強者の側に立つことを意味する。決して中立にはならない」

2014年のガザ地区の空爆では、多数の子供たちが殺害された。国連の報告では、パレスチナ側の死者だけでも2000人以上にのぼり、そのうち7割が民間人だった。18,000もの民家が破壊され、家を建て直すためのコンクリートの搬入も認められなかった。

破壊された村から出ることも、入ることも許されず『世界最大の野外刑務所』とも呼ばれるガザ地区。そこに生きる人々と実際に触れながら描かれたバンクシーの作品に、今多くの注目が集まっている。

Top Photo by gloucester2gaza
Reference:Mashable, Banksy

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