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意識高い系旅人の魅力とは?旅人世代間対話サミット[後編]

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左から向井通浩さん、堀江健太郎さん、清水一貴さん。

TRiPORTライターのレティです。

2月22日、東京にある「高円寺パンディット」で【旅人世代間対話サミット】というイベントが開催されました。「旅に出ろと言うオッサンVS若者が旅に出る理由、出ない本当の理由」というテーマを中心に、Japan Backpackers Link代表の向井通浩(40代)、Compathy Wanderlust Inc.CEOの堀江健太郎(30代)とTravelers BoxSUNGLIAL CMOの清水一貴(20代学生)がイベント参加者と話し合いながら、12個のトピックについて話し合い、世代間意識の違いとその時代背景を探求しました。
今日は前編に続いて、皆さんと一緒に残りの6つの質問について振り返ってみたいと思います。

⑦若者は海外に行かない理由はネット?

今の若い世代は「デジタル・ネイティブ」と言われているほどネットを使いこなし、何でも好きな情報を手に入れることができます。それが原因で、若者は旅に出ないのではと思う人も少なくないでしょう。しかし、旅に出ているアメリカやイギリスの若者なども日本の若者と同じようにネットで様々な情報を手に入れているはずです。では違いは何なのでしょう? それは、「国民性」だという人もいれば、「言語の壁」だという人もいます。

「日本人は安定志向だ」
「日本人はシャイだ」
「日本人は恥ずかしがって、なかなか英語を話さない」

これらはよく聞く言葉だと思います。しかし、これもまたある種の固定概念なのではないでしょうか? 「日本人はこうだから」という言い訳をやめてみるだけで、「国民性」にとらわれない「世界の人」になれるはずです。英語は母語レベルで話すことができなくても、ある程度のコミュニケーションが可能です。壁を一つ越えれば、違う文化との「出会い」が生まれます。実際に旅へ出て、ネットでは絶対に体験できないことを探してみる価値は十分にあります。人間にとって一番罪深いことは、何も求めずにただ与えられた情報のみに甘んじていることだと思いませんか?

⑧日本の国力低下が原因の一つ?

昔の日本はアジアにおける唯一の先進国として海外でもリスペクトされていましたが、今は「斜陽国家」とも言われ、昔ほど尊敬されていないのかもしれません。それが原因で日本の若者が海外へ出なくなったのではと疑問を抱く人もいるかと思います。

しかし、今更このような国境線を引いて、「日本人」、「イタリア人」、「アメリカ人」といった定義をする意味はないと感じます。交通網が発達し、 「国籍」や「国境」の定義が曖昧になりつつ今日では、「日本人」として旅に出る必要さえないのかもしれません。

⑨LCCの影響力は?

LCCの誕生やインターネットの力によって、現在では安く便利に海外旅行へ行くことができます。日本から出るハードルが低くなり、海外へ行くのが特別なことではなくなっているのかもしれません。その中で他の旅行者との差別化を図り、世界一周をするといった独特な旅のスタイルを作ろうとする人も増えてきています。

だからといって普通の旅をしてはいけなということは全くありません。週末に成田からソウルまで飛んでみるだけでも十分素敵な旅になるはずです。

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⑩「意識高い系の旅人」は旅人を増やしている?

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