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キャディだけが知っているゴルフでベストスコアを出す方法

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 ゴルフをプレーしたことがある人は、プロゴルファーたちがいかに高いレベルでプレーをしているのか、身をもってわかっているだろう。“アマチュアの壁”といわれる「上手い」の基準スコアは100と言われるが、プロはそのはるか上を行く。石川遼選手が叩きだしたスコア58は驚異的な数字だ。

 プロが結果を出せるのは、もちろん本人の資質や技術力、努力によるものが最も大きいのだが、それだけではない。能力を引き出す“参謀”となる存在がいる。それがキャディだ。プレーヤーのバッグやクラブを運ぶだけの人と思われがちだが、実は仕事はそれだけではない。良いキャディがつけば、勝つ確率はグッと上がる。
 『プロゴルファーも知らない優勝請負人キャディのシークレット・メモ』(主婦の友社/刊)は男女メジャー5勝、男女ツアー計24勝に導いた“優勝請負人”と呼ばれるプロキャディ・清水重憲さんが最強のラウンドテクニックを明かした一冊。アマチュアで普段、スコア100が切れない人でも、清水さんがつけば高い確率で100を切ることができると断言する。では、一体どんなことをしているのだろうか?

■スタート前には必ず天気予報をチェック
 清水さんの一日はテレビやスマートフォンで天気予報のチェックすることから始まるという。ゴルフとは「自然との戦うスポーツ」と言われるが、その中で最も影響するのが風。その日の風速や風向きはもちろんのこと、気候の変化を頭に入れておくことが重要だ。
 もちろん天気予報が外れるときもある。そんなときは、雲の流れや木の動き方を見て風向きを割り出すという。また、より確実な情報を得るためにそのコースのキャディや所属プロに特徴を聞くこともあるそうだ。季節、時間帯、ホールによっても風向きは異なるため、毎日その場にいる人たちから情報を得ることは欠かせない。
 もし、スコアカードにコースの全体図が描かれているときは、風の流れを書きこむと分かりやすいと清水さんはアドバイスする。風を正確に把握するのとしないとでは、1ラウンドで2〜3打変わってくるそうだ。

■プロは「感性」、キャディは「データ」で戦う
 この「天気」は勝つためのデータの一つであり、他にも様々なデータがある。ピンまでの距離、ピンポジション、グリーン上でのライン取りなど…キャディはそうした有効なデータを集めて分析し、プロにいつでも伝えられるように準備している。
 しかし、清水さんは「データだけでは勝てない」とも言う。やはり最後にモノをいうのは、プレーヤーの感性。もちろんデータを重視するプロもいるが、好成績を残し続けるプロは感性が鋭いのだそうだ。

 では、「感性」とは何だろうか。例えば手でボールを投げる場合、ただ投げるだけなら誰でもできる。そこに「20メートル投げてください」と指示をされたとき、ちゃんと20メートルの距離を狙って投げることができるか、ということが試される。そこに向かい風が吹いているならば、20メートル以上の感覚で投げる必要があるだろう。
 ゴルフはさらに過酷だ。100ヤード以上先にある小さなカップに打って、至近距離に乗せる。しかも自然が邪魔をする条件の中でするのだから、まさに感性が鋭くなければできないことだ。

■プロが不調なときのキャディの立て直し方法
 いくらプロとはいえ、不調になるときもある。特に女子は男子に比べてコンディションに波があることが多いそうだ。そんなときにキャディがメンタルトレーナーの役目を買って出るのだ。
 不調なときは、プレーヤーに悪い影響を与えてはいけない。大切なのは「我慢」なのだとか。スコアがのびないときは、スコアを気にしないようにする。意外だが、そうしていれば調子を取り戻すことがほとんどなのだそうだ。
 これはアマチュも同じだ。調子が悪いからといってもがくと逆に深みにはまってしまう。1ホールずつクリアすることを意識し、ホールごとに完結するようなラウンドをすると、不調の期間を最小限に食い止めることができる。そもそもゴルフは自然と戦うスポーツなのだが、上手くいくことのほうが少ないと考えるべきだと清水さんは指摘する。

 キャディはゴルファーのメンタルを保ったり、データ収集をしたり、勝つために必要な仕事をしてくれる。まさに縁の下の力持ちといえる。
 このキャディの役割を果たす存在、よく考えるとビジネスの現場にもいるのではないだろうか。うまく機能しているチームは特にそうだろう。本書はゴルフをたしなむ人向けに書かれた一冊だが、この考え方は様々なところで応用できるはずだ。
 ぜひ本書から結果を出す方法を学んでほしい。
(新刊JP編集部)


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