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ブラタモリ「頭を下げ続ければ返ってくる」大人の心得が満載

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 4月からタモリが3年ぶりのレギュラー番組を始める。記者会見で明らかにした「ロケ心得3ヵ条」が、テレビ番組の制作だけでなく「人生の心得3ヵ条」にも通じる。大人力コラムニストの石原壮一郎氏が語る。

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 タモリが街をブラブラ歩きながら、その土地の魅力を探っていく「ブラタモリ」。4月11日(土)から3年ぶりのレギュラー放送がスタートするということで、19日に発表会見が行なわれました。今までは東京限定でしたが、タモリ曰く「去年の春から勤務体制が大幅に変わりまして」ということで、今回は全国各地をブラブラするそうです。

 会見のときに、タモリが新しく旅の相棒を務める桑子真帆アナに伝授したのが「ブラタモリ」のロケについての心得3カ条。「高低差を見逃すな」「上を向くな、下を向け」「スタッフに頼るべからず」の3つですが、そこには図らずも、人生を力強く歩いていくための大人の心得が詰まっています。

 ひとつめの「高低差を見逃すな」は、ロケの心得としては、断層が風化したようなところを見ることで土地の歴史や人々の暮らしが見えてくる、という意味。「ブラタモリ」のロケに参加するわけではない私たちにも、この言葉は大切なことを教えてくれます。

 学校の教えや建前では、人間や世の中は平等ということになっていますが、ご承知のとおりけっしてそうではありません。収入や能力や置かれた環境など、いろんな高低差があります。もちろん、高いからよくて低いからダメというわけではありません。しかし、高低差の存在から目をそらして「すべて平等」という前提で物事を見たり考えたりすると、いろんな無理が生じてきます。高低差を受け止めた上で、自分には何ができるのか、自分はどうしたいのかを考えるのが、現実に対する大人の立ち向かい方と言えるでしょう。

 ふたつめの「上を向くな、下を向け」という心得について、タモリはこう説明しました。

「いろんな地面に痕跡が、ヒントが隠されている。下を向いて歩け、涙をこぼせ。下を向くとお金持ちになる。頭を下げ続けると、それが返ってくる。そしてお金が増える。貧乏人が上を向く、涙がこぼれないように」

 冗談めかした言い方ですが、大人の教訓がいっぱいです。無理に自分を大きく見せようとして、見栄を張ったり強がりを言ったりしていても歩きづらいだけ。足元をしっかり見つめ、謙虚な気持ちで頭を下げ続けることが、きっと信頼や評価につながるでしょう。時には素直に泣いても、そこから明日に向かうエネルギーが沸いてくるはず。堂々と胸を張って、下を向いて歩きましょう。いや、胸を張り過ぎると不自然な態勢になりますが。

 3つ目の「スタッフに頼るべからず」も、大人として忘れてはいけない教え。ロケ現場におけるスタッフは、すべてをお膳立てしてくれる存在であるとともに、一種の権威です。タモリは「スタッフは私に何も教えてくれない」とボヤきつつ、「スタッフの言うとおりにやったら、発見できない。横道にそれてもかまわない」と話しました。

 この「スタッフ」は、いろんな言葉に置き換えられます。上司や会社でもいいし、流行りの経済理論やビジネス本でもいいし、あるいは常識や過去の成功体験が当てはまる場合もあるでしょう。とにかく自分の頭で考えて歩かないと、面白くないしいい結果にもならない――。この言葉は、そんなことを教えてくれます。

「ブラタモリ」でのタモリは、じつに楽しそうに街を歩いています。人生も仕事も、いろんな苦労はあるし全力を尽くすのは当然ですが、ブラブラとなるべく楽しく歩いていける極意を見つけたいところ。この3カ条をかみ締めつつ、番組でのタモリの歩きっぷりにヒントをもらって、自分の名前を当てはめた「ブラ○○○」のあり方を考えてみましょう。


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