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取りすぎNG!耳あかの隠れた役割

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「“耳あか”という言葉から汚いイメージを抱きがちですが、全部取り切らなきゃいけないわけではありません」

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こう教えてくれたのは、たなか耳鼻咽喉科の田中伸明先生だ。小児耳鼻科も診療する田中先生によれば、耳あかには耳あかなりの役割があるのだという。

「耳あかの元となっているのは、耳のなかの古い角質と耳垢腺(じこうせん)から出る分泌物です。そこにほこりも混じるわけですが、耳あか自体は弱酸性なので殺菌効果があり、耳の穴から鼓膜までの外耳道を酸性に保つことでばい菌をやっつけたり、湿度を保つことで耳のなかを守る効果を持っているんです。耳掃除は2週間に一度ほどの頻度でいいと思います」(田中先生 以下同)

耳あかに耳を保護する働きがあったとは意外だが、適度な掃除は必要なようだ。耳あかをずっと放っておくと、耳垢栓塞(じこうそくせん)という症状に見舞われる可能性もあるのだとか。

「耳垢栓塞は外耳道に完全に耳あかが詰まった状態のこと。耳の聞こえが悪くなってしまうことがあります。ただ、耳の構造的に耳あかは外側に押し出されるようにできているので、耳の入り口付近の1センチほどを掃除してあげれば、耳あかがぎっしり詰まる心配はありません」

むしろ度を越した耳掃除は耳垢栓塞を促すこともある。耳かきや綿棒を耳の奥まで入れることで耳あかを鼓膜のほうまで押し込み、結果的に耳あかがたまってしまうためだ。

さらには、過剰な耳掃除は外耳炎を引き起こす恐れもあるという。外耳とは耳の入り口から鼓膜までの皮膚のこと。ここが傷ついたり炎症を起こしたりして、時には耳だれを伴うのが外耳炎だ。

田中先生によれば、外耳道の奥をかきすぎるのは禁物だという。

「耳の入り口1センチほどは皮膚が厚いものの、鼓膜寄りの皮膚は約0.2ミリと薄く、竹などの耳かきで奥までかくのはお勧めできません。耳のなかの皮膚を傷つけて外耳炎につながるケースが多いですからね。耳掃除を嫌がるお子さんもいるかもしれませんが、耳の入り口をそっと綿棒で掃除するだけでいいんです」

2週間に一度ほど、耳の入り口を優しく綿棒で掃除する。それだけで子どもの外耳炎や耳垢栓塞の予防につながるのだからお安い御用だ。耳あかの役割と正しい耳のかき方、ぜひ今日からやってみて!
(二本松菊子+ノオト)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』
(R25編集部)

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