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地元に溶け込む旅のスタイルで世界をまわる旅ガール石井サユリさん

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サユリさんと筆者

TRiPORTライターのKANAです。
今回のインタビューは、旅ガールとして世界を旅しているキュートな石井サユリさん。さっそく、旅についての想いをお伺いしました。

—プロフィール&経歴を教えてください

出身は浅草で、20歳の頃は読者モデルをしていました。旅に夢中になってしまい編集部からの電話には海外で出られない、スナップ撮影の日程も合わない…という状態が続き、読者モデルを諦めました。だけど流行りの服を着てカメラの前で笑うより、見たこともない建造物や大自然、現地で仲良くなったおばちゃんと写真を撮る方が好きになっていました。そこからは旅ガールとしてウェブのコラムなどで発信しながら、たくさんの人と出会い、仕事をして様々な国へ行っています。昨年は、女子が楽しめるイビサ島(スペイン領の島)のガイド本を出版しました。

—旅ガールとしてはどのような活動をされているのですか?

横浜エリアのフリーマガジン「mirea」では、江ノ電沿いの旅のページを、構成も写真も文章も、全て担当しています。福岡の田舎の町おこし企画である上毛町(こうげまち)フォトマップペーパー「KOUGE」では表紙のモデルとライターを務めました。そしてこのマップが2014年グッドデザイン賞を受賞したんです。とても嬉しかったです。他には、航空会社とタイアップしたりブロガーとして韓国などに旅をさせていただいてます。

地元に溶け込む旅のスタイル

—サユリさんはどのようなスタイルで世界を旅しているのですか?

テーマは「暮らすように旅をする」こと。観光客のような素振りを見せずに、服も現地で調達し、その国に合った格好をします。アジアではかわいい服が300円くらいで買えるんですよ! 最終的には、道を聞かれるくらいにその土地に馴染んでいます(笑)。交通手段もタクシーよりローカルのバスを使ったり、ゲストハウスに滞在したりと、ツアーではなくバックパッカースタイルで旅をしています。行き先もホテルも自分で決めて自由に旅をしたほうが、時間を気にせず好きなところに思うがままに行けるので。ほとんどの場合、地元の人しかいない、本来のその国の姿が詰まっているような小さなお店などを訪れて、現地の人との交流を楽しみます。英語はほとんど話せないんですが(笑)

—ツアーより、一人で自由に旅をしたほうが様々な成長がありますよね。

そう! 一歩世界に出てみると、切符の買い方すらわからなかったり、キレイな水が簡単に手に入らなかったり…。当たり前が当たり前ではない生活になります。普段は忘れがちな日本の豊かさに気が付けますね。人として成長できます。

一方で、「キレイな空・青い海・美味しいご飯やスイーツ…これさえあれば何もいらない! 世界はこんない広いんだ!」と、今までの悩み事がちっぽけに思えるようになりました。長期間の旅では日が経つにしたがって、新しい楽しみや価値観をどんどんインプットできるようになり、執着心や依存心もなくなります。同じ時間を生きているけれど、違う環境の人と触れ合うことで、インスピレーションがすごく湧いてくるんですよね。

「ハッピーロスト」という考え方

—イビサの人々の文化に、日本にはない良さはありましたか?

ヒッピー精神ていうのかな? 「太陽と海と自然があればそれだけでハッピー!」「おいしいビール飲めるだけで人生最高!」「日が昇っただけでも幸せ!」って本気で思っているんです。幸せを感じるポイントが、とても多い!

旅の途中で素敵な言葉にも出会えました。大切なものを失くした友人から聞いた話なのですが、「大切なものをなくした」とイビサの人に話したら、「それはハッピーロスト。大切なものを失くしたりしてしまった時は必ず意味がある。何か他の大切なものの身代わりになってくれたのかもしれない。もしくはそれを手放して次のステップに進むタイミングだったのかもしれない。次の出会いにワクワクする気持ちに目を向ける。前を見よう」と言われたそうなんです。この考えには深く頷けます。

—ハッピーロスト! 素敵な考え方ですね。日本にもこのような考え方が浸透すればいいですよね。

そうですね。この言葉を知ってから、物を失くしたり壊れてしまったものには意味があるのだと思うようになりました。ある日パスポートをなくしてしまって遠い場所まで再発行をしに行かなきゃいけなくなった時も、むしろその過程も楽しんじゃおうと、ついでにいろいろな観光地も旅して回りました。ここに来るべきだったんだと思ったり。

あと、思い出に残ってるエピソードと言えば、もう一つ。フィリピンの小さな島に滞在していたとき、知らない男の人にパーティーに連れていってもらおうとしたら、ホテルで働く子供たちに「サユリー! 女の子一人じゃ危ないよ! こっちおいで!」と手を引いてくれたんです。つい2日前に会った私を家族のように扱ってくれました。名前も覚えててくれたことがすごく嬉しかったです。こういう心温まるエピソードは小さな島ならではかなと思います。

ー途上国には、心が温かい人が多い気がしますね。

何十年も前の日本のように、通信手段が発展していない生活をしているほうが、人と人の関係が強いように思います。今の時代は便利だけど、なんだか寂しいなぁ…。

簡単に世界に出れる今だからこそ

ーサユリさんにとって「旅」とは何ですか?

旅とは、人生そのものかな。「LIFE IS TRIP!!」です。生きる意味を与えてくれるものだと思います。日常の愛おしさを感じたくて、私は旅へ出るのだろうと思います。日本にいたら気が付けないことはたくさんあります。世界に出ると全てがリセットされて、当たり前としている生活の中に隠れてる幸せに気づきやすくなるんです。普段の生活のありがたさに改めて気が付くことができます。

ー最後に、世界に出たことがない読者にメッセージをお願いします。
現代は、PCがあれば行きたい国や世界の動画をすぐ見ることができるし、LCCなど昔と比べたら考えられないほど安い航空券がある。以前より世界へ飛び出すのが簡単にできるようになって、スマートに世界を飛び回れる時代になったと思います。自分はまだまだ小さくて、地球ははるかに大きい。自分の足で世界に飛び出し、見たことのない景色を見たり、その土地の匂いを感じたり、世界中の恵みを最大限に取り込んで欲しいと思います。

■サユリさんのガイドブック『IBIZA~太陽とハグするイビサ島ガイド~

[石井サユリ:浅草生まれ浅草育ち。読者モデルをから本格的なモデル業へ。ファッション紙やミュージックビデオへの出演。その傍ら、世界を旅する「旅ガール」としてブログなどで情報発信。等身大の言葉が同世代からの共感を呼び、講演や連載などを通して旅立つことの楽しさを伝えている。ブログ「Me ticket」]

(ライター:KANA「HOTな海外オシャレ旅LIFE」「TRAVEL PHOTO集
1か国に1か月ずつ暮らす旅をし、その国で感じたことや現地で見つけたHOTな場所を記事やブログで発信。今までの経歴を活かし、世界の美や健康、ナイトライフの記事も得意とする。)

Photo by: 石井サユリ

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