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妊娠を遠ざける意外な要因とは?

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 夫婦ともに子どもが欲しいと願っているのに授からない状態は本当につらいものです。最近では、不妊の原因が女性だけでなく男性にあるケースも多いことがわかってきています。
 ところで、不妊の治療というとどうしてもすぐに「対外受精」の方向に考えが行きがちなのですが、体の状態を整えて「妊娠しやすい体」を作ることも忘れてはいけません。
 その観点で書かれたのが鍼灸師である宮崎圭太さんの著書『子宮を温めれば妊娠体質になる!』(自由国民社/刊)です。
共働き家庭が当たり前の今、仕事をしながら体の状態を整えるにはどうすればいいのか?そして「鍼灸」と「不妊治療」の意外な接点とは?宮崎さんご本人にお話を伺いました。
 
―「卵子の老化」も妊娠の確率を下げてしまいます。なんとか老化を遅らせる方法はないのでしょうか。

宮崎:遅らせる方法ということでいうと「健康に過ごす」の一言に尽きます。
ほとんどの人はストレスや悪い生活習慣が原因で、卵子の年齢が実年齢よりも高いのですが、体を整えることで卵子の年齢が実年齢と同じくらいまで戻るということはあります。

―本書で紹介されている「妊娠体質」は主に母体について書かれているように思うのですが、男性が「妊娠させやすい」体質に変わる方法はありますか?

宮崎:男性も、基本的には女性と一緒です。やはり、食生活や睡眠などの習慣を改善することで、血行を良くして体温を上げて、ということになります。

―「冷え」が妊娠を遠ざけるとされる理由について、今いちど教えていただければと思います。

宮崎:私たちは通常、単に「体が冷える」というだけでは、生死に関わるようなことだとはなかなか思いません。しかし、脳は体が冷えると「危険」と捉えるんです。
「もしかしたら絶対絶命の時かもしれない」と脳が判断すると、脳や心臓、肺など、止まると死に直結するようなところに優先して血液が送られます。すると手足や生殖器官など、「なくても生きていける」場所には血が行き渡りにくくなるわけです。
子宮にしても、なくても死ぬわけではないですから、体が冷えるとやはり血が行きにくくなり、そうするとどんどん老化が早まってしまいます。これが「冷え」が悪い理由です。

―体温についてですが、何度以下が要注意、というのはありますか?

宮崎:平熱が36℃以下の方は要注意でしょうね。本当は36.5℃以下の方は気をつけてほしいのですが、それだとほとんどの女性が入ってくるでしょうし、男性も8割くらいは当てはまってしまいます。
だから、平熱が36℃以下にならないよう注意しつつ、生活習慣の改善によって36.5℃を目指していただきたいですね。

―体温というのは、血行が良くなれば上がっていくと考えればいいのでしょうか。

宮崎:そうですね。血行がいい状態をキープできれば平熱は上がってきます。

―妊娠力を下げる習慣も興味深いものでした。ただ、睡眠時間や不規則な食事など、仕事をしている女性にはなかなかハードルが高いものもあります。仕事もできるだけ続けたい、でも妊娠もしたいという女性はどんなことに気をつけるべきですか。

宮崎:これは難しいですよね。個人というよりは日本全体の問題だと思うのですが、まずは小さな変化を起こすことから始めてみてほしいと思います。
仕事を辞めたりといった大きな変化は、実際問題なかなか起こすのが難しいので、仕事を続けながらも、小さなことでいいので体にいい習慣をつけていくことが重要です。
体が本来持っていた力を取り戻して、妊娠しやすい体を作るには「睡眠」と「食事」「運動」が大事なのですが、寝る前に軽くストレッチをするとか、パソコン・スマホを見ないようにするだけで睡眠の質は上がりますし、体を温めるものを食べるというのも心がけていればできることです。運動も毎日1分でもいいのでとにかく続けてほしいですね。

― 一般的に、男性は女性の妊娠についてあまりにも無知です。子どもを授かるために男性はどんなことを学ぶべきでしょうか。

宮崎:子どもを望んでいるのに授からない時、女性の方が責任を感じてしまうことが多いのですが、そうではなく不妊の原因は男女それぞれに同じだけあるということをまずは知っていただきたいです。
そのうえで、女性と同じくらいの知識を身につけるというのがベターなのですが、そうはいっても体のことに対する興味は女性に比べると少ないというのがあるので、無理に勉強するよりも、家に帰ったら「今日はどうだった?」と話しかけて、女性の話を聞いてあげるなど、コミュニケーションを取ることを重視する方がいいかもしれません。

―最後になりますが、子どもを授かりたいと願う方々に向けてメッセージをいただければと思います。

宮崎:不妊によって苦しい思いをされている方は凄く多いと思います。でも、苦しい思いを抱えているだけでは、現状が更にストレスになってしまいます。
全ての病気はストレスから始まるという言葉もあるほど、ストレスは体に悪影響を及ぼすものですから、今の状況を少しでも変えていくことが大事です。
この本が、今の自分と向き合って、小さな変化を起こしてみるきっかけになれば嬉しいですね。
(新刊JP編集部)


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