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【Interview】学生が教授を逆評価?衝撃の口コミサイト「正直なシラバス」に大接近

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全国の大学・教授を、学生側から評価するという、大胆不敵な口コミサイト「正直なシラバス」。その正式版が、今月初頭にリリースされた。

学生による口コミサイトといっても、決して遊び半分のものではない。本サイトの根幹にあるのは、「新たな教育改革」。「こんな授業を受けたい」「こんな教授に学びたい」という、学生たちの真摯な願いに応えるべく作られた、真面目すぎるくらい真面目なサービスなのである。

発案者は、自身も現役大学生である、Woolop(ウーロップ)、代表取締役社長、江澤 拓宣 (えざわ ひろのぶ)氏。インターネットの口コミ手法を、教育のジャンルに応用した柔軟な発想力。その原点を探るべく、詳しいお話を伺った。

「おもしろい」「わかりやすい」を軸に大学と教授を評価

Q1、「正直なシラバス」誕生のきっかけと、正式版リリースまでの経緯について教えてください。

2014年4月に、早稲田大学に入学しましたが、入学する前に、大学で履修する授業を選択する手段が、あまりにも限られていることがわかりました。

大半の人は、親しい先輩から話を聞いたり、大学近郊の書店で売られている、講義情報誌のようなものを購入していました。しかし、そこで得られる情報が、正確とは限らない。あくまで噂話であるにも関わらず、それらの情報を真に受けて、実際に授業をとってしまう人が多く、その後、後悔するのです。

これをなんとかネットの力で解決できないかな、と思い始めたのが発端です。まさに、自分が「こんなものがあったら、便利なのにな」と感じたことが、今の「正直なシラバス」誕生のきっかけでした。(中略)

実際にサービス(β版)をリリースしたのは、2014年6月です。いきなり全国展開しても、ユーザーがついてこないだろうと思い、東大、早稲田、慶應の3校限定で公開しました。(中略)そして、万全の準備が整った2015年2月、ユーザーの声を最大限に取り入れた、「正直なシラバス」正式版をリリースしたのです。

Q2、「正直なシラバス」とは、どんなサイトなのでしょうか。

全国の大学と教授のクチコミ評価を、ユーザーが無料で閲覧できるサービスで、現在、全国31校に公開中です。

教授のクチコミ評価は、「おもしろい」「わかりやすい」「単位取得」の3つから成り立っていますが、実際の総合点数に反映されるものは、「おもしろい」「わかりやすい」の2つだけです。

単位の取得の難易度を示す「単位取得」は、一切総合点数に反映されません。こちらはあくまで、ユーザーのさまざまなニーズに応えた結果、付け加えた機能です。これは私たちが、教授の善し悪しは、単位が取りやすいかどうかで決まることではなく、その授業の中身で判断すべきだと、考えているからです。

また、「特徴」という項目もあります。「課題が多い」「レジュメが見やすい」「ペースが早い」といった20の特徴から、ユーザーが自由に選択できる項目です。ユーザーはここで、より詳細な教授の特徴を、閲覧することができます。(中略)

公開大学、順次追加予定。学生と教授の最高の出会いをサポート

Q3、誹謗中傷など、サイトに有害な行為については、どのような監視体制を敷いておられますか?

運営の監視体制を、正式版から大幅に強化しました。すべての口コミを、人の目でチェックしております。

自動的に検出するシステム導入の可能性も検討しましたが、万が一漏れが発生した場合のことを考慮し、人の目で行うことに決めました。「正直なシラバス」は、あくまでも良質なサイトでありたいという願いの下、運営しております。(中略)

Q4、今後の展開と、ユーザーへのメッセージをお願いします。

現在は全国31校の公開ですが、今後は順次、公開校数を増やしていきたい、と考えております。

学生の皆さん!大学生活は、4年間しかありません。そのわずかな時間を有意義にするためにも、授業選びは慎重に行いたい、という方も多いでしょう。そんな時は是非、「正直なシラバス」をご利用ください。新しい教授との出会いが、そこで待っているかもしれません。

教授の方々へ!本当に良い授業を受けたい、と考えている学生はたくさんいます。しかし、その選択肢は、今までありませんでした。「正直なシラバス」を閲覧して訪れる学生が、近いうちにやってくるかもしれません。その時は、温かく迎えてあげてください。よろしくお願いします。

正直なシラバス

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