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かみきれない鼻水の謎

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風邪なのか花粉症なのか、鼻の奥に残っている感覚が続き、かんでもかみきれない鼻水は本当に困ったもの。スッキリしない鼻水に仕事もぜんぜん集中できなくなってしまいます。そんな鼻水が原因で起こる「慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)」、通称「ちくのう症」には、顔のまわりにある「副鼻腔(ふくびくう)」という空洞が関係しているんだとか…。

●頭蓋骨(ずがいこつ)には鼻水が溜まる空洞がある!?

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風邪や花粉症の症状の一つである鼻水は、そもそも何のための出てくるのでしょう? JCHO(ジェイコー)東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科部長の石井正則先生に聞いてみました。

「鼻水は、加湿とともに体内に入り込んだホコリやウイルスや異物を体外に排出するために出てくるものです。ただし、鼻水がウイルス感染やアレルギー物質の影響で粘性が増すと、副鼻腔に溜まりやすくなります。ドロッと粘度を増した鼻水は、かんでもかみきれず排出されにくくなります。すると、鼻水と一緒に排出されるはずのウイルスや細菌で副鼻腔が炎症を起こし『慢性副鼻腔炎(ちくのう症)』になってしまうんです」

つまり、「ちくのう症」になるきっかけの一つが、かみきれない鼻水だといえるわけだ。ところで、「副鼻腔」はどういうものなんですか?

「頬やおでこ、目と目の間にある骨の空洞部分を副鼻腔といいます。健康な時には空っぽですが、ここが炎症を起こし膿(うみ)が溜まると、『ちくのう症』を引き起こします」

もし、副鼻腔がなければ炎症も起こらなくていいように思いますが、何か働きがあるんですか?

「大きく3つの役割が考えられます。1つ目は、頭蓋骨の軽量化。スイカのように重い頭蓋骨を軽くするため、空洞ができたといわれています。2つ目は、声を副鼻腔で共鳴させて、大きく澄んだ声を出すため。鼻声になるのは、副鼻腔が腫れたり膿が溜まったりすることで共鳴しなくなるからなんです」

ムダに空いているというわけではないんですね。では、3つ目は?

「鼻から吸った空気の温度と湿度を一定に保つ役割があるんです。今の時期、冷たく乾燥した外気が直接肺に入ると、気管支などを痛めてしまう危険があります。しかし、平均で温度37℃、湿度100%に保たれている副鼻腔を通ることで、空気の温度と湿度が上がり、肺に負担をかけずに済むのです。暑い時期は、逆に外気を冷ます働きがあるといわれています」

体の負担を減らす重要な役割もあったとは。その働きを十分に発揮するためにも、副鼻腔は健康な状態であってほしいものです。しかし、かみきれない鼻水が出たりするなどの症状で「ちくのう症」の恐れがある人は、薬局で手軽に手に入る市販薬で早めに対処するのが得策。

たとえば「チクナイン」は、9種類の生薬を組み合わせた漢方薬「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」の働きで、副鼻腔に溜まった膿の排出を促しながら、膿の発生も抑え、鼻の炎症を鎮めてくれる薬。錠剤・顆粒の2タイプがあり、どちらも1日2回服用するだけと手軽な上、眠くなる成分が入っていないので、忙しいビジネスマンにも安心です。まずは1週間飲み続け、効果が出るか確認するといいそう。

副鼻腔の大切な働きを知ったうえで、鼻の症状の変化に敏感になると、「ちくのう症」予防につながるはずです。

(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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